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マインド・ウィスパリング (神経科学、マインドフルネス、認知療法、仏教の教えを合わせて、自己破壊的な心の習慣を断ち切る技術の一つ)

低酸素状態で、がんの発症リスクが4倍

睡眠不足によって交感神経が過度に興奮する

世界レベルのアスリートたちにインタビューする機会に恵まれた。世界有数のランナー、スキー選手、ロードレーサー、サーファー、カヤック選手、登山家など、そうそうたる顔ぶれだ。だがブラッドの予想に反して、彼らの日々の習慣は千差万別だった。熱心にヨガをやる人もいれば、ストレッチなどやったことがないという人もいる。グルテンフリーを実践するベジタリアンもいれば、赤身肉を中心とした食生活を送る人もいる。氷水を張ったバスタブ(アイスバス)につかる人もいれば、温熱療法を好む人もいる。しかし、全員に一致する点が一つだけ見つかった。睡眠だ

睡眠不足がガンにつながる具体的なしくみもわかってきている。原因の一部は、睡眠不足によって交感神経が過度に興奮することだ。この状態が長く続くと、体内の免疫システムが炎症という反応を示す

ナチュラルキラー細胞はガン細胞の表面に穴を空け、その穴から毒性を消すプロテインを注入する。つねに体内にいてもらわなければ困るということだ。そして睡眠が少なくなると、ジェームズ・ボンドはあっという間にいなくなる(中略)睡眠不足がガンにつながる具体的なしくみもわかってきている。原因の一部は、睡眠不足によって交感神経が過度に興奮することだ。この状態が長く続くと、体内の免疫システムが炎症という反応を示す(中略)ある種のガン細胞は、炎症因子を腫瘍の中に誘い入れ、その力を借りて腫瘍に酸素と栄養を送り込むための血管をつくる。さらに腫瘍は、炎症因子を利用して、ガン細胞のDNAに損傷を与え、変質させていくことで、腫瘍の力をさらに高めることもできる。炎症因子と睡眠不足がセットになると、腫瘍が元の居場所から切り離され、他の場所に転移することも知られている。現在わかっているのは、睡眠不足ががんの成長と転移の一因になっているということ

光が目に入って網膜を刺激(中略)すると視床下部からセロトニンが分泌される↓

寝室に、電源を示す小さなものでもLEDの光があるなら、絶縁テープなどでふさぐべきだ(中略)体内時計が崩れた人は血糖値が高くなり、満腹感をもたらすホルモンであるレプチンの数値が低くなった(中略)バスルームまでの通路に常夜灯を使っているなら、赤色かアンバーにしておこう。僕は子供たちのために、バスルームにアンバーの常夜灯を

松果体は睡眠を促すメラトニンというホルモンを分泌↓

脳への酸素不足と関わりがある症状として、疲労、集中力・思考力の低下、物忘れ、不眠(中略)(※酸素)カプセルに入ることで、自律神経が交感神経優位から、「体を回復している・休息している・リラックスしている」場合に働く副交感神経優位へ(中略)溶解型酸素は結合型酸素より小さいので、大きい結合型酸素が行き渡らない毛細血管のすみずみまで確実に効率的に運ばれます(中略)(※酸素カプセルは)体内の細胞を酸化し、さまざまな組織をサビさせる酸素の活動に対抗する「抗酸化力」も向上(中略)結果、疲れにくくなり、また疲れても早く回復できる可能性が(中略)毛細血管は激しい緊張感といったストレスの影響で収縮し、酸欠状態に陥りやすい性質が(中略)疲労の原因となる血中の乳酸を酸素が分解するから疲れがとれる(中略)白血球に大量の酸素を供給すると、酸素ラジカルの殺菌力が亢進することにより、抗炎症作用が上昇(中略)HBO療法(※2から3気圧)は、Tリンパ球(骨髄の幹細胞に由来し、胸腺で分化する免疫担当細胞)を増加させ、顆粒球の酸素消費を亢進し、IgA(免疫グロブリンA)も高レベルとなる(中略)つまり、抗酸化物質それ自身が酸化されることで、細胞の酸化を防ぐ(中略)酸素吸入スプレーはヘモグロビンとの結合型酸素を補充するためのもので、いくら吸っても溶解型酸素の量は変わりません(中略)カプセルに入って気圧を高めることで、体内に溶存酸素量が増(中略)ミトコンドリアは酸素を使って栄養をエネルギーに変換する ミトコンドリアはエネルギーを作るのに、大量の酸素を使います(中略)高圧酸素療法と、酸素カプセルは厳密に言うと気圧の上限が違います(中略)溶解型酸素(※圧のかかった酸素)は体内での量は少ないものの、圧に比例して血液、体液に直接溶け込み、結合型酸素(※大気中から体内に取り込まれた酸素)が通れないような毛細血管でも、すみずみまで届きます。ただし、溶解型酸素は通常の呼吸だけでは非常に少なく、酸素吸入だけでは増えない ※引用者加筆.

