情熱とためらいの無限ループ

ちょっとびっくりするようなことがあったので、ドキドキしながら日記を綴ってみる。

私はオタクなので、しかもディープになりがちなオタクなので、好きなものを自分の中でじっくり熟成させた暁には、誰も聞いていなくても「好きだー!」と叫んでしまう。あれとかこれとかね、暑苦しく語っちゃってホントすみません…。

けど、それを本人に直接伝えるのは恥ずかしくて、おもいっきり逡巡してしまうタイプです。ファンレターを出したこともあるけど、本人に読まれるのかと思うと「何で出したんだろう…」と後悔してしまうという…
ただ、出してもほとんどお返事が来ることはないのが救いですけど。お返事をもらったことがあるのは羽生結弦選手くらいかな。本人が作業してるわけでは当然ないでしょうが、だからこの人トップでいられるんだ、となんか納得しちゃったんですよね。

なので、こうしてブログやnoteで「勝手に叫ぶ」くらいが自分にとってはちょうどいいわけです。こんなに素敵な人がいるんだよ、素敵な作品があるんだよ、ってことは伝えたいし知って欲しいけど、それはご本人たちには知られなくてもいいことなわけです。こいつちゃんとわかってねえな、って思われたら、とか考えちゃうともう書けないし←超絶チキン

…でも、恐ろしい時代になっちゃいましたね。寂しい老人の独り語りのごとく空に向かって叫んだはずの言葉が、本人に伝わっちゃうことがあるなんて。ある!なんて!
あわ…あわわわわ…あぱぱぱぱぱ←正気に戻れ←無理

もちろん見られて困るような、否定的なことは書いてないつもりですけど、何せノリがこうなんで、「何このふざけた奴」って思われたら!思われたら!あああああすみませんこんな奴がファンで!こんな奴が!あぱぱぱぱぱ←だから落ち着け

まったく気にしない方も、アンチの意見等を見ないようにそもそもチェックしない方もいらっしゃるでしょうけど、皆さん反応されないだけで、ネット上での評判や声は気にされてるのかな、とよくわかった一件ですね。これまでにもそういうことはありましたけど、大好きな人たちにはからずも届いたっぽい、という経験はたぶん初めてだったので…。


でも、それはすごくわかる気もするんです。私も発信する側ですし、子供の頃から絵を描いたりお話を作ったりしてきた人間なので、反応があること、感想をもらえることがどれだけ嬉しくて、モチベーションアップに繋がるかはめちゃくちゃわかるんです。

ブログを長く続けられる人が少ない理由は、文章作成が苦手とか時間が作れないとか色々でしょうけど、個人的にいちばん大きいだろうと予想するのが「誰も読んでいないから」じゃないかと思うのですよ。
特に初期は本当の本当に読まれない。1日のアクセスが一桁しかないなんて普通。たぶん人間は孤独を感じることに耐えられない。本当にただの日記で良ければ公開の形でブログにする必要はないはず。どこかで自分の想いや意見、知識等を知って欲しい、誰かと語り合いたいという欲求があるから表に出す。でも誰も読んでいないと、その欲求は満たされず寂しい思いをするばかり。それでも表現することが好きかどうかが、続けていける人と続けられない人の差かもしれません。

趣味のブログに限らず、文章や漫画等を生業にしている方からもそういった声は聞きます。反応がなければどう受け止められているのかわからない。書いて欲しいという一言が、次の作品を生み出す力に繋がる、といった声を。
直接顧客とコミュニケーションが取れる職業の人には想像しにくいかもしれませんが、自分の手を遠く離れて、不特定多数へサービスや作品を届ける仕事の場合は、反応が返ってくるのを待つしかないのです。

こうして考えると、好きだと思った人やいいと思った作品には、どんどんファンレターなり感想なり送った方がいいのかもしれませんね。あまりにも人気がある人や忙しい職業の人、あまりいないとは思いたいですがファンを財布としか思ってない人(汗)等はいちいち読んではいないかもしれませんが、そうでなければ目を通してくれているのでは、と感じることも確かにありました。どんなに雲の上の人に思えても、皆さんひとりの人間。迷いもするし不安にもなるし、誰かの励ましに支えられることもあるでしょうから。

そして、固有名詞を入れる場合は、内容に気を付けないと「本人に届く可能性がある」と常に頭に入れておかなければならない、と改めて自覚しました。特にツイッター。当たり前のことなんですけど、アンチは論外として、ファンの中にも「そうやって自分を守ってるつもりになられても本人はつらいだけだろうな」と見ていて情けなくなる人々もいます。好きな人の顔のアイコンで、好きな人以外のすべてを悪だと認識して暴れるその姿を、好きな人は苦い思いで見ているかもしれない。本人がエゴサしてるのがハッキリわかってもそれが止められないなんて、きっとこの人近所の人に嫌われてるんだろうな、なんて想像してしまいます。

そんなわけで、いい!と思ったら迷惑にならない程度にどんどん反応してったらいいんじゃないかと思います。それがその人や作品に新しいチャンスをもたらすかもしれない。大好きな人やものがますます活躍してくれたらますます嬉しいじゃないですか。
どうしても熟考型なので、なかなか応援してます、と言えないんですけど、「あの時一言、頑張ってくださいと伝えれば良かった」って後悔したあれとかこれとかを思い出して、何とか頑張ってみようと思ってます。そんな感じです。

あああ!でも!やっぱりこんな奴がファンなんて知られたくない!けど大好きだし!ああああ!でも←無限ループ


--------------------------------------------------
はてなブログも毎日更新中(ほぼフィギュアスケートのブログ)→「うさぎパイナップル

気に入っていただけたなら、それだけで嬉しいです!