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ある日私は障碍者になった~(11)就労支援センターに通いはじめてからの変化(1000字)

主治医から「リワーク支援(職場復帰支援)」の利用を考えてみてはどうかとのアドバイスをもらったことから、私は「自信喪失、お先真っ暗、引きこもり」の最悪の生活から抜け出しつつあります。4月後半に門戸を叩いて少しずつかたちになってきたことをまとめます。

セルフプラン作成

事前面談を幾度か重ね、本格的に就労支援センターを利用させてもらうにあたっての「セルフプラン」を作成してもらいました。私がお世話になると決めたところは、画一的なカリキュラムをあえて設定しないスタイル。利用者個々人の課題やニーズに合わせて柔軟に対応して頂けるので、無理やり自分を型にハメる必要もありません。就労支援センターを利用するにあたってどういうところを改善していきたいのか?どんなサポートを必要としているのか?どの程度の利用頻度を希望するか?等々を内容をまとめて頂きました。

福祉サービス利用手帳申請

「セルフプラン」を利用者自身の住所管轄の区役所に提出2週間程度で「福祉サービス利用手帳」が交付されます。前年度収入をもとに就労支援センターの利用料金等も区役所が判定するようです。通所の交通費が支給されるケースもあるようです。区役所で追加で書類に必要事項を記入し、担当の方と小一時間の面談、聞き取りがありました。何がどこまで1人でできるか?何に困っているのか?というような質問が続きます。

利用契約

すべての書類が整ってから、いざ本契約です。私は1ヶ月あたり22日上限の中でまずは2時間、3時間というように利用時間を増やしていこうと考えています。休職期間が長かったぶん、体力と集中力が退化してしまっているので主治医も「最初は行くだけで精一杯だろうけれど、行くことに意味がある」とハードル設定は低めに。少しずつ、少しずつフルタイム勤務に戻れるように心身を整えていけたらいいなと思っています。

これも私の考えであって、誰かにおしつけられた利用方法ではありません。自由にさせてもらえる分、自分の決断に覚悟を決める必要があります。自分で決めたことだから、誰のせいでもない。

一歩前進の兆し?

正直まだ復職か転職か自分の人生の身の振り方について決断する勇気はありません。だけど、あそこに行けば待っていてくれる人たちがいるというのは本当に心強いです。自分が居ても許される場所。極度の人間不信に陥っていた私の氷のように凝り固まった私の心も、穏やかになってきました。


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