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破壊的批判と建設的批判 #148 批判のあり方

家畜そして、社畜というワードがあります。

家畜とは、人が生活する上で役立てるために飼っている牛や豚などの動物です。
対して、社畜と呼ばれているのは、自分の意思を持たずに会社の言いなりになる社員、あるいは、自分の意思を持っているにも関わらず、それを主張させてもらえない社員のことなのかと思います。

対して、組織のコミュニケーション スローガンを掲げています。

声を出す。声を聴く。声をカタチにする。


経営としては、社員が指示通りに働いてくれたら楽なのかもしれません。
しかし、それでは、経営だけの凝り固まった考えだけに収まってしまいます。
勢いのある時は、それでも成果は出るかもしれませんが、環境変化の激しい現代で通じるものではありません。
事実、一世を風靡したカリスマ経営者が嘘のように失墜して行った事例は少なくありません。

社業の継続的な発展には、より多くの社員に声を出してもらえる組織環境が大切です。
そうでなければ、組織である意義がないと考えます。
その意味でも、経営として、その声に耳を傾ける姿勢が必要です。

また、声を出す。声を聴くだけでは、単なる事象でしかありません。
これでは、継続性が保てません。

聴いた声を如何に経営に反映させるか。
つまり、声をカタチにできる体制が不可欠です。

また、勘違いしてならないのが、声を全て聴く訳でもなければ、カタチにする訳でもありません。

声にも質があります。

声とは、意見です。
これは、耳の痛い批判であったとしても、経営として受け止めるべきと考えます。

しかし、破壊的な批判は別です。
何も生み出さない、単なる自己満足の不平不満ばかりを発散されたら、収拾がつかないまま組織自体が崩壊してしまいます。

組織における批判は、建設的である必要があります。
問題提起をした上で、解決策を打ち出す必要があります。
仮に解決策に至らないまでも、解決に向けた糸口となる意見を添えることが大切です。

経営者として、組織から社畜を生み出さないように取り組みます。

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