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生きていくために必要な副腎のホルモンがあり、次に甲状腺が作り出すホルモン

ビタミンCには無機質をキレート化合物として体外に排出する傾向もある。こういう特徴は鉛中毒の治療法や、環境中の鉛分に対する解毒剤として非常に有用である。しかしビタミンCを大量に投与すると、鉛以外の無機質もキレート化合によって血中からは排出される。

メガビタミン療法は肺がんの発生率を大幅に高めるだけでなく(ビタミンを投与されていないグループと比較して28パーセントの上昇)、心臓病の発生率も高くなる(17パーセントの上昇)ことが判明↓

ペットボトル入りの水を買ったときは、それを車やガレージに置いたままにするのはやめよう。熱によって、プラスチックから化学物質が溶け出るからだ(中略)古い家庭用水道管の中には、脳に最もダメージを与える毒素の1つ「鉛」が含まれているものもある

重金属などの化学的なもの、さらに、すでに罹患している持病や感染症なども、すべてストレス

貧しい家庭の場合、じつは住んでいる家に問題があることが多い。壁から剥がれたペンキの粉を吸い込んで鉛中毒に

潰瘍性の疾患は、ストレスとの関係が指摘されていますが、これはストレスが顆粒球増加を促すというメカニズムで発症(中略)悪者と化した顆粒球が最初に反応するのが粘膜の常在菌です。増えすぎた顆粒球は普段ならほとんど攻撃しない粘膜の常在菌を過剰に攻撃して炎症を引き起こします。最も深刻なのが粘膜への直接攻撃です。常在菌が少ないときでも、顆粒球は自らが出す活性酸素で粘膜組織を破壊する(中略)こうして体のあちらこちらで化膿性の炎症が起き始めます(中略)さらに悪いことに、顆粒球が増えると、粘膜上で顆粒球が役目を終える際に発生する活性酸素の量も増えてきます(中略)さらに、体のあちこちの粘膜で組織破壊が起き始めます。レベル5になると、がん、胃潰瘍、潰瘍性大腸炎、十二指腸潰瘍、白内障、糖尿病、通風、甲状腺機能障害、クローン病などが出てきます───安保徹医博(著書名失念)

甲状腺で起こる橋本病やバセドウ病などの治療は、まず甲状腺の土台となる副腎が疲労していないかを疑うところから始めなければいけない(中略)ホルモン治療には、第一に副腎、その次に甲状腺、性ホルモンの順に治療すべきだという優先順位(中略)土台となっている副腎をケアしないまま、甲状腺、性ホルモンの治療をしても、根本的な解決にはならない(中略)ホルモンは、単独で動いているわけではなく、基本的には複数のホルモンがバランスをとりながら、ネットワーク的に生命活動を営んでいます(中略)健康を維持するネットワークを「蜘蛛の巣」にたとえて説明していますが、その中央にあり、土台とされているのが副腎という臓器(中略)ストレス要素が多過ぎれば、コルチゾールを浪費して、副腎は働きっぱなし(中略)重金属などの化学的なもの、さらに、すでに罹患している持病や感染症なども、すべてストレス(中略)(※副腎は)コルチゾールをはじめとした、生命を維持するために必要不可欠なホルモンを50種類以上も分泌(中略)性ホルモンというと、性腺だけでつくられるものと考えがちですが、実は副腎が第2の生産地(中略)副腎は男性にとっては女性ホルモン、女性にとっては男性ホルモンの唯一の生産地(中略)ここで大切なのは、「ストレスはどこで感じるか?」という問題です。多くの人は「心でストレスを感じる」と考えがちなのですが、これは誤りで人間は脳でストレスを感じる(中略)脳がストレスをキャッチすると、脳から副腎に「ストレスに対応しなさい!」という指令が伝達され、副腎はそのストレスに対抗する力として、ホルモンを分泌(中略)副腎はすい臓と同じく、異変があっても自覚症状があらわれにくい「無言の臓器」※引用者加筆.

