伝える、教える、示唆する。
先日は、相手とのギャップを埋めることの大切さについて書きました。
一方で、一緒に仕事をしている中で、相手に「これくらいのことは予め学んでおいてほしい」という線があります。
私達の仕事で言えば・・・
例えば体のこと。
例えば栄養のこと。
例えば睡眠のこと。
例えば運動のこと。
例えば病気のこと。
例えばマネジメントのこと。
例えば・・・
挙げだせばキリがありませんし、相手にしてみれば「ちゃんと教えてくれ」があることと思います。
もちろん、教えること、伝えることを軽視するつもりはありません。
ただ、最終的に自発的な行動につながらなければ意味がないとも思います。
私は示唆することを大切にしています。
それをどのように感じ取り、自分の行動に落とし込むかは相手次第ではあります。
が、答えを直接教えるよりも、自発的な行動を促したい。
つまり自分が学び取りに行き、実践することにつなげたいというのが根底にあります。
社内的な立場があるので、私が答えを言うとどうしても「指示」になります。
これは非常時対応であればそうします。その対応を通じて学んでもらいます。
そうではない場合、相手に危機感が無いことが多いので、その危機感を持ってもらうことにまずは気付いてもらいたい。
それは「今は危機だぞ」といつも言っていると、オオカミ少年となってしまうので、危機の時とそうでないときとのコミュニケーションの質を変えることにしています。
頑張りどころの時は矢継ぎ早。
考えどころの時は思考課題を提示して、解決策を見つけてもらう。
見つけた解決策がお互いに合点のいくものに関して実行フェーズに進みます。
その中で相手の悩みも見えるし、考えていることや根底にあること、実行に移らない理由などが透けてきます。
それらの条件を総合的に勘案して、次の手立てを考えていきます。
回りくどいことをしていると感じる方もいるかもしれません。
ただ、目指しているところは個人の能力が上がり、組織皆で勝つことなので、押し付けても相手の成長につながっていなければ意味が無いのです。
そこで働く人の能力が開発され、事業が成長軌道に乗り続ける。
それを明確に目指していきたいと思います。
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