ありふれた人間Aの話

人生は悲劇が多い方が面白くて、他人はそれを喜劇として見る。

ありふれた人間Aの話

人生は悲劇が多い方が面白くて、他人はそれを喜劇として見る。

最近の記事

家族やめます

父も母も妹も、祖父母も皆、誰も私の話に興味を持ってくれなかった。 たわいもない話をしてるはずなのに、『何を言ってるのか分からない』というような顔をして曖昧な返事だけする。 だから私の話をするのはやめて聞き役に徹していた。 けれどやっぱり私の意見を聞いてくれないのは凄く寂しかった。 それで今になって思ったのだけれど、 家族っていうものに対して長年理想を抱きすぎていたかもしれない。 辛い時にも何でも話せて、私が一生懸命考えていることを応援してくれる存在が家族だと思っていた。 で

    • inside you

      私がこれを出すまでにどれを程の力を使ったのだろうか。 世界を広げていく世の中で、自分の中に入る、あえて狭い世界に入っていったこと。 本当は見たくないものを見る勇気、覚悟。 気付かせてくれる力。 それが貴方の力になったことが嬉しかったです。 私は独りじゃない。 見に来てくれた人、一緒に作ってくれた人、私と話をしてくれた人に兎に角恵まれていた。 私の中にいる。 私は作り続ける。 新しい仲間を見つけるために。 いつでも帰ってこれるように。 貴方は私の内にいる。

      • さんくちゅあり

        「貴方は今幸せですか?」 と聞かれた。 「今が一番幸せです。」 と答えられた。 その時ボロボロと涙が出てしまった。 それは『今までが不幸で可哀想だったから』 じゃなくて、今が幸せなことに安心したからだ。 もう、寂しい思いに身構えなくても良いから。 強張っていた力が抜けて涙が出た。 泣いてすらいけない、そう思っていたのかもしれない。私が幸せを宣言することを誰からも許されていない、そんな気がしていたから。 もう誰も救えないと思っていた、過去の私まで見てくれた。 独りだと思ってい

        • 自分が辛いと感じて前向きになりたい時

          不安。 とにかく怖いという感情だったり、焦りだったり、寂しさだったり。 そんな気持ちから涙が出てしまう。 自分が悪いとか、世界が悪いとか、色々考えてすごい悲しくて寂しくて 毎日泣いた。疲れた。 泣くと疲れるし、そんな気持ちでいる自分に辟易していた。 もう泣くのは飽きた。 回復したい時にやれることはいくつかあると思う。 心理、状況によって選ぶ。 色んなことが積み重なって心が辛い時 ・何もしない。 人生、生きている時点で既に結構やってると思う。 やりすぎて多分、何かを

          人を思いやる時に思い出したい気持ち

          すごく悲しくてとにかく死にたい。 一生懸命頑張っていたけど、どうやっても自分が悪いって思うことばかり。 『貴方の思いやりが欠けていたからだ』『貴方の価値がわたしの中で優先順位が下がった』『どうでもいい』 傷つく言葉を吐いた人間はきっと時間が経って「まぁ、その時は疲れてて言ってしまったんでしょう、しょうがなかった」とか言って勝手に自分を許すんだろうな、私は許せないのに。 そもそも、そんな事を言われる自分に問題があることが原因なのだ。 自分が情けない。 心が弱ってしまった

          人を思いやる時に思い出したい気持ち

          私の部屋。

          ベッドの上、布団の中。 壁。 勉強机。 小花柄のスカート。 ベッドの上、布団の中。 私が最も安心する場所は自分のベッドの上、布団の中だけだった。 何も見えなくて暖かい場所。 母からいつも怒られていた。 学校でも友達はいなかった。 私の存在は望まれていないものだと思って、悲しくて怖くて辛かった。 私の存在を世界から消してしまうために、布団の中でうずくまっていた。 私にとってエデンの園はどこだったのか考えると幼少期から使っていたベッドが浮かんでくる。 楽しい場所だった訳では

          蜘蛛の糸を望むより

          希死念慮はどうすれば解決するのか? ってコラム読んで、スッキリした気持ちになった事、ある? 私は無いよ。 寧ろクソみたいな気持ちして、それでも生きてる人見た方が安心出来る。 助かりたくていつも上から差し伸べてくれる何かを求めてた。 手を伸ばそうともがいたら疲れたし苦しい。 ドブに浸かってようよ。 沈む恐怖があるならもういっそ、おもいっきり浸ってた方がきっと楽。 案外ドブには仲間がいるもんだよ。 それにドブまみれでも、 上を見てたら息くらいは出来るだろ。

