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僕らの世代が後期高齢者になる頃、

1990年代から2010年代前半に生まれた、今の12歳から28歳前後の若者、いわゆる通称『Z世代』と言われている僕らが後期高齢者になる頃の世界は今とは高齢者の概念が全くの別物になるのではないかと時々考える。

今回のnoteでは「音楽」「SNS」「インターネット」「容姿」の面から予測していきたい。

音楽

今のテレビで放送される昭和歌謡の枠が「平成/令和歌謡」になるだろうし、そこでは一世を風靡したAdoの「うっせいわ」や米津玄師の「lemon」を聴いて懐かしむ時が来るだろう。瑛人の「香水」を聴いて一発屋だったなと思いを馳せているかもしれない。

ボカロ曲やDTMを使った曲作りなどが当たり前のようになりつつある今、バンドという文化は今後衰退していく気がするし、音楽と向き合う形は今とはいい意味でも悪い意味でも大きく異なりそう。

SNS

もしかしたら孫からWebサーバー上にまだ残っていたTikTokの”踊ってみた動画”を掘り起こされてイジられるかもしれない。微笑ましい動画ならまだしも、恥ずかしく記憶から消したい黒歴史なら孫との立場は逆転。祖父母の威厳を守るために必至だ。

遠い昔に炎上した動画も数年後に掘り起こされて再び当時の熱量で孫の世代から非難を浴びる可能性も0ではない。

該当するようなZ世代民はこのような老後は覚悟しておかなければならない。なんせ僕らは若気の至りでは済まされないネット社会を生き抜いてきたんだから。

さらに言えば、かつてはVtuberだったおじいちゃんや元東横キッズのおばあちゃんが近所にいてもおかしな話じゃない。住んでいたアパートの大家さんが元々頂き女子だった可能性もあるわけだ。

インターネット

また僕らZ世代は生まれた頃からインターネットやデジタルデバイスが一般的に普及していた影響で、ネットに強い高齢者が山ほど現れるだろう。

雑誌や新聞は廃止されて、それよりもトレンドで日本や世界の情勢を知る人が増えるに違いない。

もっと派生をすれば、余生を共にする友達をマッチングアプリで探したり、バーチャルな形式の葬式やレンタル彼女ならぬレンタル孫などZ世代高齢者世代をターゲットにしたコンテンツが生まれていてもおかしくない。

容姿

さらには見た目にも顕著にZ世代の”なごり”が見られると思う。

インスタグラムなどのSNSコンテンツから搾取される容姿ロールモデルのレベルの高さやSNSを含めた周囲からの評価を気にして圧倒的に美意識が男女ともに高い世代。性別関係なくメイクしたり、スキンケアなんてのは女性だけがするようなものではなくなってきている。

身の回りでもVIOを含めた脱毛が非常に流行っているが、将来的に髭や脇毛、すね毛といったムダ毛が一切ない美白で透明感がすごい高齢者が街中に溢れているかもしれない。
涙袋を書くおばあちゃんや歯が真っ白のおじいちゃんも身近に感じれる日が来る可能性だってある。

ネットで見られる醜い承認欲求の塊のような女性は最後まで美しくいようと遺影にまでエフェクトをかけている恐れもある。

とまあ半分冗談だが、今のZ世代の承認欲求は凄まじいのであながち間違っていないかもしれない。

最後

ここまで散々Z世代も今の高齢者世代もどちらもイジるような表現をしてきたが、要は何が言いたいかって、どちらが良い・悪いもないし、甲乙をつけるものではないが、今の世代が高齢者になってからの生活や娯楽には当然違いが出てくるものだと思っているっていうこと。

育った時代背景や環境が違うから価値観や文化、死生観が異なってくるのは当たり前のことで、こういう上記のような可能性を見出すことで歳を取ることも悪くないかなと思える。

今の時代に生まれたからこその良い面と悪い面、両方を理解した上で老後の楽しみ方を考えてみてもいいかもしれない。

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