わかおの日記47
本当なら早起きして大学に行かなければならなかったのだけれど、隣で友人が爆睡していると、そんな気もなくなってしまう。結局友人宅でオンライン授業を受けてから、2限に堂々と遅れて行った。初めて一人暮らしをしている友人の家に泊まったので、「同棲したらこんな感じなのカナ…」と、彼女と暮らすことを想像して少しときめいた。
気絶するほど退屈なドイツ語の授業をやり過ごし、友達と昼飯を食べた。構内にキッチンカーが停まっていて、ボリュームのある鶏天丼が650円で売られていた。非常にコスパがよく、幸せな気持ちになった。
英語の授業で、映画「マイ・フェア・レディ」を少しだけ見た。
ぼくがとても楽しみにしていた哲学の授業を受けたが、簡単なガイダンスだけだったので、少し拍子抜けだった。授業内で紹介されていた、「これが現象学だ」という本を借りて帰りに読んでみたが、これがなんとも難しい。1時間半かけても、60ページも読めないほどの難易度だった。しかし「なんとなくこういうことをいいたいのかな」というのが分かったときの爽快感や、世界が広がる感じはやはり哲学の醍醐味だなあと思った。
やはり大学というのは、非常に精神が削られる場所である。片道1時間半の長旅であることに加え、中高の6年間では見たこともなかったようなイケてる大学生に囲まれていると、それだけで疲れてしまう。そんな中でも、ようやく気の合う友人との交流の輪を徐々に広げていくことが出来ているので、良かったなあと思う。結局類は友を呼ぶのだ。
追伸 戦力外通告の季節ですが、ぼくは何の戦力にもなっていないので、全く関係がありません
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