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自分にまったく利益をもたらさない人間をどうあつかうかで、その人がどんな人間かがはっきりわかる

相手の立場になってみることには、隠れた利点もある。相手がどんな考え方をしているのかが、より簡単にわかるだけではない。それによって、あなたが進路変更をしたり、相手の侵入を防ぐバリケードを築くこともできるようになる。しかしそのためには、あなたが物事を自分の立場からではなく、相手の立場から見る必要がある。まず相手の立場で考えてみる。

意味を判断して、自分がどう行動すべきかを知る

「自分にまったく利益をもたらさない人間をどうあつかうかで、その人がどんな人間かがはっきりわかる」

どこまで遠くを見据えて、先へ先へと考える能力(知能)を持っているか

自分を常に客観的に見ることができる人は、周囲の人がやっていることを細かく観察するのがうまく、その意味を判断して、自分がどう行動すべきかを知る。最終的にはどのような行動を期待されているかまで理解することができる。

健康でなければ、仕事にならない↓

「全体のなかで、自分はどこらへんに位置するのか」

養子をもらう家庭はどこも似通っている(中略)養子をもらう家族の社会経済的地位(SES)は養子をもらわない家族より高く、養子をもらう家族でSESが最下層に位置する家族はめったにいない(中略)養子をもらう家族は平均して七〇パーセンタイル(上位三割の地点)に位置(中略)養家の環境はほとんどがかなり似ていて、おもに健全な中流階級あるいは上層中流階級の家族からなっている。SESの低い養家でも、育児方法では高い水準にあって、高いIQが期待できる(中略)「中流階級(ミドルクラス)」とは、高位の事務職、教育職、監督および下位管理職を指す。「上層中流階級(アッパーミドルクラス)」とは、専門職および高位管理職を指す。

マス層  日本国民のほとんどの方が属する層です。いわゆる「普通の人」のことで、国民全体の8割近く↓
平凡な才能の人であっても、意欲や時間、ひたむきに続ける規律があれば、優秀な専門家になれる

何が一番、賢い考えなのかは、その人が、どこまで遠くを見据えて、先へ先へと考える能力(知能)を持っているか、である。

ビッグデータの分析では、男の関心が「若さ」に集中する

社会学者のロイ・バウマイスターとキャスリーン・ヴォーズは、繁殖をめぐる生物学的な男女差によって、男性はセックスに進んでお金を払い、女性は代価を───お金や約束やそのほかの手段で───設定するという状況が生まれると論じている。 男性側に長いあいだ資源をつぎ込むつもりがないなら、女性のほうも、エンペラーズ・クラブのエスコートのように、自分の愛情に一回かぎりの高い代価を要求するかもしれない。バウマイスターとヴォーズによれば、男性は可能なかぎり安い値段でセックスを求めることに意欲を燃やし、女性は可能なかぎり高い値段をつけることに意欲を燃やす。この観点からすれば、女性にとってのセックスはどちらかといえば犠牲なのに対して、男性にとってのセックスはどちらかといえば機会だ。

最高レベルの人は、ほかの人たちより、ひとりでする計画的な練習に長い時間を割り当てていた。要するに、専門技術は遺伝がもたらすものではなく、練習の量と質の成果であり、平凡な才能の人であっても、意欲や時間、ひたむきに続ける規律があれば、優秀な専門家になれる可能性はある(中略)むしろ自制心、決意、粘り強さによるところが大きいということも単純な事実だ。

ビッグデータの分析では、男の関心が「若さ」に集中する一方で、女の興味は「収入と資産」に集まる(中略)オーガズムに達している女性の比率は、「貧困」「中流の下」「中流の上」では6%から8%でほとんど変わらないが、男性が「富裕」の場合は12%超と約2倍に(中略)どのような要素を組み合わせても、オーガズムにもっとも強く影響したのはパートナーの収入で例外はいっさいなかった(中略)女性のオーガズムの平均時間は男性よりやや長く、約24秒間持続する(男性は15秒)(中略)オーガズムにともなって膣や子宮が収縮すると、吸引ポンプのように精子を子宮に送り込み、妊娠確率を高める(中略)女性をオーガズムに導くには、男の「カネ」がものをいう

