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みなさん、"EQ"という言葉を聞いたことは、ありますか?

よく耳にする言葉はIQだと思うのですが、IQは脳の知能指数を表したモノになります。一般的に試験をして、判断する材料は数学的思考だと思います。

よく、テレビなどで「メンサ会員」の人がクイズ番組などに出演した時に自慢しているカードがあると思うのですが、あれをもらうにはIQテストが必要になったりしますので、そのような時に使うイメージだと思います。

ちなみに、私に馴染み深い”IQ”は、昔テレビでやっていた「IQサプリ」です(笑)


心の知能指数

今回は”EQ”の話をしていきたいと思います。EQ(Emotional Intelligence Quotient)と英語では書きますが、エモーショナル、つまり「心」とか「感情」の指数を知る時に使う言葉です。

詳しい方だと、だいぶ前から知っている方もいると思いますが、より注目されたのは比較的最近だと思います。その理由としては、Googleなどの大企業でもこの"EQ"の大切さを取り入れているからです。


今の時代”IQ”よりも"EQ"を重要視することが大切になってきます。


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4つの構成

今回は、1冊の方を紹介しつつ、私がそのテストを以前受けたので、そのことにも触れながら、書いていきたいと思います。

その本がこちらです↓

トラヴィス・ブラッドベリー、ジーン・グリーブス著、関 美和訳『EQ 2.0 (「心の知能指数」を高める66のテクニック) 』です。

この本の付録に、EQテストができるコードがついてきますので、新品購入された方なら誰でもできます。もし、今回興味を持たれた方がいましたら、ぜひ購入して、EQテストをしてみてください。いい発見になると思いますよ。

ちなみに、関 美和さんはFACTFULNESSの翻訳家の一人でもあります。読んでない方は絶対読んでください。FACTFULNESSは念を押しておすすめします!なぜなら、私たちはチンパンジーに負けるくらいの情報量しかないのですから…。

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本書では心の知能指数の区分を4つに分けています。

”自己認識スキル”
”自己管理スキル”
”社会的認識スキル”
”人間関係管理スキル”

ひとつずつ簡単に説明します。最後に私の結果と、何に気をつければいいのか、改善点などを、本書を通じて書いていきます。


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自己認識スキル

自己認識力とはその瞬間の自分の心の動きを正しく把握し、さまざまな状況での自分の傾向を理解する力である。特定の出来事や問題や人に対して自分がよく取ってしまう対応を知る力もこの中に含まれる。

自分はいつも何に対して反応し、何に対して感情を出すのか、それを知る上で重要な項目です。

このスキルが「EQの土台」になってきます。


本書では、スキルごとに「スキルが高い人」「スキルが低い人」に対しての周囲の人のコメントが書いてありますが、簡単にまとめます。

周囲のコメントのまとめ

自己認識スキルが高い人:冷静沈着、周囲を考えていて乱さない。目先のことに囚われない。長期的に考えている。本音で言ってくれる。
自己認識スキルが低い人:ストレスやイライラが表面化する。周囲にその空気感が伝わる。口調や態度が攻撃的になる。

と、このような感じになります。やはり、自己認識スキルの低い人とはできるだけ何もしたくなりますよね。対処が必要です。


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自己管理スキル

人が行動を起こすときや、あえて行動を起こさない時に表に出るのが、自己管理力だ。個人スキルの第2の側面である自己管理スキルの高さは、自己認識力に左右される。自分の心の動きを知ることによって、柔軟性を保ち行動を前向きな方向に変えられる能力が、自己管理スキルである。それは、つまり、状況や人に対する感情的な反応をコントロールする力だ。

その環境、状況によって選択を迫られることがあると思います。その時にいかに自分のことを冷静にとらえ、判断することができるかが大切になってくると思います。


周囲のコメントのまとめ

■自己管理スキルが高い人:我慢強い。寛容。誠実。プレッシャーに強い。
■自己管理スキルが低い人:深く考えず拙速に行動してしてしまう。話し方が乱暴になる。前向きになる行動が少ない。

自己管理スキルが高い人は、自分のことを理解しているから、冷静でいることができますし、仲間に対して誠実でいることができます。


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社会的認識スキル

社会的認識力は社会的スキルのひとつめの要素であり、人間関係の土台になるスキルである。これは、他者の感情を正確に読み取り、相手の心の中で何が起きているかを理解する力である。つまり、他人が考えていることや感じていることが自分と違っていても、相手の立場に立てる能力と言ってもいい。自分の感情に囚われて、つい他の人たちの視点に立てなくなることはある。社会的認識スキルがあれば、周囲への目配りと気配りができ、重要な情報を読み取ることが可能になる。

今までの2つは個人に関することでした。次の2つは「社会で生きる」モノです。そのひとつ目が”社会的認識力”です。人間関係は切っても切れないモノです。その人間関係をどう築き上げるかのメンタルの置き所を知るには大切になってくるスキルです。


周囲のコメントのまとめ

■社会的認識スキルが高い人:他者の感情を正確に読み取る。相手の立場に立つことができる。
■社会的認識スキルが低い人:相手の立場に立つことができない。他人の話を聞かない。

社会で大事になるのはチームワークだと思います。その部分が欠けていると、全体にも影響が出てくると思います。仮にそのような人がチームのトップであれば、考えなくてもわかりますよね。


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人間関係管理スキル

社会的スキルのもう1つの要素が人間関係管理力で、これには、ここまでに述べたEQの3つのスキルが必要になる。すなわち、自己認識、自己管理、社会的認識のスキルだ。人間関係管理力とは、自分と他人の感情を理解し、その理解を利用して人との関わり合いをうまくマネジメントする力だ。

人をマネジメントするには、まず「自分」というものがなければいけないと思います。そして「相手」を思う気持ちがなければ人を動かすことはできません。人間関係管理力はそれらすべてがなければいけないのです。


周囲のコメントのまとめ

■人間関係管理スキルが高い人:心と感情を読み取る才能。周りとの関係性。相手の話に共感することができる。
■人間関係管理スキルが低い人:感情をコントロールできない。いい面もあれば悪い面もある。他人の考えや経験を一蹴してしまう。

典型的なのが「自分の経験論をベラベラと語るヤツ」だと思います。どうです? 正直、私には自慢にしか聞こえないです。なぜ、そう思うのか?

相手のことを考えていないからです。

それこそが、人間関係管理スキルに求められるものだと思います。


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私の結果と考察

総合結果

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私は結構高得点でよかったと思います。なんとかこれを維持したいですね。

「個人的能力」自己認識自己管理を合わせた結果です。自己認識は得点が高いですが、自己管理が少し低いです。その部分で、この本の副題でもある66のアドバイスから私に足りないものを教えてくれています。

私に足りないのは

「10まで数える」
「一晩寝かせて考える」
「呼吸を整える」

と教えてくれました。

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まとめて書きますが、私に求められているのは”落ち着く”ことだと思います。しっかり落ち着いて自分を持つことが大切になってくることだと思います。冷静さを失うと自分を維持するのが難しいことがあります。確かに大事なことだと感じました。


コメントも載せておきます。すこし小さくて見えづらいかも知れません。

10まで数える

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一晩寝かせて考える

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呼吸を整える

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「社会的能力」の方は、得点がよかったこともあり、アドバイスは特になかったですが、何が大切か振り返るためにも、時々、本を読んで確認したいと思いました。


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今回は、EQについて本を通じて説明しました。みなさんも自分の心について知りたいと思いましたら、ぜひ、この本のテストを受けて見ることをおすすめしたいと思います。



少し長くなりましたが、最後までお読みいだだきありがとうございました。



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