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渡辺 杜太朗
2021年12月4日 10:20
青い空の向こう側飛んだ命の尊さよ流れる気流の橋を越え明日の話しは遠すぎる夢を失う若者は生き永らえる大地から偉大の意味を教わって心に慈愛の風が吹くなにを伝えて生きていこう透き通った水が流れる暗く果てのない場所だって目を瞑れば同じだから今夜ゆっくり休んでね赤い空の向こう側帰路を羽ばたく暖かさ一番星が泣いている本の中では笑うのにあなたの欲しがる満月は独り占めな
2021年11月30日 12:48
歪んだ愛情仏の笑みが囁く今年の体調は冬にゆくほど悪くなる消せない心臓のタトゥー鼓動で生きてるみたいだね話し方はどもって行く末は綻んで側に誰もいないのは僕の勘違い繊細な神経無駄のない話しをしよう街に積もる埃ため息で吹き飛ばしたらいらないお節介は緊張で受け取る際に落とす話し方はどもって行く末は綻んで側に誰もいないのは僕の勘違いメロディーのない歌詞を載
2021年11月26日 11:26
水性の月が雨で溶けて僕を染めてく光る星のスパンコール雲で剥がれてく地面に夜空が落ちた夜に逢いましょう僕達は輝く地平線飛行街に夜空綺麗な世界雨粒に乱反射踊ろう君も黄色い僕とどこまでも夜空を行こう雨雲を吸った掃除機はお腹が膨れ上の空に返そうよ真っ暗な場所見上げたキャンパスは悲しそうに笑うの二人で戻そう今夜だけのありがとう星を散らし月を描いて空
2021年11月19日 22:25
初めて聞いた声受話器から聞こえる君の番号のはずなのに不思議だね声のない台詞流れ星の様に受話器を置く小さな勇気は地の底に眠らせビクビクしてた僕を笑う君はもう遠い場所で暮らす笑顔があるならそれがいいな涙のさよならは本当にさよならだったどこかで笑ってればいい風が暖かいうちに公園の芝生で寝転んで草の音を感じては吸い込む匂いが弾んでればそれでいい手紙はもう捨てて
2021年11月15日 21:59
コーヒースタンドに増えてきたのホット氷のない世界 肩幅が狭い曇った窓ガラス熱気を帯びて腰掛けたソファー うちにはないふかふかあなたを待つ時間 心も熱いわ少し甘いコーヒー香りでまどろむコートが似合う人背の高い人私にはもったいない優しい人冬の入口な夜皆焦る夜私には怖いくらいしあわせな夜コーヒースタンドであなた声を聴くひび割れない世界 素敵な鼻筋馴染みのないジ
2021年11月4日 02:23
本に栞を挟むようにあなたの声をすぐ聴きたい読まない時間も愛おしい物語をまた途中から本に栞を挟むようにまたこのページで逢いましょう読まない時間が続くほど色褪せていく日常は残酷で落ち込んでいるときに雨バックのなか 忍ばせたあなたとの短編集くだらない文脈もあなたの声なら笑ってしまうのよほら 花が咲いた本に栞を挟み込んだわたしの大きな勘違い本棚の奥にしまいましょ
2021年11月2日 01:16
震える指先でつくる額縁の歪んだ絵画靄かかった午前5時まだ眠ってる街の寝言ポツリポツリとネオンがまばたきはしゃいだ点滅信号機朝露の泪射した光が笑えば始まってしまう僕は夜の絵画閉じ込めて今夜ステップで踊っていたいのああ夜をもう一度やり直そう水溜まりに靴をつけて濡れた足底で残す軌跡雨が止んだ午前6時目覚めたら足跡に驚くでしょカーカーとカラスのイビキ従順
2021年10月20日 01:26
僕たちが眠らないからここは明るい街になる僕たちが帰らないからここは光る棲家になるみんな怖がりだからネオンサインで此処にいると灯すのわたしは生きてると夜の笛吹いてくれきらり鳴らす合図さ夜の笛聴かせてよ夢の中泳いでいくから僕だけが眠らないならここは暗い街になる君だけが眠らないなら僕を起こして火を焚べよう朝がすぐに来るからネオンサインが幻だと思う
2021年10月8日 09:49
言いたげな 表情で傾けたグラスを俯いて 隠すのはあなたの悪いくせ さびしい かなしい ばっかりの優しい 嘘はやめてよ詳しい 心の声のひとつ ひとつの飾り月が雲に隠れて行くようにあなたの顔も霞んでいく星が消えるのは街灯りのせいであなたは悪くないのよ 眠たげな 表情で沈んでくソファあなたの道が どうか平和であるように苦しい 気休め ばっかりで自分に
2021年10月2日 01:38
私が罪を犯すと何故だかなにかが壊れるあなたに酷くあたればほらね茶碗が割れたの気遣いもなしに 蹴飛ばした言葉それが 散弾銃なのね疑いもなしに 考えたふりをした脳は 心の写しみ嗚呼 空高く天井を破って嗚呼 清い想いの心臓をあげるわBACHIがあたるまえに私が罪を犯すと何故なのあなたが壊れるあなたにあたってないのにほらね風邪をひいたの三十八度の
2021年9月23日 12:24
玄関のシューズを揃えないのはなぜ脱ぎ捨てたカーディガン籠に入れずに投げるいばった眼鏡で覗きこんだら見えたのは君のあくまの姿心よせあい話しをしよう暗い出口にならない様にランプ灯そう君の仕草のひとつひとつを手に取るように測る僕こそあくま落ちぶれた僕のそばに居るのはなぜむしゃくしゃの理由聞かないでただ笑ういばってオモチャにあたったら壊れたのは君の大切な場所気持
2021年9月20日 15:27
涙色の橋を渡って金映えの季節暑さはもう影を細め夕焼け色落ちる雫太陽の本気帰り支度捗らない揺れる稲穂が悲しみをサッと箒の様にさらさら掃いてくれから私の道が空いていくこのまま夕陽が絶えるまで涙をずっと乾かしてこのままカラスにあげたいの心の奥の悲しみを涙色の路地を駆け抜け空高く飛んだ低くはない屋根などない夕焼け色滲む手帳君の名を消す予定など無いの今
2021年9月13日 22:10
真夜中 りんごパイ月明かりで焼いた真夜中 りんごパイ星屑散らしトッピングほっと心が微笑んで にんまりゆっくりぎゅっとそっと 馴染ませてあなたと私の恋ぴったりもっとずっと 祈らせて甘い夜が続きますように真夜中 漂う観てない古い映画真夜中 のうちに気づけばエンドロールもっと一緒にいたいと だんまりゆっくりぎゅっとそっと かき混ぜてあなたと私の想いぴったりも
2021年9月4日 00:33
窓が夜を描く出て行ったあなたの残り香が消えないの包まれていたいの私の小さな部屋ひとりきりなのにあなたで混雑中飛び跳ねた廊下で香水じゃないの シャツや髪の匂い無理だよ今夜眠れない ああ 眠れないほら空中浮遊をしたベットはあなたの分身が寝息をたててる夢中になり込みあげたわたしの想いが天井に当たって落ちる窓が朝を描く黄色いひかりが覗きこむカーテンの狭間からおは