ぶらうん太郎

関西出身、温泉がある田舎町に住む一児の母。旅とゲストハウスとローカル線と産直とおいしい…

ぶらうん太郎

関西出身、温泉がある田舎町に住む一児の母。旅とゲストハウスとローカル線と産直とおいしい食べ物と文章を書くことが好き。

最近の記事

わくわくゆめごはん

 気が付いたら、ごはんに関わることが好きだった。 食材を買う前、買うとき、献立を考えるとき、作るとき、食べるとき、心には常にわくわくした気持ちがある。もちろん面倒だとか、時間を取られるとか、そういう気持ちもなくはないけれど、総じて私はごはんに関するすべての過程が好きだ。だから、私の人生で、ごはんに関して考えたりそのために動いたりしている時間は、多分とっても長い。  思えば、私の母も食べることが好きで、「私がいろいろ食べたいからいろいろ作ってるんよ。」という至ってシンプルな理屈

    • 「ゲストハウス思い出ノート」~ぼちぼち三十路女子の旅の話と身の上話~

      初めまして。なかなか思い通りに旅ができない日々ですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。 以前お世話になったゲストハウスのFacebookページで、この「ゲストハウス思い出ノート」の企画を拝見すると同時にいろいろな記憶が蘇り、思い切って参加してみることにしました。 これまでの旅の話、そして人生の岐路になった旅人との出会いの話などをつらつらと書かせてもらおうと思います。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 私が旅を始めたのは大学2回生のとき。

      • 一般病棟レポ③

        熱が出てから丸1週間経過した月曜日。前日は久々に熱が上がらなかったものの、再び37℃後半を記録。何だか咳も出てきた。まさか。これは。。 実は熱が出る前に、ICUからいろんな処置をしてくれている研修医の先生にひとつ警告されていたことがあります。 「人工血管のアレルギーで熱が続くと、肺に水が溜まることがあります。そしたらまた水を抜く処置が必要になりますねぇ。」 まさか。まさか。まさか。いやいや水溜まらないでほんまに一生のお願い。ド○ーン嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌。 (肺に水が溜まった場合

        • 一般病棟レポ②

          復帰3日後の日曜日の夜、同室のおばーちゃんがインフルエンザに感染していることがわかり、あっという間に隔離されていきました。 あらら~かかりたくないな~なんて思いつつその日は就寝。 翌朝目覚めると、ん?何か体がだるいよーな、頭が重いよーな。 朝の検温の結果、37.6℃。 ぎゃーーーーヽ(;゜;Д;゜;; )インフルやめてーーーー 朝の回診で、執刀医の先生にも申告しました。 「今朝から熱が…」 「え、何度くらい?」 「37.6℃です。」 「結構やなぁ!やばいやん!インフルエン

        わくわくゆめごはん

          一般病棟レポ①

          ややお久しぶりです。 ちまちましたためてはいたのですが、だいぶ時間が空いてしまいました。ICUから無事一般病棟に復帰してからの出来事をお送りします。また読むのに時間がかかります。すみません笑 ICUでのリハビリは、起き上がって介助を受けながら横の椅子に移動するのみ。歩くことはしませんでした。歩けるかなーと不安を抱きつつ一般病棟に復帰したのですが、その日にベッドから部屋の洗面台(徒歩数歩ですがw)まで歩くことができました。お、歩けるやーん、と思っていたら翌日、担当の看護師さん

          一般病棟レポ①

          ICUレポ④

          ICU 4日目 朝、首の点滴が8種類から4種類に減り、右手首の点滴も外れました。そしていよいよお昼から、待ちに待った食事解禁。主食のみお粥ですが、他は全て通常の食事と同様です。 へーICUの食事ってお茶ついてくるんやーなんてことを思いながら食器の蓋をぱかぱか開けます。よし、これで空腹から解放される!と思い、食事を目にした瞬間… 何なんでしょうね。全然スムーズに口に入らないんです。お腹は空いているのに箸が進まない。頑張って口に入れれば入れるほどすごい体力の消耗を感じて、気が付い

          ICUレポ③

          ICU 3日目 ご飯はまだお預けです(笑)昨日のプリンに引き続き、ゼリーをちびちびと食しています(ハラヘッタ) 朝から、太ももの管と腹部ドレーン1本を抜いてもらいました。 午前中はCT検査を受けるべく、ベッドに横たわったまま数人がかりで検査室へ運ばれました。 へーICUって結構広いんやなー なんてきょろきょろしながら、いつの間にかお馴染み放射線科の待合スペースへ。当然検査の順番待ちをする外来の方も多々いらっしゃいます。ベッドに横たわった患者登場…やはり視線を感じました(笑)

          ICUレポ②

          ICU 2日目 朝になると、前日のような朦朧とした感じはいくぶんなくなり、目の焦点もはっきりと合うようになりました。となると気になるのが、空腹(笑)もはやお腹と背中がくっつきます。 「ゼリーとか、プリンとか、アイスやったら食べてええからね!」外科医特有の威圧感とでかい感じ(雑)とは少し異なる、親しみやすそうな若手研修医の先生の言葉に内心歓喜し、面会のタイミング(ICUの面会は午前、午後の30分ずつのみです。)で母にプリンを買ってきてもらいました。いそいそと食べ始めたものの、

          ICUレポ①

          ここからは、術後のICUでの生活について、覚えている限りではありますがご紹介していきたいと思います。 ICU 1日目 意識が何となくはっきりすると気になるのは、とにもかくにも酸素マスクの影響で口の中と喉がカラッカラなことorzそこへ1つの朗報が舞い込みます。 「良かったねぇ~今先生に聞いたら、11時から口ゆすぎ、13時から氷、15時から水飲むのOKだって~」 この「口ゆすぎ」簡単に言うと、水を含んだ歯ブラシで口の中全体を少し潤してもらうようなものです。 水分摂取1つもこん

          手術完了のご報告

          既に何人かの方にはご報告しましたが、先週1/19(金)、国立循環器病研究センターにて心臓の手術を受けました。術後経過は比較的良好で、6日間の集中治療室(ICU)生活を経て、木曜日から一般病棟に復帰。点滴も減ってきて、だいぶ自由に動けるようになってきています。 11月のカテーテル検査の結果などを踏まえた上で、12月の診察へ。初対面となった心臓外科のいかつい先生の第一声は「これは手術せなあかんなぁ。」でした。以前から言われている大動脈の弁を交換し、傷んでいる大動脈そのものを一部

          手術完了のご報告