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仕事を続けるために2 大事なことは何か

私の職場は食堂だ。毎日多くのお客さんが来店し、食事をしていただいている。

今、心がけていることは、仕事に対するやり方や、私の固定観念を変えることだ。

今まで経験した仕事は、2つとも自滅して辞めることになった。

困ったこと、理不尽事件、職場での孤立無援、お客様の難癖じみたクレーム、先輩格の方からのお叱り、納期に間に合う、間に合わない。。。

だから、早く、速く、正確に、無駄なく、1回注意をうけたら完璧になおす。指示待ち人間にならない。

が一番大事だと思っていた。

もちろん、これらは当然大事。

だけど、食堂において(私の職場の雰囲気がそうなだけかもしれないが)一番大事なのは、仕事を速く、急いでやることではなくて、従業員みんなが怪我なく仕事をすることであり、お客さんに美味しくご飯を食べてもらうことだ。

お客さんに美味しくご飯を食べてもらう、ということは、厨房内だけでなく、ホールのテーブルやアクリル板の清潔さも含む。アクリル板は70枚近くあるから、せっせと頑張って拭かないと終わらないので、頑張るのだけど、綺麗にならなきゃ意味がない。

それから、盛り付けの業務も急いでやることは、ベターではない。美味しく見えること、食べたいなと思ってもらえることが一番大事。それは速さもある程度必要だとしても、綺麗さの方が大事。ゆっくりでもいいから、綺麗に盛りつける。

千切りキャベツの盛り付けは、急げは急ぐほど、周りにキャベツが散らかってしまう。「キャベツの乱れは、心の乱れ」なんて、名言を思いついたりするくらい。

提供の時間も、お客さんがずらりとカウンターに並んでしまうと、私はものすごく焦っていた。早く提供しなきゃ。待たせてはいけない、と。

提供業務は、料理をお出しするのと同時に、カウンターに出ている味噌汁、小鉢の数の管理や、メニューによってはドレッシング、ソースの補充もしなければならない。お客さんにセルフでしてもらっているお味噌汁も、お客さんが味噌汁のお椀をひっくり返すこともあり、その時は表に出てフォローに行くし、そうでなくても、周りが味噌汁のハネで汚れるので、拭き掃除を定期的にする。

てんてこまい。

だからといって、焦ってはならない。

わちゃわちゃ、わー!!

とやると、ソースやタレをこぼすし、皿も汚れるし、なにより料理を受け取ったお客さんは、大抵次にご飯を盛り付けに行く流れになっているため、ご飯のジャー前で渋滞が起きてしまう。

あせらず、あわてず、ゆっくり、どうぞ!

できるようにやる、あわてずやる、お客さんの流れを見て、提供の業務をする。もしできなければ、先輩や所長に応援をお願いする。

第一は、お客さんに美味しくご飯を食べてもらうこと。

今までの仕事では、速くやる、素早く動く、チャキチャキ動くが大事で、お客さんを待たせることは悪いことという考えが私の基本だった。納期(時間)に間に合うようにとかも、そのひとつ。

でも1年半食堂で仕事をしていて、それは間違ってるなと思うようになった。私の固定観念、染み付いた考え方を改めなきゃなと心がけている。

あせらず、あわてず、着実に、綺麗には簡単じゃない。

元々焦りがちで、あわてんぼうぎみの私には特に。

美味しく食べていただくこと、また来たいと思ってもらえることを大事に、仕事をする。

焦ってパニックになることは、かえって失敗のもと。

1人でできなければ、ヘルプをお願いして仕事をする。

焦らず、仏の心のようなやり方で仕事をするなんて、まだまだ遠いような気もするけど、できることも増えてきた。また一歩! と思って今日も仕事をしようと思う。

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