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新記録樹立のF1レーサー ルイスハミルトンのメンタル

2020年、スポーツ界はいろいろありました。
スポーツ10大ニュースなんてのをよく見かけるシーズンになってきましたが、今年スポーツ市場前代未聞と言われていた記録を大きく塗り替える新記録が誕生したのご存知でしょうか?

このnoteはVoicyの過去の放送を文字に起こしたものです。

本日のテーマ F1レーサー ルイスハミルトン選手のメンタルの強さにフォーカス

自動車レース世界最高峰フォーミュラワンF1グランプリ世界選手権においても、歴代記録が迎えられる歴史的な1年となりました。

イギリス人ドライバーのルイス・ハミルトン選手、過去にミハエル・シューマッハ選手が保持していました最多優勝記録においてこれを上回ったのです。
ミハイル・シューマッハ私が樹立した記録は、もう今後破られる事はないだろう到達可能だと言われていましたが、それを成し遂げたルイスハミルトン選手。今後歴史に名を残すことになりました。

今日はこの2020年が終わる前に、今年樹立された新記録を獲得したルイス・ハミルトン選手の強さを振り返ってみたいと思います。

F1という競技の過酷さ そのなかで2020年歴代最高記録を樹立したハミルトン選手を振り返る

まずはF1について簡単に。
自動車レースの世界最高峰と言われ、過去70年の歴史を持つ自動車競技カーレースです。

”最高速度は時速370キロとも言われる高速マシン”によるレースで、メルセデスやフェラーリ、ホンダといった世界のトップ自動車メーカーが最先端の技術を投入してる技術競争でもありますが、そんな各メーカーやチームの技術力、チーム力、戦略などに加え、勝負のポイントとなるのが、車を運転するレーシングドライバーのアスリートとしての競争。

この競技は1年をかけて、世界中20カ所以上で開催されるレースで、年間チャンピオンが決まります。移動による環境変化の中で、最速スピードという身体に付加のかかる極限状態でのパフォーマンスが求められる過酷な競技なんです。

ルイスハミルトンの選手は、今年2020年シーズンにおいて圧倒的な強さを見せ、自身7度目4年連続のチャンピオンを獲得し優勝回数で、世界記録を塗り替えました。過去15年程のキャリアを通じては、デビュー当時は大型新人として初年度からチャンピオンシップレースに絡む活躍をしながら、途中はスランプのシーズンもあったりしてそれを乗り越えながら、過去5-6年は圧倒的な強さを見せています。

そしてイギリスいや世界のスポーツ界の中で、収入ランキングで常にトップクラスという人でもあります。

そんな、ルイスハミルトン選手の特徴まずは黒人であると言うこと。彼は黒人のイギリス人であるお父さんと、白人のお母様の間に生まれたハーフではあるんですが、見かけは黒人のスポーツ選手と見られまして、一般的にもそのように扱われています。

これは実はF1と言う競技においては珍しい、おそらく歴代唯一の選手ではないでしょうか。例えば他の競技サッカーやアメリカンスポーツなどの国際的なスポーツ競技に比べて、圧倒的に少ない印象ですよね。

国際競技として関係者の国籍と言う意味ではかなり多様化しており、世界中の自動車関連メーカーの様々な人種の従業員が関わっています。ドライバーも、アイルトンセナの時代からブラジル人、当時の中島悟さんを始め日本人の選手も多く参戦してきました。

ちなみに来シーズンは7年ぶりに日本F1ドライバーの角田ゆうき選手が先日誕生したばかりですね。

それでも黒人選手は極端に少ない、そんな競技において圧倒的なマイノリティーの存在であったことが1つ特徴的だといえます。

ハミルトン選手は、今年2020年に世界各地で行われた人種差別反対の動きについて、F1と言う競技においてもリーダーとなって声を上げていました。

日本人選手でも大坂なおみ選手が八村塁選手がアメリカにて積極的に発言をされていましたが、F1においては正にルイスハミルトン選手がかなり積極的に発言し、レースの前にF1として公式セレモニーを開催することを提案したりしていたんですね。

続いてハミルトン選手の特徴は、そのルックスです。ご存じない方はぜひ写真を見ていただければと思いますが、実際ファッションブランドTommy Hilfigerのモデルを務めていらっしゃいます。

そして広告モデルだけではなく、デザイナーとしても関わっておりそのセンスが評価されていると言うことです。さらにはファッションショーの演出や音楽活動にも興味を持っており、楽曲をリリースしたいもしているんですね。

アスリートと、ファッション業界との両立と言う華やかなイメージの通り、若い頃はすごくパーティー好きのイメージがあるました。

当時は実際にメディアの発言や、競技においてもつまりそのドライビングにおいても、少しやんちゃなイメージがありましたが、繰り返しチャンピオンを獲得し現在35歳になるハミルトン選手は、積極的に社会問題の活動に取り組むなど人格者として見られるようになってきてイメージを変化させてきています。

先程の人種差別問題への活動については、F1競技全体のメッセージの発信のリーダーとなっており、
・環境問題については、輸送や移動そして自動車と言う化石燃料を使うこの競技の環境への配慮と言うところを課題として認識し積極的に発言をしています。

過去の映像と比較して、インタビュー等への姿勢や発言内容が大きく変化した選手であるといえます。

前人未到の新記録を確立し、アスリートとしても人間としても大きな成長を見せた印象をもたれるハミルトン選手。過去には大きなスランプを経験したこともあり、また今年はコロナウィルスに感染しレースに参加できなかったこともありました。F1と言う競技特有の身体的プレッシャー、マイノリティーであることの社会的なプレッシャーもあったかもしれません、最近はその強烈な活躍から人気者である一方アンチファンも多かったと言われています。