(※サイコパシーの技術を持つ)モールトンは鈍感さの素晴らしい点についてこう説明する。「他人が眠れないときでもぐっすり眠れることだ」↓

血液中の栄養をエネルギーとして使えるようにするのが、酸素(中略)酸素不足で細胞が栄養失調になる。これが不調や病気の根本的な原因(中略)白内障、緑内障の治療は、原因である栄養不足の解消が中心になります。つまり、酸素をどんどん目に送り届けるということ(中略)白内障と緑内障の本当の原因は、目の栄養不足

往生際の悪いがん細胞が、栄養の一つとして取り込むのが、解糖系の生成物質である乳酸

ミトコンドリアは、細胞が酸素を使って呼吸できるようにする「細胞質内の電力パック」と呼ばれている

疲労の原因となる血中の乳酸を酸素が分解するから疲れがとれる

「がん関連繊維芽細胞」はがん細胞ではありませんが、がん細胞の命令で乳酸を作り、それをがん細胞に提供することが分かってきました。乳酸が増えると、がん細胞周囲の酸性化(乳酸アシドーシス)が促され、正常細胞にも大きなストレスを与えます。その結果、ガン細胞に対する免疫応答が低下し、浸潤や転移が起こりやすくなります。ケトン体には、ガン細胞の増殖を抑えるだけでなく、この乳酸を排除する働きがあることも確認(中略)がん細胞のなかには、大好物のブドウ糖を絶たれても、白旗を掲げることなく、あの手この手の生き残り戦術を展開する輩もいる(中略)免疫細胞はその存在に気づけません。その間、彼らはブドウ糖に代わる栄養を取り入れながら、反撃のタイミングを虎視眈々と狙っている(中略)こうした往生際の悪いがん細胞が、栄養の一つとして取り込むのが、解糖系の生成物質である乳酸です。最近になって、乳酸は単なる疲労物質ではなく、エネルギーとして再利用可能な「疲労回復物質」であることも分かってきました、がん細胞のなかには、この乳酸を食べてまで生き残ろうとする輩もいる(中略)がん細胞のもう一つの特徴が、十分な酸素存在下においても、嫌気的な糖利用(解糖系)を亢進し、乳酸産生を増加(中略)きつい運動をした後の筋肉細胞と同じ栄養代謝をがん細胞は行なっており、その代謝不良による乳酸(※がんのエサ)の発生(中略)貧血を誘発する低酸素状態 ※引用者加筆.

カプセルに入ることで、自律神経が交感神経優位から、「体を回復している・休息している・リラックスしている」場合に働く副交感神経優位へ

乳酸(※がんの餌)が免疫細胞の働きを抑制(中略)乳酸が増えると、がん組織が酸性になり、がん細胞の浸潤や転移に好都合(中略)交感神経優位の状態は酸化ストレスを高める一方、免疫細胞の働きを弱め、がんの発生を促進 ※引用者加筆.

酸素不足で細胞が栄養失調になる。これが不調や病気の根本的な原因

傷のある糖尿病患者が高圧室で治療を受けると、細菌が酸素にさらされて死滅(中略)加圧された「キャビン」で高圧酸素治療を受ける。認知に問題が出はじめた人たちが、数か月のあいだ毎週か隔週で治療を受けたところ、気分がよくなり、認知機能が向上したという。シャイ(※高圧センター経営者でイスラエルのイツハク・シャミル医療センターの医師シャイ・エフラティ)によれば、約100%の酸素を加圧して与えれば、高齢者ではふつう届かない細胞にまで届く※引用者加筆.

