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吉野敏明さんの新著「医療という嘘」/4章ビッグファーマに騙されてはいけない/⑥「いただきます」がもたらしていた伝統文化は偉大だった

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■前回のお話

続きものなので全体を通して読むと面白いですよ(^。^)

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「医食同源」「身土不二(しんどふじ)」「一物全色」が失われた日本


「いただきます」と手を合わせてから食する…これは見えないものに感謝を捧げる精神的な行為であり、よく噛んで食べることによって、その感謝の心が体に記憶されていく。この行為は構造医学から見ても理にかなっていることだった。

食べたものをよく咀嚼することで脳を刺激し、エネルギーを産生するミトコンドリアの働きが活性化すると共に、噛めば噛むほどよく唾液が出て殺菌力や免疫力がアップする。さらに顎・舌・顔面に筋の協調運動により血流やホルモン分泌も促進されて健康促進に繋がる。

玄米は栄養がありよく噛んでいるうちに麦芽糖になって味が変わる。白米よりも味わいがあり、それだけで感謝の心が養われやすくなる。

噛み締めることによって得られることが沢山ある。そんな食生活が西洋化によって一変してしまった。

日本では長い間、東洋医学や漢方が普及していたから、「医食同源」や「身土不二」、「一物全色」といった食文化が根付いていた。それが食の西洋化で失われてしまったのだ。


医食同源というのは、食は薬で、自然の食材を摂ることによって予防ができるし、不調があっても食を正すことによって健康を回復できるといったものだ。


身土不二、その土地にできるものを旬に合わせて食べることが健康秘訣で、旬のものにはそれだけ気(生命力)が多く含まれているというわけだ。


一物全色、昔は化学肥料や農薬を使っていなかったから、なんでも丸ごと(皮ごと)食べられることにより、もっとも栄養バランスが取れ、すべて無駄なく感謝していただけた。


吉野さんの家系は代々漢方医だったこともあり、基本的に医食同源が本来の医学・医療だと思い、臨床業務に当たってきた。だが患者さんの中にはロックフェラー医学に洗脳されている人もいて、オーガニックならなんでも安全だと勘違いしている患者も来ている…。


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