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マガジン

  • 毎月の読了本まとめ

    毎月投稿している、読んでよかった本の感想文です。

  • 美術オタクのパリ1人旅

    2024年2月に行った、パリ1人旅の記録です。行った場所、準備したこと、気をつけたこと、活用した/持っていってよかったものなど。

  • GRⅢと仲良くなるためのマガジン

    GRⅢを手に入れたカメラ初心者の、知識備忘録や活用記録的なもの。参考にさせていただいたnoteなども。

最近の記事

8月の読了

ピダハンずっとずっと読みたかった「ピダハン」。ようやく読めた!! ピダハンはブラジル・アマゾン流域に住む先住民族のこと。筆者はもともとキリスト教の宣教師であり、聖書をピダハン語に翻訳し彼らにキリスト教を布教するという目的のために言語調査の訓練を受けた後にピダハンのもとへ赴いた。筆者は彼らと生活を共にし、難解すぎて世界中の言語学者が匙を投げたというピダハン語の研究に挑んでいく。 私がなぜピダハンに興味を持ったかというと、彼らの言語に数や色、左右の概念がないことを知ったから。

    • HSPの私が身につけた、苦手な人から心を守る方法

      自分がHSPだと自覚して以降、これまでの沢山の経験や読んだ本たちからヒントを貰いようやく心のハンドルを握れてきている気がします。 嫌われたくないし、みんなに優しくありたいし、みんなと仲良くしたい。 だけどどうしても無理なことはあるし、心を無視して境界線をずかずか土足で跨ぎ続けていてはいつか限界がきてしまいます。いい意味でも悪い意味でも他人の感情を敏感に受け取りやすいHSPは、「ま、いっか!」と切り替えることがなかなかできず、人間関係の悩みが尽きません。 まず、私は「苦手な

      ¥300
      • あの愛しい世界線をまた感じられるなんて | ラストマイル観てきました

        ずっと楽しみにしていた映画「ラストマイル」を観てきました。「アンナチュラル」「MIU404」どちらも大好きな私にとって、愛しい世界線で繰り広げられる練り上げられたストーリーはもう最高すぎた。 気づいたことや感じたことを色々書き留めただけの記事です。がっつりネタバレなので、これから観る方はぜひ観た後に!!読んでいただけると嬉しいです。 アンナチュラル、MIU404を見たことがない方は時間が許すならぜひ見てから映画見てほしい。少なくともアンナチュラル7話、MIU4043話を見て

        • 美術オタクのパリ1人旅⑩経験を買うということ

          初めての海外旅行でパリに1人旅しました。これまでの記録はこちらから。 今回の旅行、最大の学びは”経験を買う”ことの価値の高さでした。 最初から最後までひとりきり。全てが自己責任だったので、移動と宿泊には結構お金をかけました。円安も相まって総旅費は想定以上だったけど、得られた経験や受けた優しさは一生の思い出。 格安宿やLCCを否定するつもりは全くないし、適材適所で使うことは今でもあるけど、経験として高品質なサービスを受けてみることは自分にとって人生の経験値を大きく上げてくれ

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        • 毎月の読了本まとめ
          32本
        • 美術オタクのパリ1人旅
          10本
        • GRⅢと仲良くなるためのマガジン
          3本

        記事

          7月の読了

          「その日暮らし」の人類学「ヤノマミ」を読んで以降、人類学という分野に非常に興味が出てきた。 「『その日暮らし』の人類学」はLiving for Today、つまり「その日暮らし」で生きているアフリカや中国の人々にフォーカスを当てた本。資本主義の中で、常に未来に備えてものやお金を貯め込みながら生きる我々にとって正反対な暮らし・価値観が詰まっていてとても興味深かった。 本の中では「インフォーマル」という言葉が多く出てくる。インフォーマル=非公式。日本語に直してみると、中国とイ

          6月の読了

          ヤノマミブラジルとベネズエラにまたがる密林に暮らす先住民、ヤノマミ族。二百以上存在するとされる集落のうちの一つ、「ワトリキ」に150日間に渡って同居したNHKディレクターの、全身全霊の記録。 もう、とんでもなかった。のめり込みすぎて5分でも時間があれば本を開いき読み進めていた。南米の先住民の歴史について知識も無ければ、存在すら知らなかった地球の反対側の彼らの生活、価値観、死生観、文明と交わった結果起きる変化にここまで感情を揺さぶられるとは思っていなかった。 ワトリキの死生

          【アラサー1人暮らし】2024上半期に買って良かったもの

          2024年も半分が終わろうとしていますね(こわあ)。この半年間も良いものにたくさん出会えたので、ご紹介します。 スキンケア・コスメORBIS エッセンスインヘアミルク いろんなところでバズっているORBISのヘアミルク。濡れた髪に栄養を届けるという観点では、タオルドライ後の髪にはオイルよりヘアミルクがいいらしいと情報を得て、買ってみました。 髪を乾かしている時の手触りがするするふわふわで、ドライヤーの時間が嬉しい。劇的な髪質改善!まではまだ感じていないけど、使う前より髪が

          【アラサー1人暮らし】2024上半期に買って良かったもの

          4月・5月の読了

          オッペンハイマー 愚者としての科学者映画「オッペンハイマー」を観るために予習として読了。この書籍の発売は2021年だけど、映画を観るにあたり知っておいて良かったことが網羅されていて「ガイドブックかな?」くらいのレベルだった。オッペンハイマーという人物についてだけでなく、この時代が「物理学の激動期」であったこと、その時代に関わった人々とその関係、広島長崎に原子爆弾が落とされるまでの生々しい各国の思惑・・・などなど、世界史の勉強としても非常に面白かった。 そして何より、被爆国の

