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新規事業基礎力の底上げを考え続ける

RayArc(レイアーク)の皆さま、おつかれさまです。新規事業ユニットです!

今回は、こちらの記事で話題にしていた新規事業基礎力の底上げの取り組みに関するアンサー記事です。

株式会社RayArcのオープン社内報として、取り組み・思いを社内外に発信!

夏に向けての誓いと、取り組みの経過

夏回の直接の成果に向けては、具体的なものづくりを進めております。それと並行して、新規事業基礎力の底上げの取り組みを行うと宣言していました。これは、春回からのふりかえりによるアクションプランです。

やはり、基礎は大事なのですね…

1.マーケティングを学ぶ→認定証を取得

販促・マーケティングの基礎力は、何をやろうとしても必要になります。

Google提供のオンラインマーケティング「デジタルマーケティングの基礎」の無料トレーニングをコツコツ受講。

26モジュール突破後、認定試験も合格。認定証を取得しました。

ワクワク魔人の認定証の一部

80点(40問中32問正解)が合格ライン。1回目の挑戦では75点(40問中30問正解)で不合格。どのジャンルで誤答したかはわかるものの回答自体の正誤は見れない仕様。10時間くらい経過すると再試験ができ、2回目で合格です。

内容はごく初歩ですが、意外と試験対象の範囲が広い。事前にまったく予備知識がない場合は、さすがになにもせずに、ホイホイとれるほどでもないかな…? くらいの内容でした。

この認定証自体には、おそらく客観的にそこまですごい価値があるわけではないと思います。しかしGoogleの公式認定証、しかも無料。この分野に関心があるなら、取っておいて悪くもないかな、と。

なんだかんだで合格はうれしい

今後の課題としましては。この試験のカバー範囲はあくまでも「オンライン」マーケティングです。マーケティングの普遍的な考え方は、あまり登場せず、そこは強化につながっていないかも。今後強化したいですね…。

2.ものづくりに必要なことを学ぶ→WHYを問い続ける

なんでもかんでもはできませんので、ふりかえり会のアクションプランとして出たテーマの強化が、おそらく直近のターゲットになるでしょう。

こう宣言して実施したふりかえり会。そこで見えたものは…。

けれど一番大切なことは、その目標を『借り物』で間に合わせないこと。一見正しそうな一般論の模倣にとらわれて、本質を見誤らないこと。

内側から起こる意思が原動力に

「ものづくりの検討において、WHYを問い続ける」という、おそらく取り組みの外にいる方にはわかるようなわからないような、それでいて当事者にはこの上なく実感のあるアクションプランになりました。

第5回では、ユニット長も交えて春回や夏回の取り組みについて、WHYも含めた率直な意見交換。もちろん、ものづくり上のより具体的なカイゼンも並行しますが。WHYをていねいに問うことがものづくりの両輪になります。

具体と抽象を行き来しつつ進め

WHYを問い続ける、のブレークダウン

ただ、やはりこれだけだと取り組みの外にいる方にはわかるようなわからないような感覚は残るかも、と思います。そこで、もう少しブレークダウンしてみました。

WHYをていねいに問うには
最低限の心理的安全性が必要だ

心理的安全性を積み上げるために

私は、W2ワクワクナニカソンイベントの開催時には基本的に進行表を用意しています。ただ、いきなりなんとなく進行表を準備するのではなく、まずその回のコンセプトを決めて、そこから逆算してつくるようにしています。

ザックリいうと、こんな立て付け。

  1. 最後に参加者がどんな状態になれるとよいか(=コンセプト)を考える

  2. そのために「メインワークではこんなことをやる」と決める

  3. 開始時点の参加者と、メインワークの間になにか障壁があるかを考える

  4. 見つかった障壁を、お膳立てされたやらされ感でもなく、かといって無理筋でもない「いい塩梅」で乗り越えられるよう、メインワークまでの流れをつくる

  5. 開催後にはリフレクションというふりかえりを実施し、次回の計画時に少しずつカイゼンを取り入れる

「いい塩梅」で渡れるように

これらの一つひとつが、場の心理的安全性にもつながると考えています。WHYを率直に話せるためにも、欠かせないものです。

その本質は「足場かけ」である

4は、わかりやすくアイスブレイク→導入ワークという鉄板の流れになる場合もあります。おそらく、うっすらとワークショップを知っている方が真っ先にイメージするのはこの流れでしょう。

ただし、それがすべてではありません。あえてアイスブレイクという表現を避け、チェックインとして設計したほうが、参加者にマッチするケースも多いです。それほど参加者とは多様だということかもしれません。

とはいえ、呼び方すら本質ではなくて。ようはアイスブレイクでもチェックインでも、なにを目指してやるのかを見失わないこと。つまり計画ファーストではなく、参加者ファーストが大切です。

私自身は目的を見失わないよう意識して「足場かけ」「アイスブレイク」「チェックイン」を使い分けてます。本質を考えるときは足場かけで。足場かけのために「今回はアイスブレイクか、チェックインか?」…みたいな。

ああ、でもそれも微妙に定義と違うかなー? アイスブレイクはごく狭義のチェックインというか。チェックインの一部にアイスブレイクが含まれる場合もあるととらえることもできますか…ね? ただし、必ずしも含まない。

「えっ? そんなこと?」が大切

WHYをていねいに問うの実践のためになにをするか。それは今後もこの基本を守り開催する。それをただただサボらないことです!

「えっ? そんなこと?」

と思われそうですが…。実はこれ、けっこう大変です。そして、やるとやらないでは本当に大違いです!

進行表というのがどんなものか、比較的わかりやすいと思う記事がこれ。

社内の別の取り組みでも、私が関わるものは
基本的に進行表をつくってます

いや、これで全部でもないんですよね。進行表をつくる前にコンセプトを決めるステップがありますから。でも、本当に大変なのは、この進行表通りに進まないケースも、ある程度まで覚悟・許容して進めること。

流れをしっかり設計することは大切です。一方で、それにとらわれ参加者を都合よく押し込むような考え方になってしまうと逆効果ですよね。必要に応じてプランBも織り込みつつ検討するのです。大変です!

大変なのに、なぜやるか?
大変さを上回る圧倒的な価値があるからです。

段取りと、研鑽も大切だけど
「その場で起きること」も、とても大切!

「ささいなことをていねいに」

学びを重ねてゆけば、やるべきことは意外とわかりやすく並んでいます。それをとことんていねいにやり通せるか? 実践につなげられるか? これが本当は難しいのだと思います。

そのように思い直す良書に、最近出合いました。

W2ワクワクナニカソンのSlackでも、この本注目だよーと流してみたり…。

このときは、まだ購入してません

あらためて、こちらオススメですよ! Small Things, Done Well!

読み進めると同時に、記事を追加中です!

第I幕 Netscape:マネージャーのMiroレコ

基礎の大切さは永久に不滅だ(まとめ)

この世界は一見どんどん複雑になっていくようにも見えます。しかしそれは、もともと複雑だったものが、昔より正しくそのまま見えるようになっただけかもしれません。そして、きっとまだまだ見えてないものが多い。

さまよい、ときに迷子になることもあります。そこで腐らずにふりかえりを重ねると、基礎の大切さに立ち戻ってゆくのは、やはりそうなのかと納得しつつも、どこか不思議です。

夏回では、春回をベースに、さらに進化・結実した成果にたどり着きたい。そのために重ねている小さな一歩一歩のお話でした。応援いただけたら、とてもうれしいです!

(新規事業ユニット・ワクワク魔人S)


さあ、ワクワクしようぜ!

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