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何か適当なスコッチかバーボンを

2024/2/21〜2024/2/23

今回、滞在中の宿はマンションの一室だ。
キッチンとダイニングがあり、その他に4人部屋と8人部屋としてベッドが設置されている。
しかし昨夜こそ他にゲストがいたものの、今日は私以外に居らず、貸切状態だ。

一泊12€(約2,000円)で使い放題

その居心地の良さもあって、この日は外に出ることなく1日中ダラダラと過ごした。





いや、正直に言おう



私は今





ちょっと飽きてきている





もうそろそろ旅も12ヶ月目に入ろうという中、最近は何を見ても感動が薄い。

初期の頃の様な、目に映る全ての情景。
それだけではない。
バイクや車の異常なクラクション、焼けつく様な陽射し。
毎日飲んでいた激安で新鮮なマンゴージュースの味、パクチーの匂いなど…。

良くも悪くも、常に刺激的だったのだが…。


北マケドニア、スコピエが魅力の無い所だとは思わない。
これが仮に1ヵ国目ならば、それは相当な衝撃だったのかもしれない。

しかし、旅を続けて一年近く。
最早それ自体が日常であり、今後も同じ事を繰り返していては、沸き立つような感情の昂りを得る事は難しいのかもしれない。


そろそろ

何か工夫が必要な時期にきているようだ



とりあえず、いつもの散歩



ミレニアム クロスという
郊外の山の上に立つ大きな十字架を見に行く

ここでトルコ人の若い女性と知り合った
同じバスを待っていた事がきっかけだ
車窓から
バスは山の中腹へと上る
文字は読めないが
到着

ここからケーブルカーで山頂へ
しかし
何故かケーブルカーは運行せず

この日は木曜日
運休は月曜日と情報があったのだが…
なのでバスで会ったトルコ人女性と共に
自力で山頂を目指すが…
遠過ぎるという話になり
あっさり引き返す

帰りのバスも一緒だったが
彼女は私の一つ手前のバス停で下車して去った



街に降りた私は
一昨日も来た街の中心部を再び歩く
スコピエは至る所に石像がある



マザー・テレサ記念博物館

ここも2度目だが入場無料と知り
今回は中へ


ここも2度目



徐々に日が暮れて、街灯が点き始めた

せっかくなので夜景を見ようと
近くのスーパーで食材を買いつつ時間を潰す



時刻18:00





たぶん

それも含めて旅なんですよ!笑




旅仲間からのメッセージ



次に私が行く国について相談していたところ、不意に送られてきたその言葉にハッとさせられ、そして安心した。

『そうだよな、これも含めてだよな』

彼は今ボリビアにいて、旅は終盤に差し掛かっている。
一年間の世界一周を終えて帰国した暁には、卵かけご飯を食べたいのだそうだ。



私は帰国が見えた時に
何処で何を思うだろうか

とりあえず
何か適当なスコッチかバーボンを
ロックで飲みたい
そんな事を考える気がする


意外と感慨深くはならないとも思うが

まだわからない


北マケドニア5日目の夜

見えない帰国の日を想像しながら
激安のワインボトルを空けた



そして今

もう一本買いに行こうかと悩んでいる


2023年3月から世界中を旅して周り、その時の出来事や感じた事を極力リアルタイムで綴っています。 なので今後どうなるかは私にもわかりません。 その様子を楽しんで頂けましたら幸いです。 サポートは旅の活動費にありがたく使用させて頂きます。 もし良ければ、宜しくお願いいたします。