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ファションの力で実現する本当のエシカル消費

某有名大学の環境倫理学の授業にゲスト講師として呼んで頂きました。

お題は「ファッションのエシカル消費」20年ファッション業界とアニマルライツに関わってきたveganだからこその目線で生産量や排気量、環境負荷などのデータと共にお話ししました。
やっぱり生徒さんたちが知っているブランドの仕事をしている人の話は新鮮なのかも。質問してくれる子もいたり、逆に生徒さんが今どんなことを考えているのかを尋ねたりできて、私にとっても学びの多い時間でした。それに話すの好きだし、コミュニケーション取るのが好きだからなんせ楽しい。授業前の資料作りは大変だけど(笑)

実は20年以上前から教育は世界を変えるキモだと思ってます。なぜなら、良い人間は良い教育あってこそ。(ただの学力とかテストの点数とかはどうでもいい。人としての教育。)いつか教育に関わりたいと思っていたけど、去年から少しづつウェビナーなんかに呼んでもらえる機会が出てきました。回を重ねるごとに資料も話も上達している。と思う。
夢って叶うんですね。環境負担の多いアパレルのお仕事から教える仕事にシフトとかできたら理想!お声がけお待ちしております!

しかし…ファッションを仕事にしている私がファッションの害について話す日が来るとは。
私がファッションを仕事にしたいと思った子供時代。人口も服の生産量もこんなに多くなかった。ファッションが地球にこんなにも害をもたらす産業になるなんて当時は思っていなかった。

ファッションのパワーを信じて、できる限り好きな誇れる仕事を選ぼうとしてきたけれど、正直、今の状況ではエシカルファッションと言えども新たに製品を作る時点でグリーンウォッシュ 。食品以外の製品で新しく作らなくてはならないものなんてほぼないと思っています。世界中にいろんな在庫が残りまくってる。もう生産することの環境負荷にメンタルが耐えられなくなリ、今まで通りのファッションを誇れなくなっている自分がいる。「生きるため」で誇れないことを仕事にするのも割り切れないし、好きじゃないことを仕事にするのも耐えられないめんどくさい奴。

でも新しいものは作らなくてもファッションは楽しめるし、自由にファッションを楽しんでいる人は周りにポジティブなインパクトを与えられると思うし、何より自分が楽しい。やっぱり「おしゃれ」は人生に必要なパワー。ミニマリストでも、新品を買わなくてもおしゃれでいられるもの。ファッションに必要なのは、高いブランド品でも新商品でもない。センス。

消費型ではない新しいおしゃれのスタイルを提案していけばいいんだよね。ファッションの力があれば、本当のエシカル消費を実現できるはず。

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