理想と現実、私の本音④
1.セリフ
「忘れるな、イメージするものは常に最強の自分だ。外敵など要らぬ。お前にとって戦う相手とは、自身のイメージに他ならない。」
これは、某有名ゲームにおいて語られたセリフの一つである。
理想と現実は、そのゲームにおける一つのテーマであったが、これは多くの人間にとっても一つのテーマになり得るのだろう。
理想と現実のギャップに悩む人間は多い。
noteを見ても、関係する記事は散見される。
大抵の場合は高すぎる理想とそれに見合わない現実の落差にストレスを感じるようである。
そういう人々にこそ、上のセリフは必要なのだろう。
前置きはここまでにして、今回の本音を語ろう。
2.本音
私にとっての理想の自分とは、今現在の現実の自分だ。
過去の可能性が収束した結果が今の自分であり、今の自分を超える自分などという可能性は微塵も残っていない。
そして、他者に理想などというものを見るほど酔狂でもない。
見る人によっては、私が今まで数え切れない回数の失敗を重ねてきたように見えるかも知れない。
しかし、それぞれの選択はおそらく間違いではない。
私が経てきた経験の全てが今の私を形作っている。
途中で、レールに沿って歩いてみたり、何かを得ようとして得られなかったり、他人の車に衝突したり、崖から転落してみたり、一度死んだりしたかも知れないが、一つも後悔はない。
多くを失ったとしても、実に味のある人生だったと思う。
今以上の自分も、今以下の自分も考えられない。
そういう意味で、確かに今の自分は最高の自分なのだ。
私は自分の人生について足るを知っている。
そして、人間の数だけ人生があり、同じ人生を歩むことはあり得ないが、私の人生も他の多くの人の人生もあまり違いはないのだろうということだ。
そこで、異なっているものがあるとすれば、それは物の見方だろう。
認識の違いとも言える。
人の数だけ価値観があり、人生観もある。
理想と現実にどう向き合うかも人の個性のあり方なのだろう。
人の精神のあり方はどこまでも自由だ。
今日の自分が最高の自分だとして、明日には私はまた一歩先に進む。
最高の自分は日々更新される。
明日の私はどうなっているだろうか。
考えただけでワクワクが止まらない。
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