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碧は潰れたって青い

 気づいた時から、何らかのバランスをおかしい。何かが過剰で何かが不足しているのだ。  子供の頃から、私が小さな子供だった頃から、ずうっと「ちゃんと」したかった。まともになりたかった。これはおかあさんが私を叱るときにいつも「ちゃんとしなよ」と叱っていたからなのだと思う。私が叱られる時はちゃんとできていない時がほとんどだったから。机を片付けられないし、宿題は前もってできないし、テストにケアレスミスが多過ぎる。テストの点で叱られたことはないけれど、100点を取れるテストでことごとく

    • 青の終わりを知れ

       お風呂の入り方が違ったの。私は確かに彼女に育てられて、彼女の価値観に依って生きてきたのに、お風呂の入り方が全く違っていたのです。私は彼女にお風呂の入り方を教わって、一緒に入っていた時代も当然あったというのに。  進学をしました。なぜなら私はそれなりに勉強ができたし、親元を離れたかったからです。それに離れるべきだとも思っていました。私の母親は明るくて快活で善い人間。でも私とはちょっと相性が悪かった。  彼女は日々を朗らかに過ごすことに重きを置いていて、対して私は日々はでろ

      • 自分のことを棚上げしてでも自分以上に青い奴のことは嫌い

        ある人が自分の主張を通すための活動をして、ある人が自分の作ったものを売って、ある人が起業のために行動を起こして、ある人が第一志望に受かって、ある人がアルバイトでお金を稼いで、ある人がきちんと受けるべき講義をうけて出すべき書類を出して、向上しているのにそれに対してなんですか、私は。 なんで私はとんでもなく出来のわるい、そしてやる気のない弟の課題を管理をしてるんだ。行ける高校もないくらい成績が悪いのに毎日毎日信じられないくらい勉強しない。一から十まで今日はこの教科を何ページやっ

        • 政府への意見(記録用)(提出済み)

          ちょっとおかしい文章。感情的すぎる。駄文。 日本の政府及び内閣の新型コロナウイルス対策、対処、対応が他国(日本よりも早くに新型コロナウイルスの流行が始まった国や日本よりも多くの感染者、死亡者が出ている国)と比べてあまりにも稚拙かつ中途半端で思い切りの足りない緊迫感の欠片もないものだと感じています。 イベントの自粛を求めるのは妥当のことだと思います。感情的には残念な思いをすることが当然想定されますし、実際私も楽しみにしていたイベントが中止になり、がっかりしました。 イ

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          ぶつけたお尻が青い、小娘泣け

          例えば、自身がアルコールに酔った時にどんなふうに普段の調子と異なるのかを知りたくてインターネットで検索したとして、 “気になる彼は!?”とか“モテる酔い方♡”とかが検索結果上位に出てきて、私が「知りたいのはそんな事柄じゃないのに」と感じるということはおそらく現状に抑圧されてるってことなのかなって。  そもそもインターネット(情報社会)過渡期(≠黎明期)と、セクシャルマイノリティの受容過渡期が重なるのは、法律の整備や倫理感の浸透において円滑にはいかなくなっちゃってるんじゃない

          ぶつけたお尻が青い、小娘泣け

          手を叩けば青くなる(思想、尻)

          つらくて、もうどうにもしたくないってなった時に吐く言葉が「おかあさん」しかない。お母さんに何を求めているわけでもないけど、お母さんがいてくれたら解決するんじゃないかって期待してるのかもしれないし、私にはもう頼る人がお母さんしかいないからかもしれない。 友達は私じゃない友達とすごく素敵に生きているから、私なんてお呼びじゃない。1人だけ置いていかれてるような気がしてしょうがない。 それでもお母さんはどこまでいっても私のお母さんで私はお母さんに決して見捨てられないと思ってる(本

          手を叩けば青くなる(思想、尻)

          尻が青い子一等賞

           彼氏いる?とか彼氏欲しくないの?とかって聞かれるたびに、私は懇切丁寧に聞かれてないことまで答える。今はいいかなって思ってます。とか、まああんまり欲しくはないんですけど。とか、好きでもない人となんとなく付き合ってみるっていうのも性に合わないし。とか、聞かれたことの三倍くらいの情報を相手に与える。だけどこれらも本当は正確じゃなくて、比較的当たり障りのない表現を使って会話を続けている。致命的に面倒な人間だということがバレないように。  正確に、歯に衣を着せず、言葉を尽くしていう

