10分でわかる マーケットインは成功しない
10分でわかる マーケットインは成功しない!?
忙しい人の為の10分でわかる マーケットインは成功しない!?
日本が生んだ認知バイアス
マーケットイン と プロダクトアウト
これは、日本が生んだ造語です。なのでTPO( Time place Occasion)と同じくらいの使わない方がいい
という事を説明します。
まず、
マーケットイン
消費者がより必要とするモノを提供する
プロダクトアウト
上記内容の対義語
って事ですね。
これは、製造業の生産性が上がって、商品やサービスが過剰に市場に流れた時に、商品をただ作っているだけでは売れなくなって来ました。
そこで、マーケットインという発想が生まれ、市場のニーズをちゃんと聞いて、そのニーズに合った商品やサービスを提供しよう
という価値観が定着しました。
所がこの考えや価値観は本当にクソの役にも立ちません。
そもそも、前提条件として、商品やサービスが過剰に市場に流れた状態、いわゆる不確実性が高い状態ですと
マーケットイン だろうが プロダクトアウト 上手くいきません。
なので上記の価値観や考え方を学ぶだけ無駄です。
例えば出版業で既存の製品の売り上げが年々落ちて来たとします。
『よろしい、ならばマーケットインだ。』
と息巻いて顧客に次に欲しい雑誌は何か?(マーケットインして)聞いてそれを作った所で売れません(売れるかもしれません)
正直、適当に雑誌作ってそれを販売するのと同じ位の確率でしか当りません。
そもそも、なぜそんな事が起こるのかと言うと
破壊的イノベーションの著者、ハーバード大学教授のクリステンセンが指摘しています通り
既存の企業が何故良好な経営を維持出来ないのか?
と言う問題に、ありとあらゆる業界の動向を調べた結果、殆どの企業や業態がたった一つの同じ過ちを犯している
それは
顧客の意見に耳を傾ける
と言う行為だと指摘しております。
これは、クリステンセンも指摘している通り
現在のビジネスがうまくいかない時や売り上げが落ちて来た時は
既存のビジネスをやっていればいずれどんどん売り上げや業界での地位や業界のトレンドが停滞する。
事だけが唯一分かっている事である。
と言う事です。
なので、この後どんなに既存のサービスや商品を買ってくれている顧客からニーズを掘り下げようとしたって殆ど徒労に終わります。
何故なら、既存の顧客はすでにそのサービスを利用している顧客であり、彼はすでにあなたの業態や商品、サービスにお金を落としているからです。
なので彼らの新たなニーズを掘り起こそうとしても限界があるのです。
こう言う場合、業態が回復することが極稀に起こるのですが、そのほとんどは、現在の商品やサービスを利用していない顧客の創出に成功してるからです。
なので、マーケットインは成功しないのです。
じゃあどうやって新たな顧客を創造すれはいいのかと言うと
テーマは推進力です。
と言う事で説明します。
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