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はじめての松本とYAYOIちゃん展

3年前の一人旅の写真を見返してみたら、旅の空気自体がなんだか懐かしくて、しみじみしてしまったのでアップしてみます。

毎年5月に開かれ、いろいろな作家さんがお店を出される、長野県松本のクラフトフェア。松本は雑貨やさんが多くて、雑貨やら器やらが好きな私は一度訪ねてみたいと思っていました。
通算で8年ほど務めた職場の期限が満了になり、再雇用の応募はしないことに決めて、4月末でフリーに。ちょうど母の納骨もすんだ直後、いろいろなことが終わって、なんだか頼りないくらい自由になった時でした。

国内旅行といえば京都奈良が多いので、八王子から特急に乗るのは新鮮でした。

松本到着後は、なにはともあれクラフトフェア会場へ。

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お天気が良くて、山が近くて、空が広くて気持ちがいい。日頃の行いがいいんだなぁと思ったことです。

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何かを買う目的で行った訳でもなくて、買ったのはなぜか陶器の作家さんの家のオブジェ2つ。それぞれ違う作家さんのです。
昔から「家」というモチーフが好きで、きっと心理的に何かあるんでしょうね。
写真はまた違う作家さんの家のオブジェ。
家というモチーフを作っている方はけっこう多いです。

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屋内でも展示販売されていましたが、とにかく建物が素敵。

クラフトフェア以外の観光についてはあまり考えていなくて、松本城に行こうかな、雑貨のお店を見ようかな、という程度。
松本市美術館でちょうど草間彌生さんの個展が開かれていて、特に好きな作家さんではなかったけれど、せっかくなので入ってみることに。
これが意外と(といったら失礼か)楽しめたのでした。

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水玉のインパクト、はんぱない。
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館内の自販機も。
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ここまでくると、遊園地的な楽しさ。
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瀬戸内の直島の海の前にあるカボチャがここでも見られて嬉しい。
(直島のかぼちゃは最近台風で海に流されてしまったのですね)

美術館に行くとミュージアムショップを見るのが楽しみなのですが、この時はこれに目が釘付け。

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YAYOIちゃん・・・かわいい。欲しいかも・・・。

しかし、こんなの(失礼)買って家に持って帰っても、そのうち邪魔になるだけだよな・・・でも・・と、けっこう悩んで、結局買いませんでした。
でも後から、買っておけばよかった、と。
今見てもシュールでかわいい。
これで「ぬい撮り」したら楽しかったんじゃないだろうか。
(ぬい撮りとは、ぬいぐるみを旅に持っていって写真を撮ること。YAYOIちゃんに旅のレポートさせてみたかった・・・)
写真をよく見たら、向かい側の男の人も掴んで見てる。買ったのかしら、この人は・・・。

美術館のあとは、、順番は覚えてないけれど松本城に行ったのだったかしら。。。

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日本のお城はそれほど興味があるわけではないのですが、美しいお城ですよね。
中にも入ってみましたが、階段がものすごく急で、YAYOIちゃん展とは別のインパクトがありました。(足がガクガクになった)

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入ってみたかった、まるも。

もちろん喫茶店に入ることも忘れません。有名な「まるも」です。
ふだんは紅茶のほうが多いのですが、ここは珈琲とチーズケーキという王道の選択。

本当は民芸館や旧開智学校なども行きたかったのですが、あっというまに時間がすぎて、お店の多い中町通りに行けたのはもう夕暮れに近い時間でした。

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山が近くて、いい雰囲気。
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器や民芸のちきりやさん。
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こちらは洋風でおしゃれな感じ。
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漆器の看板が素敵だったので。
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古い建物、いいですね。よく見たら昔のポストがある。

写真がないのだけど、とても素敵で好みな雑貨屋さんがあり、そこで小さなガラスの器をひとつ買いました。といっても高いものではなく、実は都内でも売ってるものだったのですが、そのお店で買えたのは満足でした。

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撮影でよく使っています。
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松本を発つ前、散歩していたら、YAYOIちゃんバスが。

松本駅前のホテルに泊まって翌日は安曇野のほうにある、ラカスタという化粧品を作っているメーカーのナチュラルヒーリングガーデンと、以前から一度は行きたいと思っていた碌山美術館へ行きました。その時のことはまた機会がありましたら。

旅行中、家に電話しようとふと思ってしまう自分がいて、電話すると母がいつものように出るような感覚がしていました。
お土産を見ていても、これは好きだろうなと思ったり、職場に買う必要はないのか、、と思って寂しくなったり。

こういう切り替えの時の旅というのは、過去に片足をつっこんでいる感じで、ほんのりと胸に寂しさが漂っているのですが、振り返ってもそれは決して嫌な感じではなく、味わいのようにも思えるのでした。


書くこと、描くこと、撮ることで表現し続けたいと思います。サポートいただけましたなら、自分を豊かにしてさらに循環させていけるよう、大切に使わせていただきます。