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脳で感じたストレスは自律神経を通じてダイレクトに腸に伝わる

継続的なストレスが炎症を生む(中略)ストレスにさらされるばかりで回復の時間が与えられないでいると、身体は自分が危機に瀕していると考える。それが引き金となって炎症が生じ、白血球が甲状腺や他の体内システムを攻撃

重要なのは、人間の脳は慢性ストレスの数ある要因を判別できないという点

人は自分にとって重要で不可欠な人間関係を維持するために裏切りに目をつぶる(中略)裏切りに目をつぶる現象が起きるのは、結婚生活の意地であろうと、家族のまとまりのためであろうと、地域社会での自分の立場を保つためであろうと、何らかの状況の現状維持が当人にとってきわめて必要だからだ。生き続けるために結婚生活や家族、地域社会が欠かせないと思うなら、裏切りに目をつぶっていることはその人にとって生きていくための戦略となりうる。これまで現状を驚かす真実をを認識しないでいるときには、精神的プロセスと社会的プロセスの双方が作用している。この無認識は生きていくための戦略として生じたもの(中略)沈黙すれば不正はいつまでもそのままだ(中略)人は裏切りに目をつぶることで、苦しみを無視(中略)慢性的な裏切りトラウマの場合にはオキシトシン系が調整不全を

裏切りに目をつぶっていることはその人にとって生きていくための戦略

心とは本当は心ではなく五感、体感

脳で感じたストレスは自律神経を通じてダイレクトに腸に伝わるため、便秘や下痢など病気の原因に

理解することによって類似点が見つかり、ばらばらだったデータにまとまりができる。そして人は理解した瞬間に、脳にかかる負荷が小さくなるのを感じることができる。不安やストレスも小さくなり、心も落ち着くのだ。

心の土台は精神である。精神を司る細胞は脳のグリア細胞

成長を止めるストレスホルモンは、自分に必要なエネルギーを蓄えるために免疫システムの働きを中断させてしまう。(※細胞生物学者ブルース・)リプトン博士はこれが病気の原因の90%以上を占めると信じている。博士が最終的に大学を離れたのは、自分が信じていないことを学生に教えることはできないと思ったからだ。※引用者加筆.

慢性的な裏切りトラウマの場合にはオキシトシン系が調整不全を

睡眠薬は、ただ脳の外側だけを眠らせているにすぎない(中略)その結果、不眠と睡眠薬の悪循環が(中略)事態はどんどん悪化していく。

睡眠不足がガンにつながる具体的なしくみもわかってきている。原因の一部は、睡眠不足によって交感神経が過度に興奮することだ。この状態が長く続くと、体内の免疫システムが炎症という反応を示す↓
人は理解した瞬間に、脳にかかる負荷が小さくなるのを感じることができる。不安やストレスも小さくなり、心も落ち着く

なぜ副腎疲労から、うつ病に近い症状が起こってしまうのでしょうか。まず「副腎が疲労している」ということは、現状受けているストレスに対応するだけで、手一杯という状態です。つまり、副腎からしてみれば、「新しいストレスは、処理できないよ!」と、あなたにお願いしたい状況にあるわけです。もし、この状態のときに、あなたがハッピーな気持ちでいると、積極的に外の世界に出たくなり、家の外に飛び出していってしまうことでしょう。そして、副腎が恐れている新しいストレス源に出会ってしまうことになります。そうなると、すでに手一杯の副腎は著しくダメージを受けてしまい、副腎疲労は一気に進行して、どんどん機能不全に近づいていき、生命の危機的状況に陥ってしまいます。

BPDの人の怒りは、他の怒りの表現とは対照的に、感情の自然発火と表現できるような、突然で予測ができないものと特徴づけられます。BPDの人は一見、表面上何の理由もなく感情を爆発させるようにみえるかもしれませんが、怒りは常に存在↓
セロトニンは自尊心を保つためになくてはならないもので、気分や衝動を調整↓

脳と腸は太いパイプでダイレクトにつながっています。そのため、脳で感じたストレスは自律神経を通じてダイレクトに腸に伝わるため、便秘や下痢など病気の原因に(中略)腸内環境が悪くなると、腸内の悪玉菌が増え、腸の消化吸収能力はさらに悪くなります。こうした汚れた腸からは汚れた血液しかつくれません。だから、腸が悪いと全身の調子が悪くなる(中略)汚れた血液はどこへ行くのかというと、肝臓から心臓へ運ばれて全身へ行き渡り、脂質代謝を悪化させることで内蔵脂肪としてたまっていきます(中略)肥満になると日和見菌である「フィルミクテス門」に属する腸内細菌が腸内で増殖し、この細菌類が増えすぎると肝臓の細胞を老化させて、肝臓がんを発症させる───順天堂大学医学部 小林宏幸教授(著書名失念)

