見出し画像

好きな曲は好き~夕方ジェネレーション/Base Ball Bear~

はじめに


今日はべぼべの『夕方ジェネレーション』という曲についてお話します。

この曲は私が中学生の頃に聴き始めたのですが、好きだと実感して、印象に深く残ったのは高校生の頃でした。


僕は三角座り


この曲は鮮やかでさわやかなギターの音から始まります。
手拍子必須ですよ!
テレレレ~~レと鳴る湯浅さんのギターが大好きです。

『渋谷系聴いて雨止み待ち。
 君は三角座り。
 ヒザの合間に頭入れてコンパクトサイズ。
 夕方の見えない夕方…認めたくない。』

この歌詞を聴いて想像していたことは、若者の街:渋谷において、たくさんの人ごみの中で雨上がりに一人で座っている様子です。
私には想像できない街で、想像できない少女(少女だと仮定しています)が一人ぼっちの夕方です。
『夕方の見えない夕方は夕方だと認めたくない』というのは、「夕日の見えない夕方という時刻は夕方時であると認めたくない」と思っていると解釈しました。
この光景と解釈を合わせて考えると、「人ごみの中で一人の少女が屁理屈を考えながら俯いている」風景だと感じました。


夕方といえば思い浮かべる事

『人気のない住宅街、少年少女が
 思春期における幸せな修羅場を演じている。
 夕方の中で。それはそれは、オレンジで。
 照明を3段目にして即席夕方作れたりもする。』

これを聴いて、夕日に照らされた中高生が思い浮かびました。
そして同時に、私の高校生の頃の下校時間を思い出しました。
坂の上にある高校で、夕日に照らされながら帰られるのは、夏の部活終わりか、文化祭や運動会の練習後、冬のテスト期間ぐらいでした。
その時に、いろんな生徒のなかで、私と仲良くしてくれている人たちと帰る時間が好きでした。
勿論冬の下校のように、まっくらのなかで「さむいねー」なんて言いながら帰るのも好きでしたが、
夕方の時間には夕方しか感じることができない“青春感”簡単に口に出せないけれど“エモ感”がありました。
でもそれは下校道でしか味わうことができないことではなくて、教室でも夕日がさすとそう思えることができます。
それが次の歌詞です。

『照明を3段目にして即席夕方』を作った教室で夕方のエモさを感じる。
私は高校生の頃は文化部だったので、室内で夕日を感じることが多かったです。
そこには同じ部活の同士がいました。

このように夕方にスポットライトを当てて考えてみると、いくつもの大切な思い出が思い浮かびます。
良いことも悪いこともたくさんあった思い出です。


若さゆえの勢い

『切なげなメロディーがお似合いのジェネレーション。
 当り前さ大当たり前。
 積み木みたいな条件で出来ている。
 ふぞろいのシガラミで出来ているんだから…。
 夕方ジェネレーション You gotta generation.
 夕方ジェネレーション You gotta generation.』

ジェネレーションは直訳すると世代です。
ここで話されているジェネレーションは思春期であると思いました。
私の思春期を思い返せば、不安定で、怖くて、とがっていて、泣いていると同時に、大切で、一生心に残っていて、危うくもありました。
このような状態を『積み木みたいな条件で』『ふぞろいのシガラミ』と表現していると思いました。

『人類の進化だって夕方当たりだっていう。いう。』

この歌詞からは何かやってやろうという“若さゆえの勢い”を感じました。
発見した夕日と、きっとその夕日を見ながらギターを弾いていただろうこいちゃん。
なにかの始まりにしてやろう、という気概を感じました。

『切なげなメロディーがお似合いのジェネレーション。
 当り前さ大当たり前。
 積み木みたいな条件で出来ている。
 ふぞろいのシガラミで出来ているんだから…。
 夕方ジェネレーション You gotta generation.
 夕方ジェネレーション You gotta generation.
 夕方ジェネレーション You gotta generation.
 夕方ジェネレーション 』

ぜひ一度聴いてほしいです。
夕方、夕日、切なげなメロディー、これらのキーワードを聴いてあなたは何を思い出しますか?

さいごに


この曲はベボベの武道館公演でも演奏されました。
夕方ジェネレーション聞きたいな、演奏してくれるかな…?と思っていると、やっと最後に演奏してくださりました。
すごくうれしかったですし、盛り上がりました。
もっと大好きになりました。

ここまで読んでくださってありがとうございました。
♡励みになりますありがとうございます。

この記事が参加している募集

思い出の曲

眠れない夜に

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?