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外資系本社の荒波に揉まれるの巻〜私の頭はお花畑だった編〜
穴があったら、
埋まってそのまま地球の裏側のブラジルまで突き抜けてゆきたい
今の気持ちである。
そんな本日は、
外資系本社のリアルな人事セレクションプロセスに興味がある方、外資系本社の荒波とはどんな感じか知りたい方、ブラジルまで突き抜けたくなるような感情とは何か気になる方に向けて
私の頭はお花畑で、世間知らずのベイビーであったというお話を綴ります。
と言いつつ、ただざわつく気持ちを書き留めたくて仕方がないだけです。(謝
コトの発端
先日こんな記事を書いた。
上司クビ、同僚転職により、以下のように代打でInterview panel(面接官メンバーのうち1人)に入ることになった、と言う話だったのだが、
一連の面接が終わって少しした後、
実はベルギー人上司をクビにした張本人の
big bossに呼び出された。
完全にクビフラグ。
ジ・エンド。
さようなら、えぶりばでぃー。
と思いながら電話に出ると、
「usagitail、あなたの採用活動での働きは素晴らしかった。そして、周りから聞くあなたの評判はとても良い。ベルギー人上司のポジションなんてどう?」
と。
ここで脳裏をよぎるのは、先程の記事へのあるnoterさんのコメント。
ベルギー人の後任候補にusagitailの名前が挙がっていて、今回の採用面接官への起用は、パネルの代打と称して、じつはusagitailに対するアセスメントも兼ねていてのでは?考えすぎでしょうか。
(いつもするどい記事とコメントをしていただく、グローバルワーカーの先輩世界の普通からさんのコメントより引用)
ほんとうにそうでした。
ヘラヘラはじめての面接官〜とか言って記事書いて喜んでた私。(震
驚きつつも、初めてそんなオファーをいただいて純粋にすごく嬉しかった。
お花畑ガールと外資系グレード制度の現実
が、その次に思ったのは、
ベルギー人上司がクビになった時、
部下たちで涙涙したこととずっと一緒に苦楽を共にしてきた同僚のイギリス人のこと。
仮にチャイとしよう。
同僚チャイの上司になるとか、
気まずくないかい?と。
しかも結構仲良くしていて、彼女はベルギー人上司のクビに対して憤慨していた。
嫌なやつだと思われないだろうかと。
◇
あとは、グレードのこと。
おそらく大体の外資系はそうだと思うのだが、
人事上の紐付きが日本現地法人の私のグレードは本社の人たちにとってはミジンコレベル。
以下はイメージ図だが、まずもって現地法人は本社でいうところの1つのグレードに2つグレードを割り当てられているので、
日本で2回昇進していても、本社的には1回しか昇進していないように見える。
仕事範囲が現地法人はローカルだけなので仕方ないと言えば仕方ない
ちなみに、恥ずかしげもなく公開すると私は8なのだが、今やっている本社の仕事は7の仕事を
【いつか昇進見込み】という立て付けでやらせてもらっている。
openとなったベルギー人上司のポジションというと、なんと2個飛ばしの6なのだ。
正直に一つ目の点は気持ち的に気になると、
そして私8なんだけど、とbig bossに伝えると、
「そこは私がどうにかするから、考えてokだったら、正式な面接プロセスをやらせてもらうわね」
と言われたので、
一週間考えてやると伝えることにした。
そしてその間私はドヤ顔で日本の部長に昇進するかもしれないのにどうしてくれるんじゃい!と、グレードのミスマッチをぶひぶひ文句言ったりなんかして面接の日までを過ごした。
面接
面接官は前にパネルを一緒にやった
big boss、おかめ煎餅、そして図にはないが全然違うところからDirectorが一名。
さすが、マネジメント職というだけあって質問内容は、
・あなたはこのポジションに何をもたらしますか?
・ビジョンはなんですか?
・あなたのパフォーマンス指標は何になると思いますか?
と、ノンマネの時と全然違ったが、
正直big bossお墨付きなのでまぁいけるだろうという気持ち半分、ダメでもいっかという投げやりな気持ち半分で、緊張もせず楽しく談笑をして終わった。
ザワザワ
感触的にはその場でじゃあ明日からお願いねと言われる感じかと思ったのだが、
なかなか連絡がこず、
数日待ってbig bossからの電話。
「とても面接良かったわ」
「でもあなたからは、あっぱーマネジメントとの交渉経験エピソードが見られなかった。
後やっぱりちょっといきなりJUMPすぎるわね。
だから残念ながら落ちました(お祈り」
え…
どゆこと!!!!