甲状腺ホルモンは汗をかくことで分泌され、ギックリ腰の対策・予防に必要

「甲状腺の治療をしても、いまいち効果が上がらない」といったことが起こる(中略)ホルモンには生産される優先順位、図のようなヒエラルキーが存在します。これは「もっとも生産の優先順位が高いのが性ホルモン」ということではなくその逆で、一番ベースに生きていくために必要な副腎のホルモンがあり、次に甲状腺が作り出すホルモン、最後に性ホルモンが続くという意味です。副腎のホルモンがしっかりと作られていないと、(※P47)図上で上にあるホルモンも作られなくなってしまう(中略)小腸に炎症があると、まず先述したように、炎症を鎮めるためのコルチゾールが大量に必要になり、副腎が疲れます(中略)副腎疲労の患者さんは、ほぼ100%の方が腸に問題を抱えています。便秘や下痢といった自覚症状がある方 ※引用者加筆.

水銀は、酸欠(貧血)、ミトコンドリア機能低下、甲状腺機能低下症など、疲労に

水銀が引き起こす、最も多い症状は疲労(中略)酸素運搬能力が低下するからです(中略)水銀は、強力な活性酸素を発生させますので、細胞内に入り込むとミトコンドリアを傷つけて、エネルギー源であるATPの産生をやめてしまいます(中略)ミトコンドリアは、非常に活性酸素に弱い器官(中略)つまり、水銀は、酸欠(貧血)、ミトコンドリア機能低下、甲状腺機能低下症など、疲労に関するさまざまな影響を同時に引き起こす(中略)水銀は、その持っている毒性に加えて、正常なミネラルの働きを邪魔する能力を有している(中略)自閉症と毛髪中の水銀(※自閉症の子どもはそれ以外の子どもに比べ体内に水銀が蓄積)(中略)つまり、水銀を排泄できない子どもほど、体内に水銀が蓄積して、症状が出ている ※引用者加筆.

はがれたペンキの「鉛」に気をつける(中略)ペンキの一部の防カビ剤、体温計、歯の詰め物、一部の電池からも水銀に暴露している。水銀中毒の最初の兆候は、疲労、うつ状態、脱力感、いらだち、注意力欠如、記憶喪失、頭痛である。最後には神経変性、振戦(震え)、発作、永久的な脳損傷が引き起こされる。事実、「帽子屋のように気が違った」という表現の語源は17世紀フランスにさかのぼる。帽子屋は帽子の製造過程で慢性的に水銀に暴露していたために、震えや病的な怒りを経験していたからだ(中略)鉛は幅広い作用をもつ毒だ。ある研究では、低濃度の鉛にさらされたラットが、脳内のあらゆる部位でミトコンドリアの機能低下を経験した。鉛への暴露はまた、神経伝達物質を変化させ、認知および行動の障害を引き起こした。ブタの鉛への暴露の実験では、ミトコンドリア内に小さな組織が形成され、これらの組織がミトコンドリアを拡大し、それが機能不全や変性につながった。鉛にさらされた子供や成人は、運動協調性の不調、脳損傷、発作、けいれん、学習および行動障害をこうむることがある。ミシガン州フリントの不幸な例のように、鉛製の水道管で水が鉛に汚染される可能性もある。

継続的なストレスが炎症を生む↓

健康な細胞はグルタチオンを十分つくれるため水銀を排出できますが、排出できない人はまずここに問題があります。というのも、グルタチオンは、解毒以外に抗酸化という重要な役割を持っていて、体内のどこかに炎症があると、その炎症や酸化を食い止めるためにたくさん使われてしまうのです。そのため、絶対量が不足して、水銀排出まで手が回らなくなってしまう(中略)ですから、ビタミンCやE、コエンザイムQ10、ポリフェノールなど、抗酸化サプリメントを使用することも大事ですが、一番大切なことは、体内に隠れた炎症がないかどうかを見つけること(中略)水銀を細胞から出すときには、細胞膜を柔らかくしておく(※フィッシュオイルや亜麻仁油を摂取)(中略)カンジダ菌というのは真菌(カビ)の仲間 ※引用者加筆.

必要とする休息とは、横になることで得られるものではない

アフラトキシン(※カビ)、水銀もすべて「自然の」物質であるが、私たちの身体にとっては害となる(中略)副腎が弱っている動物は軽度のストレスでさえ死に至る(中略)アドレナル・ファティーグが線維筋痛症の発症に先行する場合もある(中略)ずっと昔から、副腎疲労の回復には休息が必要であると知られていたが、アドレナル・ファティーグが必要とする休息とは、横になることで得られるものではない。それはむしろ自分のために立ち上がること、そして生活の中の有害なストレスを除去する、または最小限に抑えることから得られる。どんな状況においても、何らかの対策を取ることができると感じれば、ストレスは軽減する ※引用者加筆.

