我妻武彦@製造業 経営者

製造業の経営者です。 既存事業の承継と新規事業の開発を検討しております。 その意味でも…

我妻武彦@製造業 経営者

製造業の経営者です。 既存事業の承継と新規事業の開発を検討しております。 その意味でも自分自身の考えを言語化する場としてnoteを活用してみます。 投稿は、自分の経験や学んだことを中心に、経営、自己啓発、マーケティングなどに関する記事を投稿させていただこうと思います。

最近の記事

良い行動を引き出してあげる #112 行動分析学

人は一人で成せることには限界があります。 そのため、より大きな目的を実現するには、複数の人たちと協力し合う必要があります。 その意味でも、人の様々な行動が、どの様な環境条件下で学習されるのかを分析し、新しい適応の仕方を研究する行動分析学が注目されています。 これまでにも、企業だけではなく、学校、スポーツ、医療、福祉など様々な分野においても活用されている理論でもあります。 行動分析学で大切な概念の一つは好子(こうし)と呼ばれるものです。 好子とは、前え向きな行動の直後に出

    • 折れない心 #111 野村忠宏さん

      様々な分野を代表させる方々の講演会に参加させていただいております。 先般は、柔道家の野村忠宏さんの講演を拝聴させていただく機会がありました。 野村さんと言えば、オリンピック3連覇の偉業を成し遂げた方であり、その凄さは、柔道を知らない方でも容易に想像が付くと思います。 野村さんの祖父は地元の奈良で道場を開かれています。 また、父親は、名門・天理高校柔道部の監督でした。 さらに叔父は、ミュンヘンオリンピック金メダリストです。 これだけを聴けば、野村さんの強さは家系、あるいは遺

      • 新しい価値を創造するプロセス #110 プロダクトローンチ

        新規市場に参入する際、製品やサービスを開発する場合に手探り部分が多くなってしまいます。 下手すると方向性を見失い路頭に迷いかねません。 対して、製品やサービスを販売する前から見込み顧客との関係性を築いて、開発とニーズの方向性のズレを可能な限りなくするマーケティング手法がプロダクトローンチです。 ローンチ(launch)とは、打ち上げ、立ち上げが語源であり、売り出す、公開する、発表するなどの意味合いとなります。 類似したマーケティング手法にデマンドジェネレーションがありま

        • 視点・視野・視座を変える #109 リフレーミング

          人は何らかのフレーム(枠)の中に事象を納めて物事を考えます。 そして、そのフレームを切り替えて事象を見極める手法にリフレーミングがあります。 マネジメントにおいて、人の視点、視野、視座のあり方を 虫の眼、鳥の眼、魚の眼、コオモリの眼と喩えるのも、この手法ともいえます。 虫は、小さな生き物ですので、草木や地面などに近い低い視座にいるからこそ、高い所からでは見えないことを見ることが可能です。 三現主義という考え方があります。 ターゲットを明確にし、現場、現物、現実の3つの現を

        良い行動を引き出してあげる #112 行動分析学

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          25,257本

        記事

          営業とマーケティングの違い #108 デマンドジェネレーション

          マーケティングですが、日本においても多くの企業が取り組み始めているかと思います。 しかし、10年くらい前だと、マーケティングのことを市場調査のことだと真顔で答える人も少なくないほど遅れていました。 現在でも、マーケティングの本質を理解している人はまだまだ少ないと感じています。 実際、デジタルマーケターを名乗って上から目線の方でも、マーケティングに関しては初心者レベルの方は少なくありません。 マーケターを名乗る以上は、デジタル以前に、まずは、マーケティングの知識を高めることを

          営業とマーケティングの違い #108 デマンドジェネレーション

          自分ではない立場から考えてみる #107 ポジションチェンジ

          ポジション(position)とは、一般的には、何らかを総体的に捉えた場合の位置や役割を表現するものです。 「地図は土地ではない(The map is NOT the territory.)」という言葉があります。 地図とは、現実の土地を基にして、人それぞれが様々な目的合わせて作成されます。 つまり、現実である土地に対して、地図とは、個人の置かれたポジションによって変わる物事の見え方、感じ方、考え方を意味します。 例えば、人は誰でも最初は子供です。 反抗期にもなると「大

          自分ではない立場から考えてみる #107 ポジションチェンジ

          人事管理から人的資源管理へシフト #106 HRM

          企業が成長し続けるためには、経営資源であるヒト、モノ、カネ、知識、知識などを活用したマネジメントが重要視されます。 なかでも、筆頭として重視されるのが、ヒト=人材です。 最近は、人事的なキーワードとして、HRが定着しています。 これは、Human Resourcesの略であり、単なる人材ではなく、人的資源を意味することとなります。 さらに、経営目標の達成を目指す機能として、HRを戦略的に有効活用するための仕組み、すなわち採用、教育、人事評価、人材配置などのすべてを統括する

          人事管理から人的資源管理へシフト #106 HRM

          成長には過負荷をかける必要がある #105 オーバーロード

          成長するためには、具体的な目標の設定が非常に大切です。 目標を具体的に設定することによって、現状とのギャップを具体的に可視化することができます。 そして、このギャップを埋めるために、いつまでに何をすべきかを具体化することができます。 バックキャストあるいは、逆算思考と云う考え方があります。 まず、明確な期限の設定が重要です。 さらに、その期限までに果たすべき課題を、俗にいう5W1H、さらには6W3Hで具体化させる必要があります。 これによって、目標が決定します。 逆に期限と

