見出し画像

社会教育と生涯学習

 皆さん今晩は。
 今回は、社会教育と生涯学に関する拙作、そして将来立ち上げる個人のネット新聞社に関する構想について、以下の通り、御紹介させて頂きます。

『開物成務 共育と課題解決型学習を垂範する機関紙 特巻 社会教育と生涯学習』

解題(構想及び概要)

『新聞を学ぶ軍人』への手紙
 軍人は、武を知らなければならず、文を知らなければならず、武は右手のようなものであり、文は左手のようなものです。武を知り、文を知る、こうしてこそ完全に軍人に成るのです。知りたいのであれば、学ぶことを競わなければなりません。
 終わる時無く学ぶのです。
 常しえに進歩する為に常しえに学ぶのです。
 より一層進歩する程、益々以て、より一層更に学ばなければならないと思うのです。
親愛なる挨拶と必勝、4月1949年、ホー・チ・ミン 

『Hồ Chí Minh toàn tập』〈第6巻〉(NXB Chính trị quốc gia Sự thật、2011)p.61

  上記の手紙は、今から75年前、第一次インドシナ戦争の間に、自分と自分達が深く尊敬し続けて止まないホー主席が、『新聞を学ぶ軍人』と言う、軍人達に文化を教育することに注力した新聞社と、これからその新聞を読んでは学ぶ軍人達に向けた手紙の全文である。上記の新聞社の活動は、現代で言えば「社会教育」であり、そして上記のホー主席の内容は、文武両道の軍人達に成るように呼び掛ける同時に、現代で言えば「生涯学習」の呼び掛けとその奨励である、と考えても良いだろう。では、この手紙が完成してから75年後である2024年4月、こよなく愛する我が祖国ベトナムと、こよなく愛する我が第二の祖国日本は、どうであろうか?

 ベトナム史上最大の金融詐欺事件で裁判所は12日、大富豪である不動産王の女に死刑判決を言い渡した。
 チュオン・ミー・ラン被告は、ベトナム最大の銀行から125億ドル(約1兆9000億円)をだまし取った詐欺に関与したとして有罪判決を受けた。ラン被告は不動産会社バン・ティン・ファットの会長で、長年にわたりベトナム金融界の中心人物であった。(中略)
 この裁判は、共産党のグエン・フー・チョン書記長が、数年にわたって進めてきた「燃えるかまど」として知られる腐敗取り締まりの成果だ。何百人もの政府高官や著名な企業幹部が起訴されたり、辞任に追い込まれている。ただこうした取り締まりにもかかわらず、ベトナムでは汚職が依然として蔓延しており、多くの人が逮捕の背後にある動機を疑問視している。

銀行から1.9兆円を詐取、ベトナムの「不動産女王」に死刑判決(ロイター) - Yahoo!ニュース

 ベトナム共産党の序列4位にあたる国会議長の辞任が発表されました。最高指導部では、先月も序列2位の国家主席が辞任したばかりです。
 ベトナム共産党は26日、臨時の中央委員会総会を開き、党序列4位のブオン・ディン・フエ国会議長の辞任を承認したと発表しました。事実上の更迭とみられ、党最高指導部にあたる政治局員も退くことになります。
 処分の具体的な理由は明らかにされていませんが、フエ氏の側近が22日に職権乱用の疑いで逮捕された事件との関連を指摘する見方があります。

ベトナム最高指導部でまた交代 序列4位の国会議長が辞任 異例の事態続く(TBS NEWS DIG Powered by JNN) - Yahoo!ニュース

 和歌山市内で開催された自民党の若手議員らの懇親会で、会場に招いた複数の女性ダンサーに対して議員らが〝不適切〟とみられる行為に及んでいたことが明らかになり、物議を醸している。(中略)
 複数の報道によると、昨年11月18日に自民党青年局近畿ブロックの有志による懇親会において、「下着姿のような」露出度の高い衣装をまとったダンサーが招かれ、参加者はダンサーに口移しでチップを渡したり、尻を触ったりなどの「破廉恥(はれんち)」な行動があったという。

