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「スーパーGT」2019、開幕戦レポート

日本を中心にアジア地域で最も人気のあるモータースポーツの「SUPER GT(SGT)」。市販車をベースにしたレーシングカーを使って年間8戦が行われるシリーズの開幕戦が、4月14日に「岡山国際サーキット」で開催されました。

日曜日は朝早くから雨が降り、決勝レースはアクシデントを避けるため、セーフティカー(SC)に先導される形での隊列走行で始まりました。

4周目にSCがコース上から去り、レースが本格的にスタート。予選で1周あたりの最速タイムを記録して「ポールポジション」を獲得したカーナンバー(#)23の「MOTUL AUTECH(モチュール・オーテック)GT-R 」(松田次生/ロニー・クインタレッリ組)がトップ。3番手の位置からスタートした昨年のチャンピオン、#1 「RAYBRIG(レイブリック)NSX-GT 」(山本尚貴/ジェンソン・バトン組)は、2位を走る#12「カルソニック IMPUL(インパル)GT-R 」(佐々木大樹/ジェームス・ロシター組)を抜いて2位に上がりました。

風と雨が強くなる中、#1 NSX-GTが11周目にストレートで#23 GT-Rに並び、続く第1コーナーでトップを奪いました。その後、#17 「KEIHIN(ケーヒン)NSX-GT 」(塚越広大/ベルトラン・バゲット組)が#23 GT-Rを抜いて2位に浮上し、ホンダNSXが1-2(ワンツー)体制を築きます。

雨が降り止まない状態でレースが行われていた24周目、#17 NSXがストレートで#1 NSXTに後ろから接触。#1 NSXはスピンして最後尾まで落ちてしまいました。その1周後、今度はガードレールに激しく衝突するマシンがあり、31周目にレースは中断。クラッシュしたマシンの回収作業を行いながら天候の回復を待ちましたが雨脚はさらに強まっていきます。最終的に、レース続行は危険と判断されレースは終了となりました。

その時点でトップを走っていたのは#17 NSXでしたが、#1 NSXに追突したことでペナルティを科せられたため、2位の#8 NSXが繰り上げ優勝となりました。#23 GT-Rが2位、#12 GT-Rが3位という結果でした。

SUPER GTの第2戦はゴールデンウィーク中の5月4日に、富士スピードウェイで決勝レースが行われます。


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