そんなことあるの!!なにごと!
お主がやらないかと言ったやんけー!
完全に告白されて次の日に振られた気分。
ただ、確かに、あっぱーマネジメントの交渉経験なんて私の人生1秒1秒1ページ1ページ振り返ってもなさすぎて笑うレベルだったのでぐうの音も出ず。
その後、
「対象のポジションは付けないけど、
こちらもオファーしたし面接も良く出来たので、
あなたのために作った新たなリード職ポジションについてもらって日々の業務管理、グループのもろもろのマネジメントや引き続き採用にも関わってもらって、新しくこのポジションにつく人が他のことに集中できるようにして欲しいの」
と言われ、
あなたにはポテンシャルを感じるので今後もっと上を目指せるようにとおかめ煎餅がメンターを立候補したのよ。と
だから、今後はおかめ&うさぎのコンビで。
とのことで、
なんだか悪い気はしないまま電話は終了した。
まんまと丸め込まれた感はあったが、
やはりbig bossは経験豊富で色々とうまいと思った。
ザワザワザワザワ
こうなると気になるのは誰がポジションにつくのかだが、
日本の部長に伝えたら
おかめ煎餅じゃないのー?そういう仕事は
組織で顔がきくってのも大事だからねぇー
さすがにまだ誰?って感じだろうしある意味守られたんだよ。しょうがないさー。
新しいポジション良かったじゃんー。
と言われた。
そうなのかなーと思ってその日を待っていた。
そして、ある日メールがぴろんと、
「チャイがマネージャー職につき、usagitailがリーダー職になりました」と。
チャイ…お前だったのか。
チャイとの関係性を気にしてbig bossや
メンターさんなどに相談してたのとか、
昇格するかもとわーわーグレードミスマッチに対して日本の部長に文句言ってたのとか、
自過剰で恥ずかしい!!!消えたい!つらっ!
そして、なによりも、
(ごめんなさい腹黒うさぎ登場しますよ)
私よりも優れている点はあるかもしれない、
あるかもしれないのだけれども…
私の中でチャイは「時空を超えてる人認定」をしている人で、
時空を超えている人認定=うさぎのしっぽ的に良い人だが仕事が遅い人、仕事をしない人のことをさす。
(例:二週間前に話し合ったことを突然今発見したかのように言うなど)
決して仕事が出来る人ではなく、まさか候補に挙がっているとは微塵も思っていなかったので、
(というかやる気あんまりない人だと思っていた)
恥ずかしさと共にさっきまで納得していたのに、
納得できなさがモリモリと…もうモリモリと湧いてくるのでした。
【今後多分こうなる(自分でも良くわかってない)の図】
学んだこと・探偵
どういう前後関係で何がどうしてこうなったのか気になって仕方なかったので、
探偵usagitailはガードゆるゆるで公開している
おかめ煎餅のoutlookカレンダーを見たところ、
面接であろう45分プライベート予定が
チャイ、big bossと重なるのが、7月前半。
ちょうど私が面接官をお願いされた時期だった。
そして、私がやらないかと聞かれたのが7月後半。
分からないが、
きっとチャイは初めから応募してたんだと思う。
(もしくは先にbig bossから打診があったか)
涙涙の現場もあったし、部下は応募しないだろうと勝手に思っていたが今思えば
「なぜusagitailは応募してこないのか?」と思われていたのかもしれない。
確かに。私はどこか、昇進とはいつか
誰かに言われてするものと思っていた。
でも、そうじゃなかった。
そして、人々はもっとしたたかだった。
最初から応募していても結果は変わらなかったかもしれないが、
なんか、big bossに言われてうかれて、踊って、
全体的に自分の頭お花畑感や世間知らず感をすごく実感した一件だった。
とはいえ、
厳しいbig bossに(多分)少しは認めてもらって、
チャンスはもらえたと思って頑張ろうと。
悔しさでちょっと心に火がついた私なのでした。
ファイヤー
でもまだ心に傷を負ってます。
どうすればモヤモヤが晴れるのでしょう。。
◇
最後にコメントを引用させていただいた世界の普通からさんの記事、どれもするどく面白く選びがたいのですが、お気に入り記事を貼らせていただきます↓↓
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