緊張を強いられたりすると、ビタミンBは大量に消費される↓

副腎疲労の方には、ビタミンBを吸収しにくい人が多い(中略)副腎疲労の患者さんの多くは、体がビタミンB群不足に陥っています。なぜかというと、副腎が、脳で感じたストレスに対抗するときに、このビタミンB群を使うからです。副腎が疲労してしまうほどのコルチゾールを大量生産したわけですから、当然その材料であるビタミンB群はたくさん消費されてしまいます(中略)副腎疲労の患者さんは、腸の吸収力が悪くなっている方がほとんどです(中略)腸から吸収できなければ、栄養たっぷりのまま大腸に流れて、腸内の菌を増殖させてしまうだけ

副腎疲労の患者さんの多くは、体がビタミンB群不足に陥っています。なぜかというと、副腎が、脳で感じたストレスに対抗するときに、このビタミンB群を使うからです

長期にわたる慢性ストレスは脳に損傷を与えうる(中略)重要なのは、人間の脳は慢性ストレスの数ある要因を判別できないという点(中略)侮辱や脅しを受けている人は病気にかかりやすくなる(中略)食事して2時間以内に社会的ストレスにさらされると、身体はその食事に104カロリーが余分に加えられたものとして代謝する。それが毎日続けば、1年で約5キログラム太るはずだ

食事して2時間以内に社会的ストレスにさらされると、身体はその食事に104カロリーが余分に加えられたものとして代謝する

短時間のコルチゾール大量放出は自然で正常なことだが、慢性的に低量のコルチゾールが放出され続けると、肥満と慢性炎症が促進される

体に炎症があると、そもそもセロトニンが作られにくくなっています(中略)セロトニンは精神を安定させる作用↓
慢性的に低量のコルチゾールが放出され続けると、肥満と慢性炎症が促進される

コルチゾールの「身体の脂肪の燃焼を妨げる作用」(中略)コルチゾールの血中濃度が増えると、腹部に脂肪が蓄積する。そのうえ、食欲が増し、高カロリーのものが食べたくなる。もし、あなたが多くのストレスを抱えていてコルチゾールの血中濃度が上がったままの状態が続いていたら、ウエストのまわりにますます脂肪がつき、甘いものが無性に欲しくなる(中略)慢性的にコルチゾールが分泌されると───それが何か月も、あるいは何年も続くと、海馬は萎縮

肥満になると日和見菌である「フィルミクテス門」に属する腸内細菌が腸内で増殖し、この細菌類が増えすぎると肝臓の細胞を老化させて、肝臓がんを発症させる

近年の研究は、脂肪細胞が放出する有害な毒素が、血液脳関門(血液と脳の組織液との物質交換を制限する機構)を通過するという可能性を示唆している。つまり、あなたが太りすぎていると、より多くの毒素が脳に侵入するということだ。脂肪細胞からの毒素は、脳に入ると、海馬に侵入し、認知を担うシナプスを殺したり、機能不全を引き起こしたりする。その結果、記憶力や学習能力が損なわれ、全般的な認知機能が低下する。

卓越した人になるには、一風変わった人間になるべきだ。そのためには、世間一般の尺度に従っていてはいけない。世間は、自分たちが求めるものを必ずしも知らないからだ

本当の休息とは、「ストレスを減らすこと」

創造的分野で大成功しているアーティストは、活躍がそれほどでもないアーティストに比べて、サイコパシー傾向が著しく高い数値を示す

マーケティングには重要な要素がある。それはエロス、つまり生への欲望と、タナトス、死への誘惑だ。簡単にいえばセックスと恐怖であり、このふたつが宣伝のための最強の武器となる。

短時間のコルチゾール大量放出は自然で正常なこと

卓越した人になるには、一風変わった人間になるべきだ。そのためには、世間一般の尺度に従っていてはいけない。世間は、自分たちが求めるものを必ずしも知らないからだ(中略)心理学者のポール・ピアソンは、ユーモアのセンス、神経症的傾向、サイコパシーが関連し合っていることを発見(中略)あなたはサイコパスを雇いたいとは思わないだろう? しかもサイコパスは概して業績も振るわないことが調査でも示されている。ほとんどの研究がここで終わっている。ところが『卓越したアーティストの人格的特性』と題する研究では、創造的分野で大成功しているアーティストは、活躍がそれほどでもないアーティストに比べて、サイコパシー傾向が著しく高い数値を示すことが証明された。

人は理解した瞬間に、脳にかかる負荷が小さくなるのを感じることができる。不安やストレスも小さくなり、心も落ち着く

トップエグゼクティブたちが休日に行っているのは、ストレス解消というより「趣味」。

セロトニンの場合もドーパミンの場合も、まず必要になるのは、ビタミンC───藤田紘一郎教授(著書名失念)



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