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投資初心者向け指南集

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投資初心者の方向けの記事を集めました。 これから投資を始める方、まだ投資を初めて日が浅い方、投資を「学問」としてきちんと学びたい方はぜひご一読を。
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記事一覧

アセットアロケーションを意識しよう

アセットアロケーションを意識しよう

証券会社で販売されている金融商品は実に多岐に渡ります。
外貨から株式、最近だと仮想通貨まで幅広い商品を購入することができます。
特に長期投資を行う際には「どの資産クラスに何%くらい入れるか」をきちんと決めて投資を行うことが推奨されます。
これを「アセットアロケーション」といいます。
ここではどのような資産クラスが存在し、どのようにアセットアロケーションを設計すればいいのかのヒントを解説します。

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債券投資を勧めない理由

債券投資を勧めない理由

債券投資は一般的に低リスク・低リターンな投資であるとされており、「損はしたくない!」という方にとっては魅力的な商品であるとされています。
そこで投資初心者向けの金融商品だと言う人が多い気がします。
しかし、僕は債券投資は(特に投資初心者には)お勧めしません。
その理由を三選、紹介します。
(※一応言っておくと、僕もポートフォリオの一部として債券は持っていますが、大部分は現物株です)

流動性がない

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自分が詳しい業界の銘柄しか投資してはいけない

自分が詳しい業界の銘柄しか投資してはいけない

今回は株式の長期投資限定のお話をします。
自分が詳しい業界(一般人に業界構造などを説明できるレベル)以外の銘柄には投資しないほうがいいでしょう。
「SNSで◯◯さんが買っていた」とか「ネットニュースですごい新製品を出した」とか、そういう情報が入るとその銘柄を自分も買ってみたくなるものですが、基本的に自分が詳しい業界の会社でなければ敢えて見逃すほうが無難です。
あとになってその銘柄がニ倍とかになった

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「お勧めの銘柄は?」と聞いてくるすべての人へ

「お勧めの銘柄は?」と聞いてくるすべての人へ

投資家をやっていると必ず「いまお勧めの銘柄はありますか?」と聞いてくる人がいます。
投資系インフルエンサーの方のもとには毎日のようにそういったメッセージが届いていることでしょう。
しかしその人が誠実であればあるほど、お勧めの銘柄を教えてはくれません。
投資初心者の方や中〜上級者の方でもアツい銘柄を知りたいものですので聞きたくなる気持ちは分かるのですが、答えてくれたとしても「インデックスファンドでも

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72の法則

72の法則

「利率が複利で何%であれば、何年で資産が倍になるのか?」というのは、長期的な資産運用においては目標利率や投資できる期間を考える上で目安になりますので、簡単に(暗算で)計算できると非常に便利です。
例えば年率が約8%のファンドがあった場合、このファンドで運用すれば何年でだいたい資産が倍になるのか、暗算で計算できると資産運用の計画がたてやすくなります。
単利であれば単純に「利率 × 年数」がその運用年

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投資系インフルエンサーの見分け方

投資で成功するための絶対条件は知識をつけること(勉強)です。何も知識がない状態で相場に挑めば、カモにされて負けるだけです。
基本的には書籍などの伝統的なメディアを参考にするのが安全なのですが、とはいえ「◯億円儲けた方法を教えます」みたいなのは再現性が低く、たまたまその人がその時代の流れに乗れただけで誰でも億り人になれるなら苦労はしません。また最新の情報は入りづらかったり、証券会社の人みたいな大して

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140文字の投資アドバイス

140文字の投資アドバイス

僕のNote記事は非常に長いです。

だいたい5千〜1万文字くらいでしょうか。

最後まで読んでいただけている方は、
ページを開いてくださった方の
一割もいないと思います。

微妙なニュアンスや注意点を
正しく正確に伝えようとすると
どうしても長くなってしまいます。

「長文なんて読めない!」という方に向けて
「140文字(一ツイート)で投資アドバイスをするなら?」
というテーマで上記のツイートを

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投資ルールの作成と徹底の重要性

投資で成功するためには、一定の何らかのルールにもとづいてトレードを行うというのが非常に重要です。
その日の気分だとか、SNSでの盛り上がり具合だとか、第三者の意見などによってトレードをしてはいけません。
ルールは人それぞれなのですが、例えば

価格が10%上がったら利確をする

価格が10%下がったら損切りをする

週をまたいでポジションを持ち越さない

ボリンジャーバンドの2σのラインを超えたら

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長期投資vs短期投資の議論に終止符を

長期投資vs短期投資の議論に終止符を

投資には大きく分けて二種類存在します。タイトルにある通り「長期投資」と「短期投資」です。
金融庁はNISA制度により「長期・積立・分散投資」をベースとした投資方針を推し進めている一方で、Twitterなどで「一日で一千万円儲けました」とか「3年で資産が1,000万円から100億円になりました」などと比較的短期で大きな利益をあげている人がいて羨ましい限りですね。
これから投資を始めようとしている人、

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資産ゼロでも始められる!最高の投資方法

資産ゼロでも始められる!最高の投資方法

「投資」というと、ある程度の資産(100万円とか)や収入(年収500万円とか)を持っている人だけの特権だと思っていませんか?
確かに株や債権などのいわゆる「金融資産」に投資するためにはある程度のまとまった額がなければ話になりません。もし投資に大成功して一年で資産が倍になったとしても、元手が10万円しかなければ20万円にしかなりません。おこづかいとしてはそれでも十分かもしれませんが、まとまった資産(

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高配当株投資を勧めない理由

高配当株投資を勧めない理由

配当利回りが4〜6%程度の高配当株投資が一部の株クラで人気となっているようです。
特にFIRE(経済的自立と早期退職)を狙う方に多い気がします。
金融資産が一億円程度あれば、平均配当利回りを5%とすれば年間配当は500万円ですから、約20%の税金を支払ったとしても手元に400万円が残る計算となり、日本人の給与収入者の中央値が350〜400万円であることを考えると十分に生活することができるでしょう。

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ストリップス債(ゼロクーポン債)

ストリップス債(ゼロクーポン債)

証券会社で国債を購入する際、「ストリップス債(ゼロクーポン債)」というものがラインナップされている場合があります。
この記事ではストリップス債とはなにか?またメリットデメリットは何か?についてお話します。

ストリップス債とは?ストリップス (STRIPS) 債とは「Separate Trading of Registered Interest and Principal of Securitie

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