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吉野敏明さんの新著「医療という嘘」/4章ビッグファーマに騙されてはいけない/⑤今でも某都内で行われているアメリカによる日本の属国管理

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■前回のお話

続きものなので全体を通して読むと面白いですよ(^。^)

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日本の伝統文化を破壊しようとするアメリカの巨大資本


ロックフェラーの陰謀は医療に限ったことではない。日本が戦後にアメリカの属国のような関係が強くなったのは「日米合同委員会」ができてからだ。

日米合同委員会ができたのは1952年に調印された日米行政協会で設置された協議機関。月2回程度日本のエリート官僚と在日米軍の幹部が都内の米軍施設「南麻布のニュー山王ホテル」と外務省に集まって催されている。

分野ごとに分科会や部会が30以上設置されていて、そこでこれまで日米間の多岐にわたる議題が非公開で競技されてきた。

この日米合同委員会で決定された事項は日本の国会決議や憲法よりも上で、それとは無関係実行されるのだ。


これは実質的なアメリカによる占領政策に延長であり、年次改革要望書によって、日本の官僚や政治家がアメリカ政府の要望に従ってきた構造なのだ。


年次改革計画要望書は、日本の通信、医療関係、医薬品、金融、エネルギー、流通等、法律に至るまでアメリカ側から身勝手な要求なのだが、日本政府はこれに応じる形でこれまで労働者派遣法を改正して人材派遣を自由化し、郵政民営化などを行ってきた。

医療分野でも規制緩和は迫られている。アメリカ企業から日本の医療市場に参入できるように「医療への株式会社参入」「混合診療の解禁」などが要求され、ロックフェラー医学と連携している日本の企業などもこれを後押ししている。

日本の保険行政はアメリカの保険資本と政府の圧力で日本の市場を外資に明け渡した。このままいけばアメリカ型の儲け第一主義の医療へと突き進んでしまう。本来の医学・医療とどんどんかけ離れたものになってしまうのだ。

本当の医学・医療は、未病の段階で手当てをしたり、回復手助けをしたりするものだ。国民の命と健康を守るはずの医療が、今ではただの販売契約上の「商品」として扱われているのだ。


戦後GHQによる日本弱体化政策により、「新嘗祭」(にいなめさい)11/23が勤労感謝の日に変えられた。

新嘗祭(11/23)とは天皇がその年に収穫された初穂を神々にお供えし、五穀豊穣に感謝を捧げ、来年の秋の豊穣を祈念して食するという、宮中で最も重要な祭儀だ。国民皇居に集まり一緒に祝うのがこれまでの伝統だった。


この伝統は五穀を実らせてくれる田畑の神様に感謝する日本の穀物・農業信仰から生まれた。毎回食事をするときに大自然や農家の人たちに感謝して「いただきます」という日本人の習慣もここから生まれた。

これを西洋的な価値観に押し付けによって、労働の儀式に変えたのが「勤労感謝の日」だ。

新嘗祭がGHQによって廃止され、勤労感謝の日が誕生して以来、日本の長い歴史に中で培われてきた食に対する原初的な自然信仰、精神性が徐々に失われていったのである。


日本の伝統文化や精神性を破壊しているのだ。

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