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コラム、語り、解説

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AI画像生成の説明や、好きなアニメや映画の感想、自分語り、様々な解説企画等の文章物の投稿集です。
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#創作小説

第340回、ジャスティスの帰還

第340回、ジャスティスの帰還

ジャスティスが、侵略宇宙人を制裁しに、地球を旅立ってから数年が経ち、
コサックシティーの犯罪率は、増加の傾向にあったが、それでもヒーローや警察達の努力のおかげで、少しずつ犯罪の少ない街になり始めていた。

ジャスティスは、宇宙人を撲滅させて、地球に帰還をしていたが、それ以降ジャスティスは、犯罪者が現れても、街に姿を現す事はなかった。

一部の者のみが知る、ジャスティスの秘密の住処に、ヘルズンが現れ

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第333回、創作小説のおまとめ紹介をしてみた その3

第333回、創作小説のおまとめ紹介をしてみた その3

創作小説のおまとめ第三弾は、「T刑事の奇妙な取り調べ事件簿」です。
思い付きで書き始めた小説の割には、自分のツボにはまっていたのか、一番
長く続いたシリーズとなっています。タイトルに奇妙なと書いてあるように
「世にも奇妙な物語」や「ジョジョの奇妙な冒険」を意識した、少し不思議な事件を扱った内容になっています。

T刑事シリーズは、今の所、その11までなのですが、11作目のタイムループ設定が気に入っ

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第332回、創作小説のおまとめ紹介をしてみた その2

第332回、創作小説のおまとめ紹介をしてみた その2

創作小説のおまとめ第二弾は、「タイムズ・ダイアリー」です。
あらすじだけなので、セリフ等は一切ないのですが、思い入れもあって、
6回+考察という、自分にしては、割と長めの投稿作品となりました。

本作を書くにあたって、時空理論を考察し直す為に、投稿した物です。

ちなみに扉絵、および下記の画像は、使い道のなかった失敗画像ですが、
割と気に入っているので、この機会に掲載をしてみました。

第331回、創作小説のおまとめ紹介をしてみた

第331回、創作小説のおまとめ紹介をしてみた

今回はこれまでに投稿して来た創作小説の中から、マガジンでまとめる程ではない、関連性のある投稿物をまとめてみました。
よろしければ、この機会に、過去の創作小説にも目を通してみて頂けると、嬉しく思います。

最初のおまとめは、「チャンスのボタン」に関連性のある小説です。
特に作品的な繋がりはないのですが、作風やテーマに類似性があるので、
同系統の作品として、まとめてみました。

次のまとめは、ゾンビに

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第330回、チャンスのボタン

第330回、チャンスのボタン

ある日、男の前に、箱を持ったスーツ姿の男が現れた。

「あなたは、自分は何て運がないのだろうと思った事はないでしょうか?」

「宗教の勧誘なら、間に合っています」

玄関の戸を閉めようとした男に、スーツ姿の男はこう言うのだった。

「ここに、あなたに人生のチャンスをもたらすボタンがあります」

男が見せた箱の中には、大きな赤いボタンが一つついた装置が入っていた。

「このボタンを押せば、あなたに人

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第329回、ジャスティス VS ヘルズンの考察をしてみた

第329回、ジャスティス VS ヘルズンの考察をしてみた

第326回の「最凶ヴィラン:ジャスティス VS 最弱ヒーロー:ヘルズン」を
読まれた方は、こいつは何がやりたいの?ヒーローをディスっているのか?
と思われた人もいるのではないかと思ったので、本作に対しての自己考察をさせて頂きたいと思いました。

まず前提として、自分は絶対的な正義という物を、あまり信じていない所があります。もちろんヒーロー物は大好きで、様々な作品を見てはいますが、ヒーローだから、し

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第326回、最凶ヴィラン:ジャスティス VS 最弱ヒーロー:ヘルズン

第326回、最凶ヴィラン:ジャスティス VS 最弱ヒーロー:ヘルズン

汚職問題で世間を賑わしている、政治家の前に現れた、ジャスティスの前にヘルズンが立ちはだかった。

「やはりここに来ると思っていたぞ、最強ヒーロージャスティスっ。いや、元ヒーローというべきか。
お前がヴィランに寝返ってから、どれだけの人間を殺して来たと思っているんだ。お前が悪人を殺しまくっているせいで、悪人達は震えあがり、この街の犯罪率は、一桁台になっている。こんな事は、この街始まって以来だ。
今や

