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「風時代Vn2024」の開発

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「風時代Vn2022」を改良する形で、「風時代Vn2024」製作紹介をすることで 技術的なことを少しずつ紹介していきたいと思います。
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#バイオリン

風Vn2024:目次のページ

「風時代Vn」に関心を持っていただきありがとうございます。  この記事は、各記事へのアクセ…

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風Vn2024:裏板の始め方

 ヴァイオリンの裏板って、表板が拡散する ソースになる音色を作る大事なものなのに 15年間、…

「風時代Vn2024」開発のキックオフ

 これから、「風時代Vn2024」の開発を進めていくのですが、 これまでの経緯として、下図を作…

風Vn2024:「しなり」で作る優しい音色

 「風時代Vn2024」を作ることは、たぶん苦労が多いのだけど、 私は、シンプルに、簡単に見え…

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風Vn2024:ヴァイオリンの表板って、何でふくらんでいるの?

「ヴァイオリンの表板って、何でふくらんだ形なんだろう?」 この疑問に向き合うことで、  …

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風Vn2024:ヴァイオリンの表板の使い方の大きな誤解

 今回の記事は、「Vnの表板って、何でふくらんでいるの?」の続きです。  今回の内容は、ぜ…

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風Vn2024:表板土台の理想的なふくらみ方とは

 今回は、下リンク記事の続きのお話で、 表板の理想的なふくらみ、について書いていきます。  まず、下図を見て欲しいのですが、 ヴァイオリンの表板が、弦の張力を支える場所は、 基本的には、①魂柱(裏板)と②表板土台 この2つだけです。 「ほんまでっか?」 と思うかもしれませんが、 ①も裏板に乗っかっているだけなので、 実質は②の表板土台だけです。 いや、そう作るのです。  こう作ることで、他は弦の張力を支えないことで、 表板は上にふくらんだ形をしているのもかかわら

風Vn2024:表板のバスバーの仕事って何?

 今回から、露骨に常識から外れていきます。 何が本当なのか、ご自身で判断してください。 …

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風Vn2024:ヴァイオリンは裏板をねじる?

 ヴァイオリンは、表板土台というふくらんだ形(アーチ)を、 駒で上から押す①ことで表板は押…

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風Vn2024:ヴァイオリンの性能を決めるインターフェース

 私の屋号「Violin Interface Design」にも使っている インターフェースという言葉、 パソコ…

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風Vn2024:表板-裏板間インターフェース(概要)

 ここから、難所に入ります。 理解するのも難しいけど、説明も厄介なのです。 前回記事で、…

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風Vn2024:表板-裏板間インターフェース(コーナーブロック)

 ヴァイオリンは、表板土台を押し広げて、 コーナーを外に押し出すことで、柔らかい音色を作…

風Vn2024:表板-裏板間インターフェース(横板の高さ)

 今回の記事では、表板コーナーが押し出される力①を スムーズにUpper方向②に伝えるための工…

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風Vn2024:f字孔の「切り欠き」その1

 最近、技術的な話ばかりで申し訳ないな、と思いながら、 どうやったら、技術的な話を面白くかけるのか、 色々と試したいところです。 まず、最初の図は、「細川Vn2012」のf字孔をサンプルに、 f字孔の外側の切り欠きについてです。 この切り欠き、デザイン的な要素はよく語られていますが、、、。 風Vn2022:  「ちっさ」 細川Vn2012: 「ちっさくねーよ」 (葬送のフリーレンの会話より) 私:「これを作った2012年のころは、気が付いていなかったけど