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MARCH大学生による全総合商社通過のES大公開🔥ー2024年度三菱商事編ー


1.商社とは

商社とは、多様な商品やサービスを取引し、国際的なビジネスネットワークを活用して供給と需要を結びつける企業です。
商社はさまざまな業種や産業において活動し、商品の仕入れから販売、輸出入手続き、物流の調整など、取引プロセスの様々な段階で関与します。商社の主な役割は以下のようなものです。

1.商品の取引: 商社は世界中の供給者から商品を仕入れ、需要のある市場に供給する役割を果たします。国際的なネットワークを活用して、最適な商品を選定し、価格交渉や契約の手続きを行います。
2.市場調査とニーズの把握: 商社は異なる地域の市場における需要動向やトレンドを把握し、顧客のニーズに合った商品を提案します。市場調査と競合分析を通じて、戦略的な取引先と提携します。
3.リスク管理: 国際取引には通貨変動や貿易リスクなどの要因が含まれます。商社はこれらのリスクを評価し、適切な対策を講じることで、取引の安定性を確保します。
4.輸送と物流の調整: 商品の輸送や物流手配も商社の重要な役割です。適切な輸送手段の選定や輸送ルートの計画、必要な手続きや許認可の取得などを行い、商品がスムーズに目的地に届くよう調整します。

商社の仕事は、異なる国や業種間での商品取引や国際ビジネス支援を行うことが主な役割です。そのため、以下のような観点が求められます。

1.国際的な洞察力: 商社は異なる国々の市場や文化、ビジネス環境を理解する必要があります。国際的な洞察力を持ち、異なる国でのビジネスニーズや取引の特徴を把握することが求められます。
2.商品知識と市場分析: 商社は取引する商品に関する知識を持ち、市場の需要やトレンドを分析する能力が必要です。商品の特性や市場動向を正確に把握し、適切な取引戦略を策定することが重要です。
3.リスクマネジメント: 国際取引には通貨変動や貿易リスクなどの要因が含まれます。商社はリスクを評価し、適切な対策を講じることで、取引の安定性を確保する必要があります。
4.交渉力と調整能力: 商社は取引相手と価格交渉や契約条件の調整を行います。交渉力を発揮し、双方にとって利益を最大化する取引を実現するスキルが求められます。
5.顧客との関係構築: 商社は顧客との信頼関係を築き、ニーズや要望を把握するためのコミュニケーション能力が求められます。顧客との円滑なコミュニケーションを通じて、最適な商品や取引を提供します。


2.総合商社の立ち位置


総合商社(トレーディングカンパニー)は、多岐にわたる商品や業種に関する国際取引を行います

2.1 総合商社の業務領域

総合商社は、異なる業種や国々との商品取引を通じて、供給者と需要者をつなぐ役割を果たすだけでなく、市場調査や情報提供など、幅広い業務を担当します。

また、次に紹介する「専門商社」が特定の分野に特化した取引を行うのに対して、総合商社は広範な分野での取引を行います。
具体的には、食品、化学製品、エネルギー、金属、機械、情報技術など、さまざまな商品や産業に関連した取引を展開します。この幅広い業務領域において、総合商社は市場の需要と供給のバランスを取りながら、国際ビジネスを支援しています。


2.2 専門商社との違い

専門商社は、特定の業種や商品に特化した取引を行う企業です。彼らはその分野において深い専門知識を持ち、商品の取引や供給を専門的にサポートします。例えば、食品、化学製品、機械などの特定の分野に特化し、その分野の市場動向や商品特性に詳しいです。

一方で、総合商社は多岐にわたる業種や商品を取り扱う企業です。彼らは異なる分野の商品取引を幅広く展開し、市場全体のバランスを取る役割を果たします。食品からエネルギー、情報技術まで多くの分野で取引を行い、異なる業種間でのシナジーを生み出します。

専門商社は特定の専門分野で深い専門知識を提供する一方で、総合商社は広範な分野で取引を展開し、市場全体の需要と供給を調整します。専門性と幅広さという観点から、これらの商社の違いが浮き彫りになります。


2.3 案件の規模が大きい

総合商社の取引先は主に大企業であり、そのため取引の規模も大きくなることが一般的です。数十億円から数百億円に及ぶ取引や、数千人規模の取引先との関係が形成されることもあります。
例えば、エネルギー資源の取引から始まり、供給チェーンの最適化、国際輸送の調整、貿易リスクの管理、そして商品の最終消費者までの流通を一貫して支援するケースが見受けられます。

そのため、1つの取引に関して多くの資金やリソースが必要となり、大規模なプロジェクトが実施されることが多いです。総合商社は大企業との長期的な取引を通じて、多角的なビジネスを展開し、市場全体のバランスを取る重要な役割を果たしています。


2.4 年収やワークライフバランス

総合商社の年収やワークライフバランスを一言で表すならば、「高収入·忙しい時期と比較的余裕のある時期が交互に訪れる」です。

総合商社の取引は多岐にわたり、プロジェクトや取引の進行状況によって忙しい時期と比較的落ち着いた時期が交互に訪れます。
取引が活発な時期には、長時間の労働が求められることがありますが、その一方で取引が落ち着いた時期には比較的余裕があり、ワークライフバランスを確保しやすくなります。

年収に関しては、商社の安定したビジネスモデルや広範な取引により、比較的高収入かつ安定した収入を得ることができることが特徴です。


3.会社説明「三菱商事とは」

三菱商事は、日本を代表する総合商社であり、幅広い業種における国際取引を展開しています。1950年に創業し、その歴史は日本の商社業界でも長く、多岐にわたる取引を通じて国際ビジネスを支えてきました。

三菱商事の強みは、三菱グループを基盤とした総合力です。充実した資金力があり、事業提携や企業買収などの多様なビジネス機会にアプローチできます。
バランスの取れた事業経営を実践しており、特に天然ガスや資源分野でのリーダーシップが際立ちます。金属資源も強みとしています。

現在、経済回復局面において事業環境が改善しており、自動車関連事業や鮭鱒養殖事業などで収益機会を拡大し、安定した利益を実現しています。


4.通過ES回答と再現性のあるTips大公開💡


総合商社の採用大学ランキングでは、東京一工や旧帝、早慶が上位を占める中、MARCH以下の大学の採用ランキングは下位であり、毎年の採用人数は2-3人程度にとどまります。

そもそも学歴フィルターがある中で、ESを通過させることが最初の難関なのです。
そこで、本noteでは、ES設問を分析し、聞かれているポイント(+αの評価ポイント)に加え、設問ごとに記載すべき要素をまとめました。
これらの再現性のあるTipsをもとにES設問へのアンサーを書き、MARCH、日東駒専レベルの大学から総合商社への内定獲得に繋げていただければ幸いです。

Q1.【これまでに挙げた実績や経験を教えてください。大学時代に限らず記載いただいて構いません。
また、学業、部活動、サークル、趣味、ボランティア、インターンなど何でも結構です。
(最大4項目&各項目50文字以下)

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