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賢いやつでも、真面目な人間でもなくサーモグラフィーみたいなバカでいたい

熱にうかされる。という言葉がどうも気になるようになった。それは何故か、最近見るところ、学ぶところ、読むところで何故か共通しているようなもの。夢について本を読んでいる。哲学の授業を受けている。もしくは、人間の生そのものについて考えている時か。或いは作品を作る人の言語化できない部分について触れている時とか。

不思議なことがあるのだなと、最近思うようになった切欠でもあるのだが、全く関係の無い様な分野のことの中に、勝手に(無意識的)に共通項みたいなもの、同じように感じられる核である軸みたいなものを見つけている。意識して見つけたのではなく、見つけているという準ー無意識的行動に思えた。「熱に浮かされる」という言葉は、無意識的に感じていたかもしれないものを言語として認識できる的を射た表現だと、この文言を目にした瞬間に感じたもの。

何かやりたいことはありますか? 将来の夢はなんですか。将来はどうするんですか。小さなころから、そんなことばかりを質問されていたような。二分の一成人式という行事では、まさにそのようなことを聞かれたような。結局、夢や将来したいこととして口にしたり、書いたりしたものに向かって、歩みを進めているわけではない。小さなころに口にしたことなど、おそらくその場を速くやりすごす為のものだったのだろう。なんとなく、こういっておけばいいんだろと、感じていたのだろうか。じゃあその裏返しというか、昔とは対比的に、今やりたいことが有ったり、明確に夢があったりするわけではない。敢えて言うなら、世界平和かな(誰にとっての、に関しては分からないけど)。

ワタシはおそらく、自分に対して賢くもなく、真面目でもない。これは、「十五の夜」とか「サイレントマジョリティー」みたいな大人への反抗でも、上手に生きられない人間の話しでも、弱くて可哀そうでしょと宣う輩の言いぐさでも、ルサンチマンかましてるわけでもない。他者にではなく、自分に対して真面目でも賢くもあれないのだ。言語化が難しいが、その「よく分からない」状態がまさに、「熱にうかされている」状態の寸前な気がする。うだるような、とまでは言わないが、なんとなく存在している「熱」を、ワタシはまだ明確に言語化できない。それは、何かをしてみないと分からないものかもしれないけど(ここら辺に関してはメルロポンティの「知覚の現象学」を読んでみるといいかも)。


umm...


「Everyone,Creater」という二つの英単語が妙に印象的な、「Google chrome」の動画を思い出す。2011年に投稿された、まだyoutubeが人気でなかった時代のものだけど、初音ミクの「Tell your World」という曲がBGM(?)として流れているの。まぁともかく、「Tell your World」の曲がジーンを来ることは言を俟たないが、「Everyone,Creater」という言葉が、「熱にうかされている」と、どうしても似ているような気がするのです。「Everyone,Creater」は、直訳すると、「Everyone is (must be)Creater」だとして、「皆が皆、創造者」となるけれど、これはちょっと堅すぎるから、「みんなが、表現者」の方が、分かり易いかな。でもまだ不十分。ワタシが本気で人に伝えたいと思って日本語訳するなら、「Everyone,Creater」は、

「熱に浮かされない人なんて、この世界にはいないだろう。ふと口ずさんだモノを、”表現”に」

が、とてもしっくりくる。

思えば、ワタシのこのnoteの投稿している文章もそうかもしれない。「マツコの知らない世界」を観ていて、頭の後ろ側でモヤモヤしたものが出てきて、それを文章にした後で、自分が何を言いたいのか分かったということがあった。だけど、もっと大きな(或いは小さな)熱、人生における熱の正体は分からない。だけど、その正体が今存在しているのではないのだろう。その熱を表現出来たときに、その正体が完成し、露わになるのだろう。その熱の正体は、それが現れるまで、存在してはいないだろうから。





今日も大学生は惟っている




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