そんな中、不調の時期からも脱却し圧倒的なポジションを確立するまでの強さの秘密について考察してみました。

ルイスハミルトン選手のメンタルの強さとは

さて本日は今年自動車レースの最高峰F1において歴史的な記録を樹立した世界最高峰のF1ドライバーレーシングドライバールイスハミルトン選手にフォーカス当てています。

世界最速のマシンの中で体にかかるプレッシャー、命をかけてのレースと言う精神的プレッシャー、マイノリティーであることの社会的プレッシャー、それらの中で過去の不調を乗り越え圧倒的な強さで新記録を樹立したルイス・ハミルトン選手。

彼のその特に”メンタルの強さを形成しているもの”は何だったのでしょうか。私なりに考察してみました。

まず1点目は、アスリートとしての顔と、プライベートのバランスの良さではないでしょうか。
当番組では、多くのトップアスリートは、自身の競技に集中しながらも、課外活動にも力を入れ、客観的に自分を見ることにより、競技のレベルを上げていったと言う例をご紹介してきました。

本田圭佑選手のビジネスへの取り組み、水泳の松田選手のできるだけ水泳の関係者以外の別のスポーツの関係者や経営者などと積極的に付き合うと言う姿勢。

ハミルトン選手もファッション業界への関わりに加え、バイク競技やサッカーなど他の競技の選手との交流も深いと言われています。ファッション業界は音楽業界でもその存在感を示すそんなバランスの良さが、F1と言う競技自体のパフォーマンスを支えているように見えます。


2点目はメンタル面での強化ということが言えそうです。
若い頃のやんちゃなイメージのキャラクターから、社会問題にも積極的に関わる人格者のイメージに変えてこられたのは、メンタルトレーニングによる精神面での成長とも関係してるようです。

現在の彼のイメージは常に冷静なキャラです。感情的になると言うような彼の姿を見る事は現在ほとんどありません。結構細かい文句を言う人ではあるんですが、その言い方や伝え方は常に冷静で穏やかな表情を保ったままです。インタビューなどの発言からは、彼はメンタルの安定と今起こっていることへの集中を重視してるようです。マインドフルネスにも通じるこの心の姿勢は、長年のメンタルトレーニングの成果だと言えるようです。


ルイスハミルトン選手の強さ3つ目は、癒しの存在を持っていると言うこと。
同じく精神面での安定に通じるのですが彼は犬好きとして知られています。彼の飼い犬のロスコーちゃんは、実はかなりの有名人で、モータースポーツファンよりも、世界中の犬好きペット好きからも注目されている存在だそうです。

ロスコちゃんのInstagramのアカウントは1万8千人のフォロワーがいて人気者であり、イギリスの新聞の記事によりますと、このロスコーちゃんは一日に700ドル8万円位ですかね、毎日稼いでるそうです。

Instagramの広告収入に加え、モデルとしての収入もあるようです。このロスコーちゃんのInstagramは、彼自身の視点から語られており、頻繁に飼い主Dadパパと呼ぶハミルトン選手とくつろぐ姿や、ときにはレースの現場に入ってチーム関係者たちを応援したり鼓舞するような様子も描かれており、確かに面白いです。

そして、ハミルトン選手がすごく可愛がっている姿が垣間見ることができ、癒しの存在になっている事はよく分かります。

極限のプレッシャーの中で戦うF1ドライバールイスハミルトン選手は、こうやって心身のバランスをとって立ち続けているんだろうなと想像しました。

Tips 現代人のメンタルを支える要素とは

今日のティップスは、「現代人も癒しの時間を持とう」と言う話をさせていただければと思います。

特にルイスハミルトン選手のペットのロスコーちゃんとの関係に注目させていただきました。

特に今年はいろいろありました。今までの生活環境や、価値観人生観といったところが大きく変わった人がいたのではないでしょうか。そんな中で様々なプレッシャーや日々の不安の中で生活を続けている、いやそれさえも感じず忙しく慌ただしく日々を過ごしている人もいるかもしれませんね。

意識的な癒しの時間を持つと言う事は大事なのかもしれません

有名なメンタリストダイゴさんもストレスを感じたときいろいろ感じたときそれを解消できる方法と言うのを種類も手元に持っておく、例えば自分の好きなペットの写真を見ることで自然に笑顔になり落ち着きを取り戻すと言うようなことを紹介されていました。ペットに限らないと思います。

こうした自分のストレスを解消する方法というのがどういうものなのか、どういう状態であれば自分はそれがトリガーきっかけになるものは何か。なるものは何か。

このお休みの期間中にいちど考えてみるのもいいかもしれませんね。

終わりの挨拶

いかがでしたでしょうか。今日はF1から今年2020年シーズン歴代記録を樹立したルイスハミルトン選手を取り上げてみました。

私自身はF1に少し関わっておりまして、毎年日本グランプリの時に鈴鹿サーキットにいます。このルイスハミルトン選手とも直接話したことも実はあるんですが、本当に優しくて穏やかな人です。

よくそんなF1の話題を出すと、懐かし~なんて言われます。昔は観てたけどと。確かにF1人気はバブルの頃と言われアイルトンセナ選手が活躍していた頃ですよね。

日本の人気はともかく、世界的にはどんどん拡大してきているこの競技、来シーズンからは久々に日本人F1ドライバー角田裕毅選手が誕生しており、HONDAのラストイヤーでもありますので盛り上がるかもしれません。

この番組のパーソナリティきりちゃんの地元三重県・鈴鹿サーキットでは来年日本グランプリ開催が予定されています。今年は中止になってしまいましたので、無事に開催されることを祈っています。

このnoteはVoicyの過去の放送を文字に起こしたものです。
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