カナダの森の秘密基地で一服
ハロウィーンが近づくとそれは秋が終わるサイン。
冬もクリスマスもすぐだなあという気分になります。
ここ最近、カナダの西海岸側も日々紅葉が変化してます。
緑だった木の葉がいつの間にか、黄色やオレンジ、赤、茶色とグラデーションし始めたと思うと、翌日の雨で茶色の塊になって地面に落ちて、枝先に今にも飛んでいきそうな数枚の枯葉をヒラヒラしていたり。
この時期が過ぎると、硬い表情の濃い緑の針葉樹、地中の根っこのような枝を広げたスカスカの木、黄色や茶色の枯れて死んだような草、の単調な風景に一気に気分がダウンします。そして寒い。
紅葉が終わると海も森も寒々しくなるので、
その前にちょっと森の様子を見に行ってみました。
この森は妖精の家がたくさんあります。
妖精たちも引っ越ししたり、家を建て替えたりするので、毎年微妙に家が変わっているんです。
そんな妖精の家を探して歩くのはこの森の楽しみの一つ。
どうですか?見つけましたか?
ドアが開く家と空かない家があるんですが、ドアが開く家は中に小さなおもちゃなんかが入っていて、その中にあるものをもらっていいんですよ。
その代わりに自分の何かをその中に置くのがマナー。
もらったら、あげるのが原則です。
私は妖精さんにも一服差し上げましょう。
私も一緒にいただきましょう。
一服いただいて元気が出たので、もう少し歩いてみます。
ご近所は青い扉の妖精さん。
そのお向かいは赤い扉のお家。
こうした扉はFairydoor (妖精の扉)と呼ばれています。
さらにズンズン道を外れて歩いて行くとなぞの構造物を発見!
誰かが勝手に作った、テントみたいな秘密基地?
中に入れそうだし、中にあった丸太がが椅子っぽいので、せっかくなので中で一服してみることにしました。
そうこうするうちにだんだん暗くなってきました。
カナダの森も海もあんまり人に会わないのはいいところなんだけど、
怖いところでもあります。
この森にもクーガーがいてもおかしくないけど、それ以上に警戒するのはやっぱり人間。
誰かが茂みに隠れていてもわからないし、人家も人気もないし、広いし、携帯の電波もなかったりするし。
なんかあったらどうする?
海や森に行くときはせめて犬がいてくれたらなぁ、とつくづく思います。
実際、森や海で私のような女性の一人ぼっち歩きに会うことは滅多にありません。女性一人なら犬を連れているか、誰かといっしょに歩いてます。
私は気楽な一人歩きは好きだけど安全面だけ気になります。
さぁ、のんびりして暗くなってしまう前に森を出ることにしましょう。
山も海も川も湖もお散歩感覚で気軽にアクセスできるバンクーバー島、
地味に日常の中で自然が楽しめます。
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