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就活生さん&新人さん必見!!製造業で働くならこれだけは知っておいてほしいこと

こんにちは、犬好きコンサルのわんちゃんです。
2021年に独立し、広島にあるニコトモ株式会社で働いています。

今回は、就活生や既に製造業で働いている新人さんに向けて、製造業で働く上で知っておくべき基本的な考え方について書きますね。

こんな相談をいただきました

「就活中です。将来、製造業で働きたいと思っています。製造業で働く上で大切にすべき考え方ってありますか?」

今回は、この相談にお答えして、製造業で働く上でまず知っておくべき「QCDS」を紹介します。


QCDSとは?

QCDSとは、製品や生産活動の評価をするモノサシです。
品質(Quality)、コスト(Cost)、納期(Delivery)、安全(Safety)の英語の頭文字からQCDSと呼びます。
製造業で働く上で非常に重要な概念です。

1. 品質(Quality)

製品やサービスの品質を指します。自分の思い込みではなく、お客様視点での基準を満たす品質を追求することが重要です。

  • 具体例:例えば、部品の寸法や耐久性が厳格に管理され、お客様の要求を満たすことが求められます。

2. コスト(Cost)

製品やサービスの原価(原材料費や人件費など)を指します。どんなに高い品質でも、コストが高すぎると利益が出ません。

  • 具体例:製造工程の効率化や材料の無駄を減らすことで、コストを抑えながらも高品質な製品を提供することが重要です。

3. 納期(Delivery)

お客様に製品・サービスを納品する期限を指します。どんなに品質の高い商品やサービスでも、納期を守らないとお客様からの信頼は失われます。

  • 具体例:生産スケジュールを厳守し、トラブルが発生しても迅速に対応して、納期を守る体制を整えることが求められます。

4. 安全(Safety)

労働災害を防ぐ現場の安全性を指します。安全を守り、働いている人が快適に働ける環境を提供することが大切です。

  • 具体例:工場内での安全教育や設備の定期点検を行い、事故を未然に防ぐことが重要です。

QCDSの重要性

QCDSは、会社に入って初めて知る人も多いですが、学生のうちから知っておくと就活にも有利です。
また、QCDSは会社に入って初めてぶつかる壁でもあります。

僕の元部下の事例

以前、僕が出会った新卒入社のA君は、納期がなかなか守れませんでした。とても優秀な人でしたが、そのせいで周囲からも信頼を失いそうになっていました。そのときにQCDSについて話をしたところ「学生の頃は、納期がゆるかったので品質が高いものだけを目指していました」と言っていましたね。
学生から社会人の意識の切り替えが大事と言いますが、A君はQCDSを仕事の進め方の軸にすることでお客様視点で仕事をする習慣ができ、社会人として一皮むけました。その後、彼はその会社の幹部になっています。

お客様視点で働くためにも、QCDSを意識することがとても大事です。

QCDSを軸に意識して働いていますか?

お客様視点を高めるために、QCDSを軸に意識して働くことが重要です。QCDSを意識することで、自分の業務がどのように全体に影響を与えるかを理解し、より効果的に働くことができます。
僕のクライアント企業さんで働く方々もQCDSを意識して働いていますので、その具体例を紹介しておきますね。

品質(Quality)を意識する

  • 具体例:毎日の作業で製品の品質をチェックし、問題があればすぐに改善策を考える。例えば、製造ラインでの品質管理では、製品が基準を満たしているかを定期的に確認し、基準を満たしていない場合はすぐに報告し、対応します。

コスト(Cost)を意識する

  • 具体例:資源の無駄を減らし、効率的な作業を心掛ける。例えば、材料を無駄にしないようにするために、必要な分だけを注文し、在庫管理を徹底します。また、エネルギー消費を減らすために、省エネ対策を講じることも有効です。

納期(Delivery)を意識する

  • 具体例:作業スケジュールを守り、納期に遅れないように計画的に進める。例えば、プロジェクトの進捗状況を定期的に確認し、問題が発生した場合にも迅速に対応して、納期を守ることができます。

安全(Safety)を意識する

  • 具体例:職場の安全を確保し、労働災害を防ぐ。例えば、定期的に安全訓練を実施し、危険箇所の点検を行い、労働環境を改善します。また、安全装備の着用を徹底し、事故を未然に防ぐための対策を講じることが大切です。

QCDSを意識することで、自分の役割や貢献度が明確になり、仕事に対するモチベーションも向上します。
お客様視点で働くために、常にQCDSを軸に考え、行動することを心掛けましょう。

ぜひ、「スキ」や「フォロー」など、どんなかたちでも良いのでリアクションしていただければ、僕にとって、とても大きな励みになります。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

最後に

弊社ではクライアント企業の皆さんの様々な相談に乗っています。クライアントではない皆さんにも、仕事をする上での悩みを解決するコツをNOTEで紹介していきたいと思っています。皆さんの成長をサポートするために、これからも有益な情報を提供していきます。
いつも皆さんのことを応援しています。

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