オーガズムにともなって膣や子宮が収縮

オーガズムに達することで、ストレスは大幅に解消されます。絶頂を迎えるときには、「愛情ホルモン」と呼ばれるオキシトシンが大量に分泌されることで、ストレスが緩和されるのです。またオーガズムは、老化防止にも役立ちます。

どのような要素を組み合わせても、オーガズムにもっとも強く影響したのはパートナーの収入

オーガズムの回数が増えるほど、女性はストレスが減り、病気が減り、老化が抑えられる(中略)定期的にオーガズムを体験している女性は、免疫システム全体が調整され、炎症マーカーが下がる。女性はオーガズム後に、炎症を起こすストレスホルモンのコルチゾールが減る

女の興味は「収入と資産」に集まる

あなたがまわりの人たちより物事をうまくこなすようになると、彼らは自分自身の業績や人生について疑問を抱きはじめる。すると取り残されたように感じ(意識的、もしくは無意識的に)あなたをもといた場所に押し戻そうとする。なぜ人は、それがたとえ友人でも、あなたを「もといた場所に」押し戻そうとするのだろう?動物も人類も、生まれつき集団内の自身の立ち位置を意識できるようにできている。カニの集団は、罠もしくはバケツから逃げようとする仲間を文字通り引きずり戻し、グループ全体を確実な死に追いやる。人間の場合、集団内のメンバーが、他を上まわる成功を収めたメンバーの足を引っ張ろうとする(中略)グループから、裏切り者扱いされる危険がある。あからさまなねたみや悪意、あるいは不健全な競争意識からネガティブな言葉を浴びせられることもある。ただ、自分が害のある否定の言葉を口にしていることに気づいていない人の方が多い。気づかいをしているつもりで、警告の言葉を口にする人もいる───「どうかな、サラ、きみが傷つくようなことんなってほしくないんだ」。

定期的にオーガズムを体験している女性は、免疫システム全体が調整

アロスタティック負荷というと、携帯電話を手にBMWを運転する裕福なビジネスマンやキャリアウーマン、子どもを高級車に乗せてショッピングセンターやサッカーの練習に連れていく郊外の忙しい親たちがなりやすいと思うかもしれない。本や雑誌がよくこのような人を取りあげるのは、おもに彼らがそういう本や雑誌を買って読むからだ。実際は、社会経済的地位が低い人のほうがアロスタティック負荷に悩まされる可能性は高いのである。イギリスの公務員の調査で、社会的経済地位が低い人のほうが病気になる率も死亡率も高いことはすでに述べた(中略)つまり社会経済的地位が低い人ほど、アロスタティック負荷が高い(中略)いちばんアロスタティック負荷が低かったのは経済的地位と人間関係の満足度のうちどちらかまたは両方で否定的な報告があったにもかかわらず、以前に比べると上向きな人生をたどっている人たちだ。さらにその中でもよかったのは、経済的地位の評価は低かったが、人間関係の満足度は高く、生活が良い方向に向かっている人たちだった。この結果も、たとえ状況は不利でも、前向きの姿勢が、私たちを守り、回復力を発揮させることを示唆している。さらに重要なことに、生活がよいほうに向かっているから回復力があるのではなく、回復力があるからよい方向に向かう可能性があることだ。金銭的にも人間関係にも恵まれ、生活も向上していた人たちがいちばんよかったわけではないのはなぜか。それは彼らに回復力があったというより、運がよかっただけで、アロスタシスが試されたことがないからかもしれない。四〇年を隔てても変わらずに経済的に恵まれていたということは、比較的楽な人生を送ってきたということで、人間関係もうまくいくのは当然といえば当然だ。だから、そういう人は状況が急に変わったとき、人間関係でつまづくかもしれない。心と体の健康は社会経済的な状況次第とあきらめるのでなく、逆境にうまく対処している人からもっと学ぶべきだ。

バフェット氏のように、学習時間への圧倒的な投資こそが、自分を信じる基本↓



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