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日本のアートが何故クソなのか?

日本のアートが何故クソなのか?

そもそも、現在では、物品販売で生計を立てるのは非常に困難。

何故なら競合他社がひしめき合っているから。

何したいとかこれやりたいといった希望を持っている。

気に入らない人には売りたくないとか

拘りを追求したいとか。

しかし、売り上げが出せないとそういった拘りなんか言っていられなくなる。

要するに取捨選択しなければならなくなるし、

その人達なりにマーケティングして、お客さんにおもね無ければならない。

しかし、拘りを捨てるというのはある意味、売りを捨てる行為であり

ここで、セグメントが全く違うよ問題に発生する。

客は大きく二分化してしまっている。

マスと呼ばれる、大多数

2%に満たないリッチ

因みにお金の全体のパーセンテージで言うと、リッチとマスは大体同程度の貨幣を持っています。

例えば、アートのマーケトにおいては、この二つの購買者の購買行動と、購買志向は大きく異なります。

マスは当然、可愛いとか、北欧デザインの様なわかりやすい商品、小物を購入します。

又、価格帯も大体1万 - 2万程度がマックスで。余程の事があってやっと5万払うか位です。

リッチの場合は

お金に上下は無く。

基本的に気に入った商品を買います。

そしてかれらが求めている消費は、極めてユニークな商品です。

他人に自慢するときに自慢できる様な格の商品を欲しがります。

北欧家具持ってても、ハイブランド持ってても殆ど自慢にすらなりませんからね。

勿論自慢する、事だけが目的ではありませんし、人々の購買行動や動機は多様です。

但し彼らが極めユニークなものを欲しがっているのは事実です。

この他にも純粋にアーとはが好き、作家のファンが作品を買うという事もあります。

これも少数ですね。

但し日本ではこの作家のファンで作品を購入するって層しか居ません。

この辺はおいおい説明します。

さて、こので上の作家のプライド、拘り、矜持の部分に立ち戻るのですが

若い作家は基本的に夢見がちですし、自分の拘りを強く持っています。

この拘りが強いから作家になったとも言えるのですが。

気に入った人にしか売りたくないだとか、作品をこだわるとかですね。

これが、いざ独り立ちして、商売、要するに作家活動を始めると、売れない問題に直面します。

そうすると当然マスのお客様におもねった作品を作らないと生計が立てないので、

自分のプライドを捨てざる終えせん。

作りたく無くても例えば可愛い路線に寄せたりとか、お客さんの要望に応えて作品を寄せたりだとか

兎に角自分の拘り、プライドを削るような行為をする事で、マスターゲット、要するに世間とのバランスを保つ事で、商品、作品を販売して、生計を立てるわけですね。

所が、こういったマスに寄せた作品なんて面白くとも何ともありません。

要するに、ちょっと工夫した北欧家具とかこだわり家電の分類な訳です。

どこかで見たような、でもちょっとだけ他とは違う。
そんな優越感を楽しめる商品な訳です。

こんなもの、当然圧倒的なユニークな作品なんかではありません。

これではリッチを対象に商品を販売出来ません。

ここがセグメントが二極化している問題なのです。

例えば、厨二病全開の見てて気恥ずかしくなるような、直視出来ないような作品があったとします。

クッキー☆ 動画とかこれに当たるわけですが

後は中学生の子たちの演劇とかですね。

これだと当然、世間、マスには響きませんので、見てて心が気恥ずかし気持ちになる、痛い作品な訳ですから。

当然、そうならないように痛い部分を削ってマシになる様に調整したり、演劇を辞めたりします。

要するに言い方を変えると普通になるって事です。

所が、リッチは、圧倒的なユニークが欲しい層は、こっちの痛い作品の方がいいのです。

なぜなら、気恥ずかしいという気持ちを揺り動かすだけの圧倒的な力があるからです。

だからもっと気恥ずかしい、見てて目を背けたくなるような世界一の厨二な作品であってほしいし、それの方が受けが良いのです。

これがセグメントが二極化している問題の根本的な課題で、

世間に出たり、美大を受験する段階で、彼らが持っている圧倒的な厨二力は埋没します。

要するに受験絵画の勉強を始めると、絵が上手いだけの普通の人になるのです。

これは、マスターゲットにした商売では有利です。

こう言う人がデザイナーになったり、無印の家具とかを作るとマスに超絶に受けるので、とても有力な人材になります。

でも、リッチには全く響かないのです。

リッチが求めているのは、受験絵画の勉強をする前の、傲慢で厨二で、突き抜けて独り善がりな個性を、より昇華した作品が好まれるのです。

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