傷のある糖尿病患者が高圧室で治療を受けると、細菌が酸素にさらされて死滅する

「実戦を経験していない兵士はすぐにわかる」。不安そうな顔をしているからかと部下が尋ねると、「そうではない」と指揮官は答える。「まともな頭をしていれば、だれでも戦闘前は不安になるものだ」では、経験のある兵士よりも血気にはやっているからかと尋ねると、やはりそうではないという答え。しまいに、部下はずばり尋ねる──ではなぜわかるのですか。「ほかの兵士より疲れた顔をしているからだ」というのが指揮官の答えだった。

入眠作用があるのはあくまでもコーヒーの香り

前に進むための秘訣をいくつかお教えしよう。よいサイコパスの上級レベルにまでは到達できないかもしれないが。でも・・・・・そこまで高いレベルを望む人はそういないだろう(中略)これは独創的なマインド・ウィスパリング (神経科学、マインドフルネス、認知療法、仏教の教えを合わせて、自己破壊的な心の習慣を断ち切る技術の一つ) だ!(中略)思い込みをリセットするボタンを押すこと

ラジウムはカルシウム系列の元素なので、ストロンチウムと同じように骨に蓄積する

認知行動療法では、これ以上起きていられないほど眠気を感じるまでは、ベッドに横たわらないように指導(中略)これが睡眠不足の人への指導とまったく異なる点

慢性的な炎症→炎症鎮めるためにトリプトファンから合成されるキヌレン酸が増える→セロトニン合成に使われるトリプトファンが相対的に少なくなりセロトニン不足からうつ病が

入眠作用があるのはあくまでもコーヒーの香り

BBB突破しグリア細胞破壊する可能性のあるものが放射性物質、ある種のワクチン、COVID-19など↓ https://www2.kuh.kumamoto-u.ac.jp/gairaichemo/manual-pdf/02_33.pdf

状況が適切な場合に限るが、マキャベリズムやナルシシズムやサイコパシーの要素を引き出して、緊張した状況で冷静さを保ったり、人々を魅了したり、夢を追求する自分の能力を信じたりすることは、誰にでもできる。自分の精神のレパートリーには、こういう側面もあるのだということを理解して、必要な時に積極的にそれを活用すれば、最終局面で必要になる20パーセントのネガティブ優位性を手にする

いったん骨の炎症が脳の炎症を引き起こすと、過活動になったミクログリアが炎症性物質を放出

睡眠が足りないと、脳内にアミロイドβが蓄積する。とくに深い睡眠を有む場所にたまりやすく、その場所を激しく攻撃する。この攻撃によって深いノンレム睡眠が失われ、脳内の夜間清掃が行われず、さらにアミロイドβが蓄積する。アミロイドβが増え、深い睡眠が減り、そしてさらにアミロイドβが増える。そのくり返し(中略)たった一晩でも睡眠が足りない状態になると、免疫システムという身体を守る鎧を脱ぐことに(中略)寝不足のマウスは、ガンが成長する速度も大きさも、十分に睡眠をとったマウスと比べて200%増加(中略)睡眠不足のマウスにできた腫瘍のほうがはるかに攻撃性が強く、周辺の臓器、組織、骨にまで転移(中略)転移してしまうと手の施しようがなくなり、死亡率が一気に上昇

脳は神経細胞とその間のグリア細胞、血管などで埋め尽くされており、それらの隙間に脳脊髄液が流れている。グリンパティック系とは、睡眠中にグリア細胞が縮むことで神経細胞との間に隙間を作り、脳脊髄液を循環させることで、老廃物を除去(中略)脳内のゴミを取り除けないと、認知症のリスクが高くなる(中略)頭部に繰り返し打撃を与えると、永続的な脳の損傷が生じる可能性(中略)複数回の脳震とうが、脳に有害なタウの蓄積と関連(中略)タウタンパク質は、慢性外傷性脳症(CTE)とも関連している。CTEは、繰り返し頭部外傷を起こした人に見られる変性脳疾患で、行動障害、うつ病、記憶喪失、認知症などの症状が現れる。CTEは特に、ボクシング、レスリング、サッカー、アメリカンフットボールなど、接触の多いスポーツをするプロスポーツ選手に多く見られる(中略)アルツハイマー病で見られる異常タンパク(アミロイドβやタウ)とプリオン病で見られる異常タンパクが類似

精神は心の土台です。 精神を司る細胞は脳のグリア細胞(現在は再生しない細胞と言われています)。 放射性物質は脳内のグリア細胞を破壊します↓

精神疾患はどれも、さまざまな種類の多くのグリアと関係(中略)グリアが精神障害に関与(中略)グリアは、記憶の形成に欠かせない脳内の神経伝達システムを制御(中略)「心に理解する用意のあるものしか、目には見えない」(中略)アルツハイマーは第一容疑者に目星をつけた。それは、グリアだ(中略)心の修復のために働いているグリア(中略)広範な神経障害におけるグリアの基本的な重要性(中略)グリアのコミュニケーションは広範囲に向けて行われ、ニューロンのように直線的ではない(中略)グリア細胞が弱くなるとニューロンは死ぬ(中略)慢性炎症の状況では、脳からβ-アミロイドを排出するミクログリアの能力は、著しく低下するので、この有害なペプチドの蓄積が加速

