”余力ある”努力の積み重ね|【エフォートレス思考】
どーも!
わーさんです!
日曜日ですので、#2021年に読んだ本の紹介 をしていきます。
年内もあと2回の本紹介となりました。
2022年も読んだ本の紹介をしていきますので、よろしくお願いします。
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『エフォートレス思考 努力を最小化して成果を最大化する』
グレッグ・マキューン
著者
グレッグ・マキューン (Greg Mckeown)
・McKeown Inc. のCEO。アドビ、アップル、グーグル、フェイスブック、ピクサー、セールスフォース・ドットコム、シマンテック、ツイッター、VMWare、ヤフーなど名だたる企業のコンサルティングをおこなう。
・著書『エッセンシャル思考』は全米ベストセラーとなり、ニューヨーク・タイムズ紙やファスト・カンパニー誌、フォーチュン誌などで取り上げられたほか、NPRやNBCなどの有名メディアでインタビューを受けた。
・ハーバード・ビジネス・レビューやリンクトインに人気ブログを寄稿し、ポッドキャスターとしても人気が高い。世界経済フォーラムの「ヤング・グローバル・リーダーズ」に選出された。
引用元:Amazon
本書の概要
・エフォートレス思考とは?
・これからの時代の努力の方法を知ることができる。
今回は、私が読んで良かったと思うところを3点紹介していきます。
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■エフォートレスな精神
エフォートレスな精神とは、肉体的にも精神的にも疲れがなく、エネルギーに満ちた状態のことと述べています。
そのため、自分ができることを簡略化、最適化する必要があるのです。複雑にしてしまうと、よりエネルギーを使ってしまい、疲労が溜まってしまうからです。そうなると生産的な作業を続けることができないです。
そして、今あるタスクに集中することがとても大切になってきます。自分が今、その時にやるべきことに集中する。気になるものや音などを消して集中する。
それが大切です。
ただ、ずっとタスクを続けるのではなく「休息」を取ることによって、心と体を回復させることも大切になってきます。
■エフォートレスな行動
エフォートレスな行動とは、より少ない行動でより大きな成果を出すことだと述べています。
先延ばしにするのをやめて、最初の一歩を踏み出す。考えすぎず、楽に行動する。無理やりではなく、自分のペースで前に進む。
そのことが大切になってきます。
特に何かを作りたいと思っても、失敗するのが怖かったり恐れたりすることもあると思います。ただ、最初からうまくいくことはないです。うまくやろうとするよりも、最初に「ゴミ」を作って、失敗したと思ってしまえば、そこからどんどん修正していくことができるのです。
その一歩をまずは踏み出すことができるかが、大切になってきます。
そして、自分がその時にやる、上限と下限を設けます。それは、「多くもなく、少なくもない」適度な状態を考える必要があります。
下限を「毎日やる」という設定はできると思いますが、上限を「何十時間もやる」という風にしてしまうと、それはオーバーワークになってしまうので、自分の限界の手前で余力を持ってやめることがちょうどいい。
その日にまだできそうであってもやめること。
それによって、明日もまた頑張ることができるのです。
そのことが、日々の累積に関わってくるからです。
■エフォートレスのしくみ化
エフォートレスのしくみ化は、エフォートレスな精神とエフォートレスな行動を身につけたことによって、できるだけ少ない努力で成果を上げるしくみを作ることになってきます。
それには、知識が必要になり、目先の知識ではなく、その原則を知る、学ぶ必要があります。原則を知ることによって、他にも応用が効くからです。
目先のことだけだと、何度も新しいしくみを作らないといけなくなります。それだと効率が良くないです。
原則を知り、応用を効かすことによって、自分だけのしくみを手に入れることができるのです。
それには、人の力も借りていいですし、デジタルの力も借りていいです。自分の記憶だけに頼ることなく、どうすれば少ない努力で、最大の成果を出すことができるしくみになるのかを考えることがとても大切になってくるのです。
まとめ
今回は『エフォートレス思考』を紹介しました。
日本人的な思考であれば、つい限界を超えてまで努力を続けようとすることがあると思います。
ただ、それは生産的な行動ではないのです。
自分の限界を超えているとわかっていながら、作業を続けてもいいものはできないです。
「自分の限界の手前で作業をやめる。余力を残す」
「それを毎日繰り返す。多くもなく、少なくもない量」
「累積の効果を信じる。突然大きく変わる」
そのようなことを感じ取ることができた一冊でした。
本書はこれからの時代の生き方にあっている本だと思います。ぜひ、手にとって読んで欲しい一冊です。
また、著者の前作『エッセンシャル思考』も良い本ですので、そちらも併せて読んで欲しいです。