          4月・5月の読了

          「オッペンハイマー」感想文

          先日、今年のアカデミー賞最多部門受賞作「オッペンハイマー」を観てきた。日本版ポスターには「この男が、世界を変えてしまった」というコピーがあるが、映画を観れば、この言葉に違和感を覚えるのは私だけではないはず。"原爆の父"というレッテルは彼1人が背負うものではない、というのが率直な感想。 予習として、藤永茂著「ロバート・オッペンハイマー -愚者としての科学者-」を読了。タイトルで「愚者」とつけてはいるものの非常に中立的で、史実に基づいた客観的な文章だった。オッペンハイマーを取り

          「オッペンハイマー」感想文

          美術オタクのパリ1人旅⑨現地でよく使った英語・フランス語

          初めての海外旅行でパリに一人旅しました。これまでの記録はこちらから。 前章:外国人と臆せず話せるメンタル作りツアーではなく個人旅行だったので、どこへ行くにも何をするにも自分で話さないことには何も進まない。しかし最後に英語をちゃんと勉強したのは高校生(大学は理系)・・・この状況はまずい!と思い約8ヶ月間DMM英会話を受講しました。 私が身につけたかったのは、外国人を相手に臆せず話す力。普段の生活で外国人と話す機会なんて皆無なので、そもそも話すことに慣れないとという気持ちでし

          美術オタクのパリ1人旅⑨現地でよく使った英語・フランス語

          2,3月の読了

          深く、しっかり息をして川上未映子さんが雑誌に寄せていたエッセイをまとめた一冊をAudibleで。 帯の「わたしもこんな風に、たしかな足取りで、出会った感情の上をていねいに歩けたらいいのに。」というコメントに魅かれてずっと読みたいなと思っていたので、Audibleで見つけられて嬉しかった! 女性として、母として、社会で働く一人の人間としての素直な感情の吐露は、意見として決して押し付けがましくなく、「こうだと思うのになあ」とまるでお茶でもしながら川上さんの意見を聞けているような

          2,3月の読了

          美術オタクのパリ1人旅⑧初海外で持って行って良かったもの

          初めての海外旅行でパリに一人旅しました。これまでの記録はこちらから。 今回買い揃えた旅行グッズの中から、特に良かったものをご紹介します。国内旅行では考えもしなかったものが役立ったりして、非常に学びが多かった…! 持って行って良かったものラゲッジスケール(荷物用はかり) 国内移動では気にしたことがなかったスーツケースの重量。国際線では1個あたり23kgまでということだけど、パッキングの段階でこれ今何kgなんだ?!と全く予想がつかなかったので、出発2日前くらいに慌ててAma

          美術オタクのパリ1人旅⑧初海外で持って行って良かったもの

          美術オタクのパリ1人旅⑦ミュージアムパスの買い方・活用の仕方

          初めての海外旅行でパリに一人旅しました。これまでの記録はこちらから。 今回の旅に多大な貢献をしてくれたパリミュージアムパス。幾つか注意点があったり、効率的にお得に使うためのポイントがあるので、それについてまとめます。これからパリに行く予定のある方の参考になれば嬉しいです! パリミュージアムパスとはその名の通り、パリの美術館に入れる共通パスのこと。パリにある50以上の美術館や記念館などにこれ1枚で入ることができます。それぞれで入場チケットを買う必要がなく、さらにミュージアム

          美術オタクのパリ1人旅⑦ミュージアムパスの買い方・活用の仕方

          美術オタクのパリ1人旅⑥オペラガルニエ

          初海外の美術オタクがパリ1人旅した記録。ここまでの話はこちらから! オペラ・ガルニエ(オペラ座)へ行きました。 といってもオペラ公演を鑑賞したわけではなく、入場チケットを購入しての建物見学です。 美術館ではないものの、内部は宮殿のような「豪華絢爛」の一言。360度どこを見たらいいのかわからなくなるくらい、見応えがあって大感動でした…! 事前チケット購入オペラ座はミュージアムパス対象外なので、事前のチケット購入がおすすめ。公式サイトから買えて、価格は15€でした。 サイトは

          美術オタクのパリ1人旅⑥オペラガルニエ

          美術オタクのパリ1人旅⑤ロングフライト対策

          初めての海外旅行でパリに一人旅しました。これまでの記録はこちらから。 国内旅行しか経験のなかった私が挑む13時間30分のロングフライト。noteやYoutube、友人から情報収集し、アイテムを揃えました。そのうち特によかったものと今後への学びをご紹介。 持っていってよかったもの着圧ソックス これを忘れたら終わっていたと思う!必需品!6〜7時間デスクワークするだけでかなり浮腫んでしまう体質ですが、これのおかげで浮腫み・痛みは終始気になりませんでした。 折りたたみ式ネック

          美術オタクのパリ1人旅⑤ロングフライト対策

          美術オタクのパリ1人旅④オルセー美術館

          初海外の美術オタクがパリ1人旅した記録。ここまでの話はこちらから! パリ3日目、この日は朝からオルセー美術館へ行きました。パリは主要な観光地がぎゅっと徒歩圏内にあってとても観光しやすい。オルセー美術館も、ルーヴルからセーヌ川を挟んだ対岸にあり、橋を渡るとすぐに着きました。 橋を渡りきった辺りで中国人女性に声をかけられ、セーヌ川をバックに写真をとってあげる。私は生来(?)「写真撮ってください」と声をかけられやすいタイプで、前日のルーヴルでも、「ピラミッドをつまんでいるように

          美術オタクのパリ1人旅④オルセー美術館