自民党議員が女性ダンサーに〝不適切行為〟 憂慮するダンス業界「お触りダメ」「モラルのないセクハラ」(よろず~ニュース) - Yahoo!ニュース

 民党安倍派の裏金事件を巡り、月刊誌「文芸春秋」電子版は26日、森喜朗元首相のインタビューを報じた。
 自身の関与について「いつ誰が始めたのか、分からない」と否定。岸田文雄首相による電話聴取で、裏金事件に関するやりとりがなかったことも明らかにした。
 政治資金パーティー収入のキックバック(還流)に関し、森氏は「報道で初めて(知った)」と主張。「意図的ではない悪習が常習となり、人から人へ伝わったのではないか」との見方を示した。

裏金、森元首相が関与否定 岸田首相聴取で問われず 月刊誌インタビュー(時事通信) - Yahoo!ニュース

 岸田首相は来月1日から6日間の日程で、フランスのほかブラジルとパラグアイを訪問。フランス・マクロン大統領との首脳会談や経済協力開発機構(OECD)閣僚理事会に出席し、ブラジルでは日本の首相として10年ぶりに政策スピーチをする。26日に林芳正官房長官が発表した。(中略)27日には、岸田首相が翌28日投開票の衆院島根1区の補選への応援演説に入る、と各社が報道した。これに対しても、「能登より選挙。国民より保身」「行くべき場所は、島根じゃなく石川だろう」などと批判がうずまいた。

岸田文雄首相、大型連休期間中は外遊へ… 「能登半島はほったらかし」「被災地で現況を視察しろよ」非難の声(中日スポーツ) - Yahoo!ニュース

 最近、悲憤慷慨を以て「バカばっかり」と言う言葉を、自分は内心で言い続けている。そして、『論語』(「憲問」14:23)に「君子上達、小人下達。」と言う言葉を改めて深く学び直しては、『ティルックラル』(「学習」40:394)に「喜びを以て出逢い、想いを遺して別れる。これが学習者の芸術である。」と言う言葉を改めて深く学び直して、自分と自分達の心は、ホーおじさん(ホー・チ・ミンの敬称)に対する深い懐古・愛惜・追慕の情念で満ち溢れ、この解題を著述している今この瞬間も、両目に多くの大粒の涙を浮かべている。

 死者と生者との出逢いなどは、永遠に皆無であり、死者の生前の想いなど、その本人が死んでしまえば、本質的には完全に無へと化しては永遠に無である。これが…世界の真実である。しかし、道を追い求めては、徳を修め積んでは、学を行い続ける、これが…自分の人生である。

 このような心情を独りで懐きつつ構想した結果、拙作『開物成務 共育と課題解決型学習を垂範する機関紙』の特巻『社会教育と生涯学習』である。

 前述のホー主席の手紙を独創的に模倣しつつ、以下の宣言を著述する。

機関紙『開物成務』の著者としての宣言

 ジャーナリストを誠に志す私は、社会教育を自ら成し続けなければならず、また生涯学習をも自ら成し続けなければならず、社会教育は私の頭脳並びに意識の鍛錬であり、生涯学習は私の心神の鍛錬並びに人生そのもの道である。

 社会教育を自修しては自得して継続し、生涯学習を不断かつ不尽なものにしては初志貫徹する、こうしてこそ完全にジャーナリストに成ることを、常に自覚しては、数多くの己の誤謬(びゅう)を、確りと自省して、徳を以て己の機関紙に誇りを懐きつつ自戒と自敬すること。

 共育と課題解決型学習を垂範する機関紙を確りと発行し続けるには、誠に、「学んでは、更に学んで、常しえに学ぶ。」を初志貫徹しなければならない。その初志貫徹の要の一つが「社会教育と生涯学習の兼学」である。
 学んで、己の無知を知ること。
 更に学んで、数多くの疲弊・混乱・激痛・辛苦・困難等を抱えつつ、これらを確りと克服して、数多くの成長・修正・啓発・改善・進歩等を成し遂げ続けること。
 常しえに学んで、誠に成っては、誠に徹して、誠に至り、修徳・積徳・盛徳を成し続けては、道を行って、遺徳を完成させること。

