見出し画像

交渉のテクニック

世の中には営業経験が抜群で交渉術に長けている人も居れば、自分の想いを伝えるのは苦手で聞き手役に回る方が得意という人も居ます。
でもビジネスマンではなくとも、日常のなかでは沢山の“交渉する場面”に出会います。そして皆さんもきっと経験することが多いでしょう。

今回は交渉を有利に進めるためのテクニックの中から、これは使える!という3つのポイントをお伝えしたいと思います。

1.相手の言い分をよく聞く

交渉において、まず初めにおこなうべきは「相手の言い分をよく聞く」ということ。
ここで大事なのは「相手を否定することなく、まずよく聞くこと」です。よく聞いたうえで、相手の妥協点を探るのです。
相手はこちらが言い分を聞いてあげることで満足した気持ちになってくれるし、何より心を開いてくれる一歩になるからです。

2.相手と自分、双方のメリットを話す

「相手にメリットがある代替案を提示し、その代替案を受け入れることへのメリット」を説きます。
ここで重要なのが、自分にとってのメリットも同じように話すこと
双方が共にメリットがある提案だということを相手に悟らせるのがポイントです。

往々にして人は、自分のメリットを語らずに相手のメリットばかりを語ろうとします。
一見すると相手のためを思った心優しい行動に思えますが、果たしてそうでしょうか?
「楽して手に入るオイシイ話」なんて、詐欺か怪しい話に決まっていますし、メリットを語るだけでは相手からの信用を決して得ることはできません。

3.信頼できる提案こそ、交渉を成功するカギ

じゃあ結果的に信用を得られる提案ってどんな提案なのかというと、
「これがあなたにとって良い提案で、僕にとってもこういうメリットがあります!」
と、こんな感じです。
こういった表現の方がずっと正直ですし、人間として信用できますよね。
自分だけではなく、相手にとっても良い結果になる、お互いにメリットを得られるような提案なら、人は誰でも受け入れやすくなるのです。

他にも「相手を否定しない」や「相手に結論を急かさない」とか、交渉には色々なテクニックがあります。
勿論、ケースバイケースでどれか適しているか、その時の状況によって正解は異なります。
ですが、何よりも大事なのはただ一つ。
それは、交渉をまとめることよりも「相手との信頼関係を築くこと」。

それができれば、どんな交渉でも有利に進めることができるでしょう。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?