          蜘蛛の糸を望むより

          魔法の言葉

          「どこに出しても恥ずかしく無いように育ったわ。貴方は私の誇りよ」 母親からの言葉がこびりついている。 耳から離れない。 汚点だらけ。 母親からは何度も「どうして出来ないの」と言われてきた。 アレをしなさい、コレをしなさい。 祖母からは「こうでありなさい」と会うたびに理想の女の子の話をされた。 大人の期待には応えられなかった。 私は私にしかなれなかった。 だから私は大人の期待に応えられなかった意味で、汚点だらけの存在でもその"汚点"を"誇り"に思うことにした。 それなのに、

          渋谷にて、ヤンキー気質な神とサロメが出会う。

          「やりたいならやればいいじゃん。」 最初にいただいた、大島での言葉。 沢山の人と出会い、沢山の言葉を頂いている。 沢山与えてもらったのに良いものは全て受け取りたいのに、吸収しきれない私に悔しく思う。 未熟な私に、それでも側にいてくれる人がいて教えてくれる人がいる。 昨日はkさんと沢山話をさせていただく機会があった。 昨週、アーティストさんに会いにギャラリーに行った際にたまたまお知り合いになったkさん。 気さくに声をかけてくださり「来週もいるんで、来てください」とお誘いをい

          渋谷にて、ヤンキー気質な神とサロメが出会う。

          憎しみの履歴書

          妹が生まれた時、私は4歳。 人生で初めて寂しいという感情を知った。 こんにちは負の世界。 5歳、小学生になって仲間外れにされた。自分勝手だった私は集団行動の洗礼を受ける。 周りの大人が助けてくれない事を知り、人間不信になる。大人も周りもみんな嫌い。 それから小学校生活6年生まではほぼ1人だった。 周りを恐れ、大人を憎んだ。 母親はよく私を叱った。 「どうして出来ないの」もういつ言われたのか何度言われたのかも思い出せない。 頭の中で繰り返されすぎて妄想な気もしてきた。 妹と

          歪み。

          伊豆諸島旅行から自分の心がムズムズしている。 「やりたければやればいい」 大島で出会った言葉。 島民のマインドが心に何度も刺さった。 初めてそのまま、見たものを描いた。 温泉、温泉でくつろぐ女性達のヌード、溶岩と溶岩で出来た観音様、台風、月と海。 ある程度描き込んだ時にやっと気づいた。 こんな描き方はした事がなかった。 世界は広い。描ききれないほど。 そして今まで自分はあんなに狭い世界、自分の心の中だけを見つめていた。 そして歪めて描いていた。 島民のコウさんから「独特だ

          逃避行1日目。神津島。

          超濃厚な旅行をしてしまったので、まとめるのが難しいが感銘を受けた旅だったので頑張って記録しておきたい。一旦文字に起こさねば。 超逃げたい。とにかく、知っている景色…部屋から人から逃げたい。 東京から離れたい。 恋人のお盆休みのタイミングで旅行することに決めた。 旅行先は伊豆諸島。3泊4日の贅沢プラン。 2泊は神津島。1泊は大島。大島では恋人の母親Aさんと合流して過ごすことに。 実は東京都内なので移動もそこまで時間がかからないし交通費も比較的に安い。が、離島なので都内の感

          逃避行1日目。神津島。

          2022/0806アリス展

          「特別展アリスーへんてこりん、へんてこりんな世界ー」 森アーツギャラリーセンターにて10/10まで開催中。 今日はアリス展に行ってきた。 下記はそのメモと感想である。 アリス 原作刊行当初1865年。 1860年代…バッスルスタイルが中心のヴィクトリア朝時代(中期) パフスリーブ、パゴダスリーブなどプリーツやギャザー、フリルなどを使い、袖口に向かって広がったデザインが流行した。 (アリスといえばパフスリーブが印象的) 一般教養として美術が盛んだった理由… イギリスでは1

          休職おめでとう自分。

          私は私しかいないのに、私のような人は意外と多くいるのだろう。 いや、いるのだ。 だろう、とあえて推測したかのような言い回しをしたのはちょっとだけ信じたくなかったからだ。私は私しかいない。オリジナル、オンリーワンに拘っているから気づいていないふりをした。 こうしてnoteを書いているのには誰かに共感してもらいたいという気持ちもある。共感してもらいたい、というのは私と似たものを探しているということではないか、すなわち私のような人を求めているのではないか。 似た者を疎う反面、似た者

          休職おめでとう自分。