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チャクラって何?

ヨガや瞑想をライフワークにしている方にとって、チャクラという言葉はとても馴染み深いものだと思います。

私もチャクラという言葉には愛着がありますが
実際に「チャクラって何なの??」と聞かれた時に、きちんと説明する自信がないことに気づいたのです。


チャクラのイメージ

そこでまず、私自身がチャクラと聞いて連想する言葉を書き出しました。

「エネルギー」「ヨガ」「7つ」「身体の中にある見えない点」
「スピリチュアル」「瞑想」「色」「インド」「ヒンドゥー」などです。

結局のところ
活性化すると心が健康になる、インド版ツボというザックリした認識でしかないことが露わになりました。

これはマズイ!!ということで、手元にある書籍5〜6冊を参考にしながら、チャクラについて理解を深めることにしました。

チャクラとは?

チャクラの意味

チャクラはサンスクリット語で「渦」「回る」「車輪」などを意味します。
サンスクリット語というのは古代語で、アーリア人が使っていたとされています。

アーリア人はインド哲学史において、紀元前18世紀前後にインドへ侵攻し、先住民を排除する存在として登場します。

人体と渦?車輪?回る?…一体どんな関係があるのでしょうか?

チャクラという概念

チャクラについて調べていると、その概念(近しいものも含む)を持つ思想・文明は古代インドだけではなく、古代エジプト文明、レムリア文明、アーユルヴェーダ・アトランティス文明、古神道、仏教などにもあることがわかりました。

チャクラと人体

古代から、そして様々な国・文明の思想の1つとして存在しているチャクラの役割とはどんなものなのでしょうか?

それを理解するためには、まず私たち人間の身体について知らなければなりません。

体の支柱:脊柱

私たちの体は脊柱によって支えられています。

脊柱は頭部と骨盤を繋ぎ、体を支えるだけでなく
「運動をサポートする」「脊髄、神経を保護する」という役割も担っています。

脳からの指令を伝える:脊髄

脊髄は脳と体を繋ぎ、脳と共に体の中の状態を監視しながら、通信経路としての役割を担っています。

流れる生命エネルギー

体を支える脊柱、そして脊柱に守られている脊髄、その脊髄の中を流れるのが生命エネルギーです。プラーナ、氣、カー(バー)、マナと表現されるものは、呼び名が違うだけで同じ”生命エネルギー”です。

この生命エネルギーが流れる通り道(脊髄)に並んで存在するのがチャクラです。

チャクラの正体

チャクラの数

一般的に、チャクラの数は7つですが、5つまたは6つとする派もあります。

チャクラは点?

イラストや図解で見ると、色のついた点に見えますが、実際には点として1箇所に止まっているのではなく、常に振動しています。

健全な時は時計回り、不健全な時は反時計回りに回転します。
冒頭で、チャクラの意味は「渦」「回る」「車輪」と記しましたが、ここに由来しているんですね!

チャクラは肉体に存るのか?

チャクラは脊髄の中にありますが、実際に肉体に存るわけではありません。
人体を構成しているエネルギー層の1つ、アストラル体にあります。

【アストラル体について話を広げてしまうと、記事の論点から外れてしまうので、この記事では割愛します】

チャクラの役割

私たちは、呼吸を行うことで酸素を体内に取り込み、血液を循環させています。

リフレッシュしたい時や癒されたい時、海や山、動物園や水族館などに出かけることはありませんか?「あ〜!気持ちいい〜!!」って心地良い気分を味わうかと思います。

そのように心が癒された時に得る、自然が持つ外界のエネルギーを肉体に取り入れて循環させるのがチャクラの役割なのです。

チャクラを活性化させる

チャクラは、人間の成長過程と共に、下から上に向かって活性化されていきます。

ですが、ストレスを感じてばかりの毎日や不摂生なライフスタイルの継続は、チャクラの働きを不安定にさせ、不健全な回転を引き起こすことによって肉体に不調を起こしたり、物質的なトラブルに見舞われたりします。

だから、瞑想や運動、マッサージなどをして、チャクラの働きを整えてあげることが大切なのです。

まとめ

活性化すると心が健康になる、インド版ツボという認識だったチャクラですが

脊髄とリンクする形で、人体を構成するエネルギー体の一部に存在し
外界のエネルギーを取り込んで循環させるエネルギーセンターである

と理解しました。
瞑想やヨガを行うときの意識が、またガラリと変わりそうです。

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