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「喫煙は百害あって一利なし」って簡単に言うな①

喫煙する人が多い職場ってありますよね。

参考データ:
全国成人喫煙率 男性27.1% 女性7.6%

上のデータは2019年のものです。
Googleさんから引用しました。

で、ですよ。
私が身を置いたコールセンター、男性の4割、女性の3割は喫煙していた気がします。メインで在籍したクレーム対応専任チーム(3つの部署、合計60人弱)は特に多くて、男性7割、女性5割は喫煙者でした。

いかんせん、私もつい1年前までバッコバッコ吸ってました。加熱式タバコがメインの時流に逆らって紙巻きたばこを。アメリカンスピリットのメンソールライトを1日1箱。確か、ニコチン1mg、タール9mgのもの。多分まぁまぁキツいやつです。臭いもまぁまぁキツく、よく抜け駆けして煙草を吸ってたんですけども、ほぼ周りにバレました。

「面倒な仕事多いな…あと1時間したら吸おう」「昼休憩まであと30分」と、常に煙草を意識して、煙草を頼りに仕事をしていた気がします。何より、ハードクレームを対応した後やクライアントとの会合後の一服は格別でしたし、レポートや報告書を仕上げたあとの一服で、ほとんど全ての苦労が帳消しになる、というのは大げさですが、それに近い感覚がありました。

喫煙者同士の会話も楽しかったですし、喫煙所では多くの人と知り合うことができました。世間一般では喫煙=損と捉えられがちですが、色々メリットがあったと思います。私自身、喫煙所人事でSVに上がったと思ってますし。

休日にはたまに煙草の吸える喫茶店に行きました。喫煙可能な店、今は軒並み少なくなっていますけれども。近所で見つけて。
数年、関東にも出張していたのですが、電子タバコしか吸えない店舗があることには驚きました。あと、関西に比べて喫煙できる店が少ないという印象を受けました。
そんな関東でも、探せばあります。数少ない(私にとっては)良心的なお店様が。そこでモーニングをシバきつつ、今日の休みをどう過ごそうか思案しながら、もしくは本を読みながら吸う煙草は、至高でした。

転職後は少し田舎に移り住むことになりました。首都圏より個人経営の喫茶店が多く、なぜかそういう店に限って煙草が吸えるのです。これはもう、天国です。
喫煙に拍車がかかっていきました。移り住んでから、休日は毎日のように喫茶店に行きました。

こんな感じで、煙草を辞めるつもりなど更々ありませんでした。癌のリスクは高まるだろうけれども、一度吸えば、これだけ恍惚とした感覚になれるのだから、トータルでは健康にプラスなのではないか、いいや、プラスに違いない。喫煙は百害あって一利なし、とのたまう世間一般のコンセンサスは暴論だと、本気でそう思っていました。

それはそれは、楽しい楽しいニコチンライフを謳歌していたのですが、転機は突然やってくるわけです。

1年前にコロナになりました。発熱と、寝付けないほどの咳が出ました。
で、お医者さんから「禁煙しなさい。咳が残りますよ(=後遺症)。確率はかなり高いです」と言われました。

ここから、15年以上のお付き合いだった煙草を辞めるという、半ば絶望的な毎日がはじまります。

はい。
ようやく本題に入ります。

煙草ってどうなのか?
禁煙した方がいいのか?

辞めて1年経った今だからこそ言えるし、本当、信じてほしいのですが、喫煙していた15年間は、心理的に不安定で、ストレスフルだったと思っているのです。

最初の記事で「クレーマーに負けるな!彼らと戦うために武器と盾をあげちゃう!」的なことを書きましたが、なんでしたら、2つ目の記事は「盾」のつもりだったんですが…ここからの話は「武器」でも「盾」でもないです。その2つを扱う資本となる、体の話をします。

とはいえ、ですね、禁煙して失ったものもあります。
禁煙万歳!絶対禁煙!一択!って記事を書くつもりがないことも断っておきたいです。

コールセンター含めて、ストレスフルな職場で働く喫煙者の皆様に、響けばいいな。

近々またアップします。


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