          尻が青い子一等賞

          青い尻を誇っても誰もこちらを見ない

          自分が撮っている写真を見返したり書いた文章を読み返したりしていると、私はなにもかも許せていないんじゃないか、凡ゆることに対して不寛容がすぎるんじゃないかと思う。 許せないことが多すぎる。 妹が平和についてのポスターを夏休みの宿題として提出しようとして原子爆弾やはだしのゲンを調べていると私はあまりにも嫌で泣いてしまう。 テレビでファッションのポイントチェックみたいなコーナーをやっている。う〜んちょっと女性らしさが足りないかもとか流行りのナントカとか言われるともうだめ

          青い尻を誇っても誰もこちらを見ない

          空は青いし、尻も青い

          もし、もしもの話だけど、私が自殺するとしたらって考えたときに、自殺をしようと決めた日から2日前のことを思うとすごく残念に思う。 だってさ多分だけど、私が自殺するって決めるのは3日前で前日までに私なら準備を終えてしまうから2日前はなにもかも身辺整理で終わってしまうわけ。ってなるとその時の私の気持ちは子どものときお母さんと2人で遊びに行ったときみたいななんの憂いもない、すごくいい気持ちなんだと思う。 それでも私はその時点で自殺することを決めているんだから、その気持ちはもう前向き

          空は青いし、尻も青い

          どうせ尻元過ぎれば青さも忘れる

           とうとう毎年、決めない達成しないが常だった”今年の目標”が決まった。    私はいつもそうだ。自分から動いては、信じられないほど多くの人に迷惑をかける。私自身は人に迷惑をかけてナンボでしょう、いらぬものを背負い込む貴様らが悪いんだ、というスタンスで生きてきたが、もう駄目だ。  昨年春、進学に伴い実家を出た。そこには自由と地獄が待っていた。そりゃあもちろん実家にいたときは、さっさとこんな家出てやりたいと思っていた。もちろんその気持ちに嘘はないし、当時の私がいまの私

          どうせ尻元過ぎれば青さも忘れる

          異国の地は青い尻を小娘にさえ忘れさせる

          英語でも苦手な単元はフランス語になったところで苦手なままだ。よく考えたら私、この分野は日本語でも苦手だったわ。 授業で月や日にち、週を扱ったけれど本当に難しい。 冠詞の変化や国籍と国名の違いも頭がこんがらがってしまう。だめだなあ。この日1番大変だったのは数字。14と15と40と50のフランス語が苦手だ白目を剥くんじゃないかって。 発音の先生のソフィアのこと私大好き。分かりやすいフランス語を喋ってくれるし、発音が聞き取りやすい。しかも何度聞いても何度でも同じことでもきちんと

          異国の地は青い尻を小娘にさえ忘れさせる

          青い尻を隠す小娘による旅情

          帰省には大抵、普通電車を乗り継ぎ、乗り継ぎ、行くので特急電車に乗ったのが本当に久しぶりだ。 普通電車は揺れるし人との距離がとれないので、故郷に着く頃にはくたびれてしまうのだけど、特急電車はいい。人との距離はとれるし、何より速いから普通電車より揺れない。 普通電車のことは好きだ。あらゆる駅に停まるし、そこの景色はどんな田舎でも案外新鮮なものの1つや2つは見つけられるもの。降りてみたくもなる。帰りの電車の心配さえなければきっとふらふらと降りている。知らない、降りたことない駅

          青い尻を隠す小娘による旅情

          1人で生きたいと望みつつそうはいかない尻の青い小娘より愛を込めて黄昏へ

          放っておけばあと少しでかさぶたになったのに。その後たとえ跡になったとしても、放っておけば痛みなく塞がった傷を、隠しているのに暴き出して、ひどくならないように誰にも触られないようにしている傷を暴き出して、ものすごく沁みる薬を塗られたみたいな気分になる。 その薬は跡形もなく傷を治してしまうけれど、ものすごく沁みて、傷を負った時と同じくらい痛くて泣いてしまう。 受験と母との確執とでいっぱいいっぱいであと少しで溢れてしまうだろうというときだった。その時は正月でテレビから聞こえ

          1人で生きたいと望みつつそうはいかない尻の青い小娘より愛を込めて黄昏へ

          先輩

          あのとき先輩は、生きたいという願いと、命を他人事としてみたことへの怒りで立っていたのだと思う。憎しみではなく、怒りで。そしてきっと眩しがっていたのだ。あまりにも鮮烈で眩むような美しさ。女神様。彼女は先輩に怒りを向けられ、そしてその心を魅了した。命の痛みを決して知ることはない女神、手が届かないからこと見つめてしまう。先輩の瞼は今でも、世界が真っ白になってしまった今でも、あの光を焼き付けたままだ。 真っ白な世界で震える体をそれでも先輩のために、と奮い立たせる。先輩が気遣っ

          先輩