【初】刀法講習会
今日は、全日本居合道連盟の刀法講習会だった。
昨年はコロナの影響で中止だったため、今回が初参加となった。
講習会では、御宗家が直々に業をご教授くださる。
そのため、全国から連盟に加入する道場の居合道家が集まる。
一斉に集まると大人数となるため、午前と午後に分かれて開催された。
私の道場は、午前の部の参加だった。
ご指導いただいた業は、刀法5本である。
刀法は、英信流の『前切り』、無外流の『前後切り』、神道無念流の『切上げ』、水鴎流の『四方切り』、伯耆流の『切っ先返し』の計5本だ。
この刀法とは、連盟に加入している、あるいは加入していた各流派の業1本ずつを大会や演武会などで行う共通の業としたものである。
この刀法5本を正確に行えることが稽古の基本とされているため、各道場でも特に力を入れている業、のはずだ。
だが、実際は道場によって、というか指導者によって、正確な業を伝授できていないようだ。
それは、講習会の中で、御宗家が低段者の何人かを1人ずつ呼び、皆の前で業をさせたときに明白となった。
そして、自分も『前切り』を皆の前で披露する羽目になってしまったのだが、幸いなことに、ほとんど修正されることなく、見届けられた。
これは、自分の道場の師匠ならびに先輩方の正確なご指導のおかげである。
参加する前は、大勢でやる講習会に出たところで意味があるのだろうかと、半信半疑だった。
ところが、予想は見事に外れた。
本日の講習会での、御宗家ならびに会長のご指導は、懇切丁寧でとてもわかりやすいものだった。
この講習会に参加できたことを本当に有意義だったと振り返る。
また、講習会の行きと帰りの道中で御一緒だった道場の先輩方と色々な話ができたこと、仕事の愚痴を漏らしてしまったが、それを優しく受け止めてくださったことを心から感謝している。
講習会から家に帰ると、可愛い娘が待ってくれていた。
この可愛い娘の笑顔を見て、また先輩方の優しさに触れ、仕事のストレスや人生の壁に、いちいち凹たれるわけにはいかないと、強く感じた。
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