          成長には過負荷をかける必要がある #105 オーバーロード

          曖昧な状態の考えを因数分解する #104 ロジックツリー

          考えてばかりで、行動できない人には、いくつかの特徴があると考えます。 その一つが、行動意欲はあるものの、考えが整理できずに、結果、何をして良いか分からずに行動できない人です。 曖昧な考えは、ロジックを構築する必要があります。 ロジックとは、論証の筋道、あるいは、議論の筋道・筋立てとされています。 考えが曖昧な場合、物事を大きく捉え過ぎている場合があります。 マネジメントの手法に、PDCAサイクルがありますが、大きすぎると、PDCAは回せませんし、仮に回せても非常にゆっくり

          曖昧な状態の考えを因数分解する #104 ロジックツリー

          企業が成長するために欠かせない根源 #103 経営資源

          企業は、その目的を果たすために、経営理念に基づいた戦略を立案し、それに沿って事業活動を推進します。 そして、それらの活動には、資金調達、販売、人材管理、経営管理などの諸々の力の集合体である経営資源が不可欠となります。 経営資源を提唱したエディス・ペンローズによれば、企業の成長に限界が来るのは物理的な制約からではなく、相対的に経営資源が不足するからと示しています。 その経営資源ですが、一般的には、ヒト、モノ、カネといった有形資産と知識や情報といった無形資産の総称となります。

          企業が成長するために欠かせない根源 #103 経営資源

          最初に思い出してもらうために #102 ブランディング

          仕事の関係で、毎年、何度かベトナムに行きます。 ホーチミンの空港から街中を進むと感じるのが湧き上がるような活気です。 そして、インパクトがあるのが、オートバイの多さです。 あまりの多さに、信号のない横断歩道は、怖くて渡れないくらいです。 聞くと、ベトナムでは、3人に1人がオートバイを所有しているらしく、生活の必需品であり、ステータスであり、若者のファッションなのだそうです。 また、中心地から少し出た幹線路肩で、頻繁に目にHONDAの看板が目に着きます。 なるほど、ベトナム

          最初に思い出してもらうために #102 ブランディング

          逆境が企業を成長させる転機となる #101 レジリエンス

          企業が目的や目標を達成させるための機能がマネジメントであるといえます。 しかしながら、現代は、その時は、最善策と考えられたことが、一瞬で、陳腐化してしまう程の激動の時代です。 その様な現代環境を、VUCA(ブーカ)と表現される場合があります。 それ故に、企業だけではなく、個人単位でも、その環境への対応するマネジメント力が求められる時代でもあります。 それだけに、大局的な長期戦略だけでは、先行きの見えにくい環境の変化に臨機応変な対応が困難です。 そこで、現状と短期的な将来を

          逆境が企業を成長させる転機となる #101 レジリエンス

          個としての方向性を探る #100 セルフブランディング

          マーケティングに限らず、ブランディングの重要性は、ビジネスにマネジメントサイドから関わる者なら誰でも理解していると思います。 そして、多様性の現代では、様々な切り口から、様々なブランディングが派生しています。 個人をブランディングすることで、その個人が属する企業や組織などと紐付けするパーソナルブランディングも、その一つです。 単なる知名度向上だけではなく、個人のアイデンティティー(独自性)を活用して、企業や組織などの認知度と支持を高めることが目的です。 私が、パーソナルブ

          個としての方向性を探る #100 セルフブランディング

          主張に論拠を持たせる #99 ロジックの構築

          人は一人で成せる目的には限界があります。 それ故に、より大きな目的を達成させるために、同じ意志を持った個人が集って組織を形成します。 組織においては、その目的を果たすために、互いに価値観を共有することが大切になります。 ところが、実際には、何を伝えたいのか言っていることが支離滅裂な人、あるいは考えの収拾が着かずに上手く伝えられない人、更には、そもそもの伝えたいことを見出すことができない人も少なくありません。 自分の主張を他者に受け入れてもらうには、まず、ロジックを理解し

          主張に論拠を持たせる #99 ロジックの構築

          求められる能力の人材育成と確保 #98 適材適所

          企業が存続し続けるには、その目的や目標を達成させ続ける必要があります。 そのために持ち得た経営資源を有効に活用する機能がマネジメントです。 経営資源とはヒト、モノ、カネ、情報などと称されます。 なかでも、筆頭のヒト、つまり人事の重要性が高まっています。 従来型の人事とは、労務・法務などの制度やマニュアルなどのオペレーション業務ばかりに固執した保守的、定型的な前例主義、あるいは後方支援的な活動がほとんどでした。 そもそも社員は、企業に属する以上、その目的や目標を達成するた

          求められる能力の人材育成と確保 #98 適材適所

          直ぐに忘れることが あたりまえ #97 記憶力

          人の記憶について考えます。 学生時代を思い出せば、何かを覚えようとしたとき、それが容易ではないことは誰にも理解できるかと思います。 記憶には、それを司る脳を基準とした外部記憶と内部記憶があるとされます。 つまり、外部記憶とは、脳の中にない記憶であり、内部記憶とは脳の中に蓄積された記憶です。 そもそも、脳の中には元々は情報はありませんので、何らかの手段で外部記憶から情報を得ることになります。 本人からしたら知らない情報である外部記憶を得ようとするならば、インターネットや参考

          直ぐに忘れることが あたりまえ #97 記憶力