女性はオーガズム後に、炎症を起こすストレスホルモンのコルチゾールが減る↓

副腎が疲れる端緒となるのは、ストレスによりコルチゾールが必要以上に分泌されてしまうこと。このような状態のとき、体内のビタミンCも多く消費されています(中略)意外な病気が副腎の機能低下と関連している可能性があります。その一つが、中高年の女性に多い繊維筋痛症です。体の広範囲に痛みを感じ、普通なら痛みを感じないほどの刺激に対しても、激痛が走ることがあります。日常的に襲う痛みのために心身とも衰弱する病気───スクエアクリニック 本間良子院長(著書名失念)

【トップ5%とビリ5%に、凄いやつがいる。】世の中に出たら、どこの世界でも、面白いやつは、トップの5%と、どん尻の5%です。

サイコパスの中には過酷な子ども時代の傷跡を残す者もいれば、安定した家族の「持て余し者」もいる(中略)サイコパスは精神疾患の典型的な徴候を全く示さない。幻覚をみることもなければ、幻聴が聞こえることもない。混乱したり不安におびえたりすることもなければ、抑えがたい衝動に駆り立てられることもない。人付き合いが下手だという傾向もない。彼らは往々にして、平均以上の知性を備えている。

境界性パーソナリティ障害BPDの原因は、もともと私たちがお互いに離れていたという事実であり、そのような離れた状態から羊飼いとヤギの世界観に近づくと、私たち(子羊)は境界性人格障害の状態に陥りやすいのです。

解釈が正しく行われれば、そして通常はセラピーでかなりの時間が費やされれば、患者への洞察へとつながります。そうすると患者はある様態で自分を行動させ、反応させ、考えさせていた無意識の動機を理解します。他のセラピストもまた、解釈を行いますが、精神力動セラピスト(※フロイト派のセラピスト)が最もうまく行います。これがセラピー技法の兵器庫の中で、主たる武器であり、ほとんどすべてのセラピーで最も強力なのです。※引用者加筆.

羊飼い、羊、仔ヤギでは定規の長さや器の大きさが異なります。 フラストレーションやトラブルの多くは、世界観の根本的な違いに起因しています。

何年間も避けてきた問題に直面するかもしれません(中略)長年抱いてきた信念や価値観に疑問を投げかけることになるかもしれません。

ほとんどのサイコパスは暴力的ではないし、暴力的な人のほとんどはサイコパスではない(中略)サイコパス(精神病質)から学べることはたくさんある。サイコパスの人格と知性のある側面は往々にして成功者の資質をなす。

「彼らは、私たちのなかにもあるなにかをもっている。私たちは、そのなにかがなんであるのか知ろうとして、彼らに惹きつけられる」と、マーク・マンは書いている(中略)私たちの想像を圧倒的に刺激するのは、なぜなのだろうか? 「明らかに、魔性は人を惹きつける」 と、同記者は書いている(中略)ニューヨーク・タイムズ紙の記者はさらに言う。「私たちだって、ひと皮むけばみんなサイコパスなのだ」

メランコリー性うつ病では患者は喜びを感じられず、アンヘドニア(失感情症、失快感症)と言われている症状を呈する。一方に大うつ病もカタトニアを含むいくつかのタイプがあり患者はほとんど動かない状態となる。また精神病性大うつ病(PMD)では、うつ病のみならず、幻覚や妄想をも患者は体験する(中略)サイコパスはその不安の欠如から他にも利益を得ている。ステロイドホルモンのコルチゾールは身体の主要なストレスホルモンだが、身体中を駆け巡り、ブドウ糖や脂肪、タンパク質代謝の動員や免疫機能阻害のようなストレス反応の一部を実行している。こうしてストレスに常態的にさらされると、身体は病気への防衛力が弱まる。サイコパスのように自然にストレスを感じることがほとんどない人間は、この免疫システムが常に最高の常態で機能しているので、その全人生において多くの病気を回避できる。


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