二つの新たな挑戦（投資と論語）
1 挨拶
皆さん今晩は。御無沙汰しております。
ここ一週間、外勤である医療関係の仕事と、文献の収集とその分析や整理整頓等による多忙で、予定しておりましたブログやサイトの更新、そして『ティルックラル』の研究すらも、未だに完了しておりません。明日と明後日になんとか研究の完了と、拙作『社会善』の本文の執筆が開始できるように工夫している最中です。
さて、ここ一週間で、様々な新たな構想や意向等が多々ありましたが、それらの中で、以下の通り、二つの事を、読書の感想文を交えながら、皆さんにご紹介させて頂きます。
2 廣池千五郎先生の遺徳
日本では、「道徳と経済の両立」に関する経済や経営の哲学・思想・倫理等を聞くと、総じて、石田梅岩先生や渋沢栄一翁等の先哲が真っ先に思い浮かぶことでしょう。以下が、御二人の先哲が遺した秀作です。
ですが、もう一人の、まだ知名度も少なく、いくつかの図書館にすらもその著作が無い、「日本のアダム=スミス」と呼ぶのに相応しい先哲を、本当に幸いなことに、自分は拙作『ホー・チ・ミン思想』の構想を立てる為に苦心して探し回った末に出会うことが出来ました。その先哲が、「廣池千九郎」先生です。
廣池千九郎（ひろいけ ちくろう）（1866～1938）
法学博士。大分県中津市生まれ。青年期に小学校教員として初等教育に携わり、のちに『古事類苑』編纂員、早稲田大学講師、神宮皇学館教授などを歴任。その間、東洋法制史、漢文法、日本の精神文化の研究などを行う。大正時代より道徳の科学的研究に取り組み、総合人間学モラロジーを提唱。昭和10年、千葉県柏市にモラロジーに基づく道徳教育を行う「道徳科学専攻塾」を開設。現在、社会教育は公益財団法人モラロジー道徳教育財団、学校教育は麗澤各校（麗澤大学、麗澤中学・高等学校等）を擁する学校法人廣池学園に受け継がれている。
廣池先生に関する最新の文献は、以下の文献です。
総合人間学モラロジー創健社・廣池千九郎(法学博士・1866~1938)が提唱した「道徳経済一体(道経一体)」論に関する著述を分類・整理し、体系化して再編集しました。廣池の主著「道徳科学の論文」を中心に、未発表の遺稿・講演用メモなどを網羅し、延べ800ヵ所の引用を解説。ビジネスモデルやマーケティング、メンタルヘルス、事業継承などの現代的かつ実用的な課題にも論を展開しています。
『道経一体経営原論 廣池千九郎の経営論とその現代的展開』を拝読した結果（まだ全て読み終えておりません）、自分は「ああ、これこそが自分が探し求めていたものだ！」と大喜びし、そしてあの手この手で努力した結果、遂に以下の通り、先生の厖大な著作を収集することに成功いたしました。
今現在からこれから将来、各国並びに世界の情勢は、あらゆる方法や方針・分野や物事・価値観や方向性等がますます多様化や複雑化に高度化し続けており、その変化もまた多様や複雑に急激なものです。
外勤にて、一般スタッフの医療従事者である自分は、常日頃から、「思い遣り」が失われた医療業界の経営方針・社会評価・人間関係・現場の実態を日々身を以て痛感しており、また、「理解のある創造的な遵法精神」が失われた勤労文化も、日々身を以て痛感しており、そして、集団や組織に社会の法律や礼儀作法等の形骸化に虚偽や欺瞞をもまた、日々身を以て痛感しております。
だからこそ、精神と物質の財や富に豊かさや強さ等を両立させることが本当に大切であると、自分は心の底から誠に強く深く思っており、そして、哲学者として、責任感や使命感等に天命を、心の底から誠に強く深く懐いております。自然の法則・財産の蓄積・愛情の研磨等に生命の尊重並びに死への意識が出来るように、常日頃から自分は修徳し続けて参ります。
அறம்பொருள் இன்பம் உயிரச்சம் நான்கின்
திறந்தெரிந்து தேறப் படும்.
