ギリシャ　メテオラの町で出会ったお祭り

奇岩群の上に点在して建つ修道院のビジュアルと、俗世と断絶すると言う厳格なギリシア正教修道士の歴史に感動して、どうしても訪れてみたかった世界遺産 メテオラ修道院群。

メテオラの麓にあるカランバカの宿に到着してからすぐ、オーナーに地図を見ながらメテオラまでの路や周辺のことを色々と親切に教えてもらい、明日の朝、隣村のカストラキでお祭りがあるよと聞いた。

祭りの詳細は私の英語力では半分以下の理解なんだけど、年に１度、ものすごい崖の上の洞窟内に収めてあるスカーフを取ってきて、代わりに新しいスカーフをまた収める、そしてその1年間崖の上にあったスカーフを貰うと無病息災。みたいな そんなお祭りらしいです。(間違っていたらごめんなさい)

地図に書いてもらった場所もボールペンでざっくりと大きな丸をグリっと書いただけで、始まる時間も朝8時位から？大雑把過ぎて不明だし、ちゃんと行けるのか分からないけど、まぁ辿り着ければラッキー程度に思って地図の方向に何のあてもなく歩いていくと

なんだか人が大勢集まっている

わ〜い！　偶然お祭りをやっている場所を発見！！

壁みたいな急斜面の岩の上にはカラフルなスカーフと人が小さく見える。

ロープにつかまりスゴい斜面を降りて来る人。ほぼ直角降り

上に何人居るんだろう、次々に人が降りて来るのをみんなで見守ります。

全員が降りて来た後しばらくすると、教会入り口近くに人が集まり出した。行ってみると、司祭様が振る舞いをしている。

すみません。完全なよそ者なんですが一緒に並んでいいですか。

ありがとうございます。

崖の上にあったと思われるスカーフと一緒にパンと小さなイコンをいただきました。

他にも、地元のニコニコしたお母さん達にポン菓子みたいなお菓子のとシフォンケーキもいただき、幸せ気分で胸がいっぱい。
一年に一度のお祭りに偶然出会えるなんて本当にツイてます。

メテオラ修道院も素晴らしかったけど、カストラキの人達とお祭りの出会いも最高にステキでした。
私が街を訪れたのは4月の終わりの日曜日。もしかして毎年4月の最終日曜日にこの街へ訪れると、またこのお祭りに出会るかもね。