『開物成務 共育と課題解決型学習を垂範する機関紙』(本巻・補巻・別巻)
の構想と解題の完成:2024年2月18日
『開物成務 共育と課題解決型学習を垂範する歴史書』(機関紙の姉妹編)
『開物成務 共育と課題解決型学習を垂範する講義録』(機関紙・歴史書の姉妹編)
の構想と解題の完成:2024年2月25日
『開物成務 共育と課題解決型学習を垂範する機関紙』(特巻)
の構想と解題の完成: 2024年4月27日
尊徳性而道問学、致広大而尽精微、極高明而道中庸、温故而知新、敦厚以崇礼。
LVN/荷進・Nguyễn(グエン) Hoài(ホアイ) Minh(ミン)・Tạ(タ) Hướng(フゥオン)・Nguyễn(グエン) Trọng(チョオン) Đức(ドゥック)

 思うに、「徳性を尊んでは問い学ぶことを道とする」、これこそが、円熟した人格の完成と至誠なる主体的かつ持続的な自己実現の要の一つであり、「広大に致しては精微を尽くす」、これこそが、身体と心神・経験と思弁・実践と理論・物事と事物・空間と時間・現実と理想・形而下と形而上・世界と自我の科学的かつ哲学的な兼学の要の一つであり、「高明を極めては中庸を道とする」、これこそが、万を学究的かつ体系的に網羅しては万を審美的かつ哲学的に調和させる要の一つであり、「故(かこ)を温(まな)びつつ故(ししゃ)を温(おも)って、新しく知りつつ知(かこ)を新たにする。」、これこそが、過去の学習・現在の洞察・未来の創造・伝統的かつ革新的な続行・格致日新等の要の一つであり、「敦(とん)厚を以て崇高な礼を行う」、これこそが、健康づくり・知行合一・天人冥合などの要の一つである。

 以上のジャーナリスティックな宣言とフィロソフィカルな思惟を以て、公共心・忠誠心・求知心・向学心・愛国心等を込めつつこの拙作を著述しては、機関紙の特巻として完成させて、二つの我が祖国に貢献するために出版する。

 さて、拙作の主要な参考文献は、以下の通りである。

『生涯学習・社会教育行政必携』〈平成2年版-令和8年版; 1989-2026〉(文部省内生涯学習・社会教育行政研究会⦅編集⦆、第一法規出版、前述)
『成人期の学習 理論と実践』(シャラン・B・メリアム、ローズマリー・S・カファレラ⦅著⦆、立田 慶裕、三輪 建二⦅監訳⦆、鳳書房、2005)
『成人学習理論の新しい動向 脳や身体による学習からグローバリゼーションまで』(シャラン・B・メリアム⦅編集⦆、立田 慶裕、岩崎 久美子、金藤 ふゆ子、荻野 亮吾⦅訳⦆、福村出版、2010)
『社会教育・生涯学習辞典』(社会教育・生涯学習辞典編集委員会⦅編集⦆、朝倉書店、2012)
『社会教育・生涯学習ハンドブック』(社会教育推進全国協議会⦅編集⦆、エイデル研究所; 第9版、2017)
『成人教育・生涯学習ハンドブック 理論と実践』(ピーター・ジャーヴィス⦅著⦆、渡邊 洋子、犬塚 典子⦅監訳⦆、P.ジャーヴィス研究会⦅訳⦆、明石書店; A5版、2020)
拙作『開物成務 共育と課題解決型学習を垂範する機関紙 別巻 情報活用能力の育成』(デザインエッグ社; 第1版、2025)

 以上となります。
 今、目の前のしなければならないことを一つ一つ着実に成し遂げて、精進して参ります。
 若い頃のホー主席も、一人のジャーナリストであり、祖国の為に奮励努力し続けていました。そして今度は、次の新しい一人のジャーナリストの自分が、それを再びかつ新しく学び受け継ぎます。

ありがとうございます。心より感謝を申し上げます。