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第325回、最弱ヒーロー:ヘルズン

第325回、最弱ヒーロー:ヘルズン

街中に、突如として現れた怪人の前に、一人のヒーローが立ちはだかった。

「お前の事は、知っているぞ、ヘルズン。ヒーローの中で一番弱い、最弱のヒーローだって事もな」

「だったら何だって言うんだ。ヒーローに必要なのは、強さだけではないって事を、お前にきっちり教えてやるぜっ!!」

「戦う前から負け惜しみを言うとは、とんだヒーローだな。言っておくが、俺の価値観は勝つ事だけだっ! 正義も悪も、戦いに勝た

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第324回、私、メアリー。

第324回、私、メアリー。

深夜の丑三つ時に、そのスマフォは、突如として鳴り響いた。
男は、スマフォの着信ボタンを押す。

「もしもし、私、メアリー。 今、公園にいるわ」

男のスマフォからは、可愛らしい少女の声が聞こえて来た。

男は震えていた。噂に聞いた、都市伝説は本当だったのだ。
その都市伝説は、ある番号へ電話をすると、メアリーという名の人形から、電話がかかって来るというものだった。

男はその都市伝説を聞いて、興味本

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第323回、都市伝説協会~小さいおじさん~

第323回、都市伝説協会~小さいおじさん~

駆け出しの芸能人の彼女は、とあるテレビ番組で、自分が体験した不思議な出来事として、小さいおじさんの話をした所、スタジオは大いに盛り上がりその日の収録は、大成功に終わった。

彼女は上機嫌で、自分の控室に戻って、メイク直しをしていると、鏡越しに部屋の中に、黒いスーツ姿の男がいる事に気が付いて、後ろを振り向く。

「いや~先程の、小さいおじさんのトーク、大反響でしたね」

その男は、笑うでもなく、無表

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第283回、偽りのユートピア

第283回、偽りのユートピア

トンネルを抜けると、そこは楽園だった。

男は驚いていた。ゾンキューのはびこるこの世界で、ウイルスに感染していない人達が暮らす、平和で社会的な街がまだ存在していた事に。

20XX年、世界を震撼させた新型コロナウイルスによる一大パンデミックは、ワクチンの開発や生活習慣の見直しにより収束をして、世界は一時期、元の
平和な状態を取り戻していたが、ウイルスの突然変異により、感染者が狂暴化して、ウイルスに

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第282回、転機予報

第282回、転機予報

若者は、世界で最もヒットしたアプリを開発した会社に転職した所だった。
生年月日を入力すると、その人の人生の転機を教えてくれる「転機予報」というアプリで、その人の今の転機率を数値で表示してくれるのだ。

このアプリの効果、的中率は、占い系アプリの中でも最高レベルとの評判があり、実際このアプリを様々なビジネスに用いている人も数多くいた。

「転職したての所で申し訳ないが、君には転機予報のヴァージョンア

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第281回、日本T災害対策極秘計画

第281回、日本T災害対策極秘計画

今、政府の人間、いやそれを超越する存在の裏政府の人間が、とある一人の青年をスカウトする為に面談に来ていた。

「君の大学での論文を見させてもらったよ。君は優性思想者だそうだね。
君は世界でも指折りなとても優秀な人なのに、その論文のせいで問題になり何処にも就職を出来なかったそうじゃないか。まあ当然の事だ、今どき優性思想を持つ人間等、普通に考えて危険人物以外の何物でもないのだからな。

いや私は別に、

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第278回、幻の〇ィズニープリンセス

第278回、幻の〇ィズニープリンセス

202X年、米国のとある企業で、革新的なヒロインが生まれようとしていた。

「出来た‥ついに出来たぞ。これはきっと、革新的なヒロインになる」

そのクリエイターは、自分の創作したヒロインに興奮を抑えられなかった。
このヒロインが世に出る事になれば、世界をきっと魅了させる事になる。
若者は、そう確信をして、震えが止まらなかったのだ。

ちょうどそこへ会社の上司が、映画の制作状況の確認をしに来た。

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