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【声のお仕事を選ぶ基準】~後悔しない選び方~
と、いうとなんだか偉そうな感じになってしますが、ちゃんと“自分なりの基準”を持っていた方がいいと思うんです。じゃないと、なんでもかんでもやりますやりますと言っていたら時間も体力もすぐ無くなっちゃいますから。
僕はお仕事を受ける前に確認をする3つのことと、お仕事をやるときに確認する3つのことがあります。
【お仕事を受ける前に確認すること】
1.体調
2.スケジュール
3.どの媒体で使われるか?
です。体調が悪ければ受けられませんし、受けてから体調が悪くなってしまった場合は断るのか、伸ばしてもらっても大丈夫なのかを確認します。
実際最近も、お仕事を受けてから流行病にかかってしまい収録日までなんとかギリギリ治りましたが、かかっているときに「こういう状態なのでいけないかもしれません‥」とご連絡しました。
事務所に所属していれば、似た声質の人に急でも代打で行ってもらうことは可能かもしれませんが、フリーランスだとそうはいきません。もし収録がダメになってしまった場合、スタジオのキャンセル料などかかってしまいますからね。お仕事が決まった後の体調管理は必須ですね。
スケジュールもかぶってしまったら行けませんよね。運悪くピンポイントでお仕事の予定日が被ってしまう事があるんです。
その時は「この日は別件がありまして、同じ日のこの時間帯なら〜」や別日のご提案ご連絡をしますが、既にスタジオを予約してしまっている場合『スタジオの予定がずらせないので、申し訳ないですが今回はご縁がなかったということで』となってしまうことも。
せっかくお仕事候補にあがったのに、スケジュールの都合で、なしになってしまうなんて悔しいこともありました。でもしょうがないですね。運です。
そしてたまーになんですけど、なんの媒体で使われるのか?不透明なことがあるんです。一度あったのが、お仕事用のメールアドレスにドラマCD出演のご依頼がきたんですね。
ですが、作品タイトルもわからない、ドラマCDは円盤で出るのかダウンロードコンテンツなのかYouTubeなどで無料で公開されるものなのか、まったく詳細がなかったんです。どうなっていますか?とお返事したところ「まだ決まっていなくて‥。とりあえず日程だけキープさせてください」と。
『作品タイトル、媒体など分かり次第改めてご連絡頂けますか?』とお返事したところ、わかりましたときたんですが以降、連絡はありませんでした。
お仕事の依頼だ!やった!と、二つ返事しないで受ける前にしっかりと確認をしましょう。フリーランスならば特にです。守ってくれる人はいませんからね。
【お仕事をやるときに確認すること】
1.お金
2.相手との関係性
3.実績
です。このうち“2つ欠けたら”その案件はお受けしないことにしています。ストレスがかかりすぎてしまうからです。これまでに何回か書いていますが、クラウドソーシング系などの安すぎる案件は受けないようにしています。なぜなのか?はこちらの記事で。
お仕事としてやっていくのであれば、お金の部分はしっかり考えないといけませんね。でも、実は始めた当初のギャランティのままでお受けしているクライアント様がいるんです。
理由は、お仕事がない始めたての頃にお仕事のご相談をいただいていたからです。スタジオ収録、自宅収録共に経験を積ませていただいた御恩ですね。それが2番目の“関係性”に繋がります。
ギャランティが安くても、関係性と実績公開可という条件をクリアしているのでなんのストレスもないんです。
過去、『実績公開不可で、予算も少ないんですが‥』という連絡が来た事があるんです。
関係性もありませんし、実績公開もできない。そしてギャランティまでもとなったらやる理由がないんですよね。だから僕は、何をいくらでやっていますというのを公開していないんです。
たまにですが『値段のわからないお店には入れないから、価格表を公開すべきだ』という人もあります。きもちはわかりますが、そうすると“価格競争”することになってしまうんですよね。
僕は、安いという理由ではなく“有野優樹に読んでもらいたい”を目指しているので、価格を公開しないようにしています。でもこれをすることによって、価格を公開している人と比べられることはありません。
このように、価格だけではなく“自分を選んでもらえるような工夫”をしながら、お仕事獲得を意識していってます。フリーランスはホントに大変なんです、トホホ。
ちなみにですが、声のお仕事のギャラ基準に関しては記事にしているのでもしよかったら。
【決める時は自分基準を持つ】
最初はわからないことだらけだと思うので、いろんな先輩に聞いたり調べたりしてまんまやってみるのが良いと思います。
今、僕も変えたい事がありご相談をさせて頂き(アドバイスをお聞きして、自分なり考えなくてはいけないこともありますが)そのままやっています。
これまでのやり方でうまくいかなかったから相談したんですよね。なら、自分なりに〜ではなくまずは教えられた通りやる。あ、これは自分から聞いた場合のみに限った話ですよ。
何も聞いていないのにたまに『あなたのためを思って〜』と言ってくる人もいますが(その後の判断は各々で)。
最終的に決めるのは自分です。やるもやらないも自分で選べます。僕は今、変わりたいんです。もっともっとお仕事をしたい。勉強する場所、お仕事の受け方、人との付き合い方など自分なりに“基準”を持っておくと、迷うことに時間を無駄に使いすぎることはなくなるんじゃないかな?と思います。
まだまだ規模は小さいですが、noteメンバーシップの運営もしています。運営しているその人が成長し続けなければ「聞くのやーめよっ」となってしまいますよね。言葉にも説得力が出ない。
自分の言葉の力を高めるため、判断能力を鈍らせないため、そしてなによりも“成長”のために日々、言葉・表現・知識に触れて“説得力”を磨いていきます。
noteメンバーシップ“声と喋り研究所”では、声のお仕事をするのに役立つ記事を週1コラムにて投稿しています!
・お仕事に繋がるボイスサンプルの作り方は?
・宅録するには良い機材が必要?
・フリーランスなのにどこから仕事をもらっているの?
声のお仕事がしたい!という方に少しでもお役に立てますように。
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