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東大進振り反省記

皆さんこんにちは!

自分の進振り(理一から工学部の某学科)から4年経っての反省を記します。これから進振りを控えている後輩の方の参考になれば嬉しいです。

進振りから4年経っての反省

自分の進路にいまのところ大きく後悔はしていないのですが,後輩に伝えたい4つの反省点があります.

  1. 点数と流行りやかっこよさで決めないこと

  2. 経済や法などの「理一なのに?」のような進路も十分検討すること

  3. 進振りで他大医学部に行くのは全然手遅れではないと知ること

  4. 学部での留学を考えること


  1. 点数と流行りやかっこよさで決めないこと
    東大には,「流行ってはいないけど,伝統があって教育や就職の機会に恵まれた学科」がたくさんあります.
    たとえば,建築学科は流行っていないけど,日本のトップの建築家たちを排出していて権威もありますし,教育機会も対外的な交流も充実しています.また,理学部は伝統があり,しっかりした教育環境が整っていると感じています.理学部数学科,情報科学科,物理学科,化学科などは興味があるなら人気がなくとも第一に検討すべきです.情報科学科は特に人気ですが,学生の交流が盛んで教え合いや起業などもありすばらしいと思います.
    数学に興味があるのに,「数学が小さい頃から強い人しか無理だ」と思っている人にはぜひ考え直して数学科へ進んでほしいです(個人的な感想)なぜなら,大学教育は偉大で,ちゃんと後期の2年で数学を教員から真剣なフィードバックを受けて素直にやれば,自学自習では辿り着けない高みに至ることができるからです.また,「駒場にい続けるのはいやだ」と思っている人へ.たしかに本郷の方がガキが少なくて,建物もおしゃれで,飲食店も豊富で,大手町へインターンに行きやすいけど,数学を一番深く丁寧に学べるのは数学科です.駒場,池の上,下北,三茶,渋谷あたりで4年過ごすのもいい経験だと思います.(ぜひ街の人と交流できるバイトやボランティアをしてみてください)あと,数学科が一番アメリカへ留学しやすいらしいです(要確認)

    あとは,「情報系じゃないとソフトウェアエンジニアになれない」と思わないでください.結局は,学部1,2,3年からエンジニアの長期インターンで鍛えないと情報系にいってもいいところにはいけないし,インターンしたら非情報系でもソフトウェアエンジニアにちゃんとなれます.

  2. 経済や法などの「理一なのに?」のような進路も検討すること
    やりたいことや就職(これは今後の40年を決める)を見据えて,理系でない領域に進むのにいい機会だと思います(そのために進振りがある)
    弁護士はAIに置き換わりません(責任をとる&決断をすることはAIにはできません.推論しかできないので).
    進路変更にはまだ遅くないし,実は早いほうです.大学院で専攻を変えたり,就活時や転職で分野を変える人もかなりいます.

  3. 進振りで他大医学部に行くのは全然手遅れではないと知ること
    医学部進学があたまにチラついた人でも,「せっかく東大に入ったのに東大卒になれないし,医学部に入った同級生よりも遅れて入ることになるじゃん…」と思うかもしれません.でも,東大に努力して入った経験やサークルや勉学で揉まれた経験,東大生との交流やその他の経験はその遅れに値します.そして,東大卒の肩書は人生の進路を犠牲にしてまで手にいれるものではありません.
    これほど適した進路変更の機会は今後ほとんどありません(かなしいことに)
    人生は一度なので,やりたいことをやってください.
    もちろん医学部にかぎらず,海外大の正規学生になることや,服飾・デザインの学校に行くことなども含みます.

  4. 学部2年での留学を考えること
    そのままです.早めに動くのが吉です.

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