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勝手にインタビュー

「あなたの趣味は何ですか?」

「私の趣味は散歩と読書です」

「へー、散歩。なんで散歩?」

「散歩は自分の思考をスッキリさせたり、体を動かしながら考えたいことについてじっくり考えれるからです」

「ふーん、そんなに考えるの好きなの?」

「まあ、好きなんだと思います。でも、頭が勝手に思考してしまうのでたまに鬱陶しいですけど笑笑 考えるって何か目的を持って前に切り拓いていく感覚があるんですよねー、私の場合は目的なんかないし、答えがあるわけでもない、ただぼんやりと考えているだけ」

「つまり、考えるためにあなたは散歩しているんですね?」

「まさにその通りだと思います。でも、面白いことに考えたくないから散歩しているときもあります。あー、考えたくない!考えたくない!から解放されるために」

「なるほどー。思考をリセットするって先ほどおっしゃってましたもんねー。リセットとスタートどちらにも散歩という行動が一役買っているのですね。ありがとうございます。」

「もう一つの読書についてご質問させていただきます。普段はどんな本を読むのですか?」

「この質問めっちゃ難しいんですよねー笑笑色んなの読むので求められている答えがわからないのですけど、強いていうなら小説?。小説の中でも主人公が学生のを読む機会が多いです。あとは詩とかエッセイとかにも興味出てきました。一番感情を揺さぶってくれるし、著者の考えがドンピシャで伝わってくるので。あー、もちろん小説も著者の考えビシビシ伝わりますけど、登場人物とかに感情移入しちゃって著者のメッセージまでは読み取れないですね」

「すいません、答えにくい質問をしてしまいました。では、質問を変えて、最近読んだ本は?」

「またー、難しい質問ですね。綿矢りささんのひらいてという本を読みました。短いお話なんですけど、私好みの学校が舞台になってる本で。登場人物の影の部分って言ったらいいんですかね、そこが良い。影の部分って見えないようにしているようで見えてしまう。光の部分ばっかり見て、人を判断してしまう。愚かですよね。影の部分って皆同じなんだって気づいたんですよねー。やっぱり人って寂しいし、どこか共感して欲しい生き物なんだなって。

「おー、少し何言っているかわかりませんが笑笑あなたにとって良かった本であることはわかりました。」

「あ、ちょっといいですか。私最近思うんですけど、私ってもしかしたら読書が趣味じゃない気がするんですよー」

「え、一番初めに趣味は読書って言ったじゃないですか!」

「もちろん、そうなんですけど、本を読むのはもちろん好きなんですけど、本屋を巡るのが好きだし、その本屋で主張してくれる本を購入するのが好きなんですね私、あとポップとか店員さんとか。つまり趣味は読書じゃなくて本集め、本屋巡りなのかなって思うようになったんです。

「なるほど、それはもしかしたら本集めとか本屋巡りの方がしっくりくるかもですね」

「でしょ、そう思うでしょ」

「はい、そう思います。でも、それだけ本を愛しているなら趣味読書って言っていいんじゃないですかね?」

「????どういうこと????」

「だって、そんだけ本を愛してて読まないわけないじゃないですか!!読むこととは知識を入れること、感情を学ぶこと。その行動の手段として本を持っていたい、本と巡り会いたい、本を通して人と会話したい、っておもうんでしょ!そして読んだことをまた人に話したいって思うんでしょ。だったらそれは趣味読書って言っていいです!何か問題でもありますか??笑」

「ありません笑笑」

「よし、勝った笑笑、まあそんな勝ち負けにはこだわりないですけど。読書について回答いただきありがとうございました」

「こちらこそ、ありがとうございました。でも、私の趣味は本集めな気がするなー笑笑」

「もう、良くないですか??笑笑じゃー趣味は本ということで!(極論)はい、ありがとうございました(投げやり感笑)」

「もう、呆れてめんどくさくなってるやん笑笑」



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