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兎がほざく

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ショート•エッセイ、140字以内。毎日投稿、どこまで続く?
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#世界

兎がほざく1239

兎がほざく1239

自分にとってよくわからない不可解なものをそのまま言葉で書き取るという書き方もありだと思います。

わかっていることをほかの人に知らせようとする書き方とは別の書き方です。

なんでぼくはこういう人生になったのか不可解です。

なんでこの世界はこうなのかも不可解です。

兎がほざく1201

兎がほざく1201

身体で読むという意味の身読という言葉があります。

世界は心の中のものという唯心論。
世界はすべて言葉という唯言論。
それらにならえば身読は唯身論でしょう。

身体は自分の一生の時間の場でありしぬまで止まらない動きです。
声も唇の動きも。

働きかつ語り続けます。

兎がほざく1151

兎がほざく1151

創作とは世界の語ることを聞き取ってそれを表すことだと先日書きました。

世界が語る場所は誰もいない静かなところとは限りません。

日々の暮らしにおいても、多数の観客を前にしても、人と対話していても、雑踏でも、聞き取れるものがあります。

もちろん自然の中でもです。

兎がほざく1113

兎がほざく1113

ぼくらの認識の前の世界はぼくらの認識のうえでは白紙です。

そこに意味を読み込んでいろいろな物事が認識の上に登場します。

白紙の世界を空とか無とか呼ぶと虚しい感じのイメージです。

ビッシリ、ギッシリというイメージの方がぼくは好きです。

白紙の世界は充満しています。