ストロンチウム90が骨の中に居座ると、崩壊しながら放射線を出しつづけ、細胞のDNAを破壊

脳には約1000億個の神経細胞、すなわちニューロンがある。それらと一緒にぎっしり詰まっているのはグリア細胞(中略)グリア細胞はニューロンのネットワークの働きを調整したり、化学物質を運んだり、蓄積した老廃物を除去

ミクログリアが脳内の痛み経路を焚き付けると、続いてドーパミンの放出が減少する

ミトコンドリアの質を低下させ、活性酸素を増やす要因としては、強いストレスや過度の運動、紫外線、放射線

日本人のほとんどが関心を示さない現在(中略)人間は、遠い他人の不幸に対して、さほど思いやりがない生き物なのである(中略)ラジウムは放射能が半分に減るまでの期間(半減期)が1600年という長期間にわたり、そのあいだアルファ線とガンマ線を出す。アルファ線は猛毒プルトニウムが出す放射線と同じで、きわめて強力なエネルギーを持っている。一方、ガンマ線は、フクシマ原発事故で放出されたセシウムが出す放射線と同じである(中略)ラジウムはカルシウム系列の元素なので、ストロンチウムと同じように骨に蓄積する ※引用者加筆.

とくにたちの悪いのがストロンチウム90だ。軽いので、それほど大規模な核爆発でなくても地球全体を覆い、食物連鎖に深く入りこむ。科学的性質がカルシウムに似ているために、ひとたび体内に摂取されたら吸収されて骨に取り込まれる(中略)ストロンチウム90が骨の中に居座ると、崩壊しながら放射線を出しつづけ、細胞のDNAを破壊(中略)医者は症状を和らげるのが精一杯で、被曝した臓器については打つ手がない。

人体最大の臓器は血管・血管内皮(グリコカリックス含む)

内皮細胞からは一酸化窒素(NO)も生み出されます。内皮細胞から生み出される一酸化窒素は、血管を健康に保つためには非常に重要

私たちの皮膚は大量の一酸窒素をたくわえているが、UVAを浴びることで、この一酸化窒素が血液中に拡散し、動脈を広げて血圧を下げる↓
ストロンチウム90が骨の中に居座ると、崩壊しながら放射線を出しつづけ、細胞のDNAを破壊

骨から生じた全身性の炎症が脳内のミクログリアにシグナルを送っている。それに続いて神経炎症が引き起こされ、神経炎症が一因となってそうした患者では将来アルツハイマー病の発症リスクが高くなる(中略)いったん骨の炎症が脳の炎症を引き起こすと、過活動になったミクログリアが炎症性物質を放出し、それが体の痛み感覚を強める(中略)「加速した」ミクログリアが脳内の痛み経路を焚き付けると、続いてドーパミンの放出が減少する(中略)痛みがいつまでも続くと、痛みの感覚が悪化するように脳の経路が再構築し始めることがある。これは───ミクログリアのせいだ(中略)さらに強い痛みの信号を発する新たな神経経路が形成される。そうやってゆっくり時間をかけて神経系が変化し、痛みに対する感度が高まるのだ。体の痛みが増えると、作動する脳内の痛み経路が増える。

骨から生じた全身性の炎症が脳内のミクログリアにシグナルを送っている

ある集団の価値観を代弁する人こそが、「徳がある」人なのだ。人を説得するのに有効な「徳」は、その人自身の心の清らかさや、絶対的な善良さなどとは関係ない。自分の心が正しいと信じる行為も必要ない

グリアが精神障害に関与

リース博士の教育プログラムでは、医学生たちに横隔膜を動かす深呼吸をおこなって集中する方法を教え、自分の考えや感情にとらわれず「天井から自分と患者のやりとりを見る」よう教えている。「当事者の立場から一歩離れて事態を観察することによって、余裕をもって患者とのやりとりを見る意識が得られます」と、リース博士は言う(中略)自分が社会階層のどのあたりにいると思うかによって、相手にどの程度の注意を払うかが決まってくるようだ。自分のほうが下位にいると感じているときには相手に注意を払い、自分のほうが上位だと思うとあまり注意を払わなくなる。つまり、相手のことを思いやれば、それだけ注意を払うようになり、注意を払えば、それだけ相手のことを思いやっている、ということだ。注意は愛情と表裏一体なのである


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