How treats he virtue, wealth and pleasure? How, when life's at stake, Comports himself? This four-fold test of man will full assurance make.
法、財、愛［の各々に対する態度］、生命［を失うこと］に対する恐れ、これら四つの特質をよく調べ、［人材は］決定される。
3 投資の研究と実践
哲学者・思想家・小説家・文化人・愛国者を志している在日ベトナム人である自分は、経営や経済等に関する哲学をも今後、研究していきます。そして、今年で26歳になった自分が、今後一生に亘って、在野の哲学者として、独りで独創的な研究活動・執筆活動を継続し続ける為には、志に心身の健康や安定かつ余裕のある経済力が重要不可欠です。
前の二つについては、これまで自分の省察と奮励独力により、本当に確立させては、創意工夫しながら継続することが出来るようになりました。ですが、経済力に関しては、大学を卒業してから既に三年半以上の月日が経ちましたが、未だに貯金が40万未満であり、ブログやサイトに研究や執筆等の活動は、成果がほとんど無いどころか、大赤字続きです。
そこで、経営や経済等に関する哲学を実践的に研究すると同時に、新たな収入並びに財力の増加を図る為に、来年度から投資の研究を行っては、来年度末から投資の実践を開始して、そしてその間に、様々な研究活動と執筆活動を行っていきます。
投資の勉強並びに研究、そしてその後の実践に関する参考文献は、上記の廣池先生の著作とし、そして同時に、以下の通り、ベンジャミン・グレアム先生の著作として、確りと理論的かつ実践的に研究させて頂きます。
そしてその成果を、以下の拙作の哲学書の完成・出版に繋げていきます。
4 新しい『論語』の創造
上記の廣池先生に関する文献、投資の研究とその実践の決意、そして祖国ベトナムとここ第二の祖国日本、そして世界の情勢の変化から、自分は、大学生の頃から懐いていた「新しい『論語』の創造」の志がますます強く高くなり続けております。そして本日、遂にその構想が完成しました。
来年度からの新しい哲学の研究活動、投資の研究に実践、ブログやサイトの新たな運営、そして『夢幻の自伝』（四シリーズ）と『家政』という五つの自伝の著述や完成に出版、その先には、また再び新たな道と新しさに満ち溢れた出来事があり、そして自分もまた、年を取っては、老いて、古くなっていきつつも、変わらずかつ新しくしていきます。取り分け、変わらずかつ新しくしていくことは、他ならぬ「教育と学習」です。そう、「学んでは、更に学んで、常しえに学ぶ。」のです。その為に、自分は、「温故知新」並びに「格致日新」を以て挑戦的に奮励独力や創意工夫し続け、そして、その成果を以て、上記の『論語』を著述と完成させて、出版します。
5 東方プロジェクト
上記の二つの拙作、そして今後の拙作は、「巫女」と「魔女」とその二人の間で誕生する二人の娘達という、四人の哲学者達を登場させていきますが、そのモチーフは、上海アリス幻樂団並びにZUN先生が創作した『東方Project』シリーズの主要な登場人物である「博麗霊夢」と「霧雨魔理沙」と言うキャラクターであり、そして様々な方々による二次創作から誕生した「レイマリ」（博麗霊夢と霧雨魔理沙の組み合わせ）に決定的な影響を受けた誕生した構想となります。
ここに、深謝の念を示します。
6 結語
外勤の多忙が続き、また厖大な文献の収集や整理整頓、構想作りと下準備等における困難により、ブログやサイトの更新、そして執筆活動が全く思うように進んでおりませんが、なんとか上手く事を運んで、ブログやサイトの更新頻度を上げ、そして執筆活動の再開が出来るように取り組んで参ります。何卒よろしくお願い申し上げます。
いつもご覧になって下さる方々に、厚く御礼申し上げます。
ありがとうございます。心より感謝を申し上げます。